【ワンピース】四皇の中で最強は誰？歴代メンバーを紹介

『ワンピース』に登場する「四皇」という存在。「四皇」とは一体、何者なのでしょうか。先ずは『ワンピース』にとって欠かせない存在「四皇」についての説明と併せて、『ワンピース』の概要とあらすじを紹介します。

『ワンピース』に登場する「四皇」とは、偉大なる航路（グランドライン）後半の海「新世界」に皇帝のように君臨する4人の大海賊の総称です。多くの船団に強力な傘下を従え、大規模な縄張りを有しており、四皇の戦闘規模はもはや戦争だと言われています。新世界を支配する四皇の影響力は凄まじく、海軍本部や王下七武海と並び海賊達の行く手を阻む「三大勢力」と呼ばれ、このパワーバランスが崩れればたちまち世界は混沌と化すと囁かれています。

『ワンピース』とは尾田栄一郎先生による作品で、1997年から「週刊少年ジャンプ」にて連載されている少年漫画です。国内累計部数は日本の漫画では最高の4億部を突破する人気作品で、その人気は世界にも広がっています。1999年よりアニメ化もされ、劇場版も多く放映されるなど老若男女から愛されている作品です。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィ。親しくなった海賊、赤髪のシャンクスに憧れ、自分も海賊になることを決意しました。ある日、悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べ、全身がゴムのように伸びるゴム人間になってしまったルフィは、海賊王になると宣言し単身大海原へ出航します。その先で出会う大切な仲間達と共に数多の大冒険をしていく物語です。

『ワンピース』に登場する海賊の頂点に君臨する「四皇」。この四皇の中で最強キャラは一体誰になるのでしょうか。ここでは、過去と現在での「四皇」から5人のキャラを選んで考察し、ランキング形式で紹介します。

「四皇」キャラ強さランキング5位は、シャーロット・リンリンです。ビッグ・マム海賊団船長で自他の魂を操る「ソルソルの実」の能力者でもあり、物や植物などに生命を宿し戦わせることも可能です。身長9mもある巨体から繰り出される攻撃は人や物など簡単に吹き飛んでしまう威力があり、それゆえに防御力もかなり高くダメージを与えるには難しい相手となります。しかし、ビッグ・マムは個人より海賊団としての強さがあると考えられるため、この結果となりました。

「四皇」キャラ強さランキング4位は、マーシャル・D・ティーチです。黒ひげ海賊団の提督であり、悪魔の実史上最も凶悪と言われる「ヤミヤミの実」の能力者です。闇の引力で悪魔の実を無効化することが可能で、その力で白ひげの悪魔の実「グラグラの実」の能力を奪い、過去に類を見ない2つの悪魔の実の能力者となりました。しかし、四皇ならば誰しも扱える3つの覇気のうち、覇王色を持っているかについては明らかではないため、この結果となりました。

「四皇」キャラ強さランキング3位は、赤髪のシャンクスです。赤髪海賊団の大頭で、四皇の中で最も強さについて謎が多いキャラでもあります。「悪魔の実」の能力者かどうかも定かではありませんが、もしも能力者だとすれば強さも未知数です。そして、四皇の中でも小柄なシャンクスが四皇にまで上り詰めたのは「覇気」の強さが関係していると考えられます。覇気の強さなら四皇一の可能性もあるので、この結果となりました。

「四皇」キャラ強さランキング2位は、百獣のカイドウです。百獣海賊団の総督で、悪魔の実「ウオウオの実」の能力者でもあります。「この世における最強生物」と呼ばれているカイドウは、過去数えきれない程の拷問や処刑を受けても死なない不死身の身体をしており、その原因は明らかにされていません。カイドウの能力は動物系幻獣種モデル青龍で、変化したカイドウから繰り出される技は凄まじい破壊力です。以上のことからこの結果になりました。

「四皇」キャラ強さランキング1位は、エドワード・ニューゲートです。白ひげ海賊団の船長であり、海賊王ゴールド・ロジャーのライバルでもありました。悪魔の実「グラグラの実」の能力者で、ありとあらゆるものを揺り動かすことの出来る「振動人間」です。それに加え、大気に触れることも可能で空間を殴り付けると大気にヒビが入り衝撃波を撃つことも出来ます。覇気の強さも合わせると四皇最強だと考えこの結果となりました。

ここからは『ワンピース』に登場する絶対的な存在「四皇」の歴代メンバーと、四皇達の懸賞金について紹介します。

「四皇」1人目、赤髪のシャンクスの懸賞金は40億4890万ベリーです。『ワンピース』の作中では四皇に入ったのが6年前となっているので、四皇歴は短いです。しかし、短い期間で高額な懸賞金を掛けられるのはシャンクスの脅威を感じさせます。

「四皇」2人目、百獣のカイドウの懸賞金は46億1110万ベリーです。元王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴでさえ、カイドウに逆らえば破滅すると感じていた程、戦闘力や闇社会の権力の高さがある世界最強生物として恐れられていました。

「四皇」3人目、ビッグ・マムことシャーロット・リンリンの懸賞金は、43億8800万ベリーです。食べたい物が食べられないと禁断症状の「食いわずらい」が起き、見境なく暴れて手が付けられなくなり、島をも破壊してしまう暴君です。残忍さに加え狡猾な所が危険視される要因だと考えられます。

「四皇」4人目、黒ひげことマーシャル・D・ティーチの懸賞金は22億4760万ベリーです。他の四皇達と比べるとかなり低い懸賞金ですが、2つの悪魔の実の能力を持ち、インペルダウンの危険人物や看守長・青のシリュウを仲間に入れるなど、海賊団としての力も底上げしているので今後の懸賞金は更に上がると考えられます。

「四皇」5人目、白ひげことエドワード・ニューゲートの懸賞金は50億4600万ベリーです。四皇の中で最高額の懸賞金を掛けられています。ロジャーの次に最も海賊王に近い男とも言われていたエドワード・ニューゲート。世界政府にとって最も脅威となる存在だったようです。

ここからは『ワンピース』に登場する「四皇」の船の特徴や海賊団について紹介します。

先ずは、四皇達が乗る本船について比較していきます。四皇達の本船はどのような特徴を持っているのでしょうか。

赤髪海賊団の本船は「レッド・フォース号」で数百人規模が乗船できる大きさだと考えられます。10年前に比べてかなり大きくなっています。船首は竜をモチーフとしており、海賊旗は左目に3本の傷があるドクロの後ろに剣が交差したマークになっています。

白ひげ海賊団の本船は「モビー・ディック号」です。船員1600人が乗船でき、船体は鯨がモチーフになっています。海賊旗は三日月型の白ひげが特徴のドクロマークです。

ビッグ・マム海賊団の本船は「クイーン・ママ・シャンテ号」です。見た目はお菓子で出来たような造りになっており、海賊旗はパーマをかけたようなモコモコした髪型に海賊帽を被り、大きな唇が特徴なドクロマークになっています。サニー号の数十倍大きい巨大船です。

百獣海賊団の本船の名前は明らかにされていません。『ワンピース』の作中では部下の海賊船だけが描かれています。海賊旗は大きな2つの角が生えたドクロの後ろに4本の骨が交差したマークになっています。

黒ひげ海賊団の本船は「サーベル・オブ・ジーベック号」です。巨大な丸太船になっており、海賊旗は3つのドクロの後ろに4本の骨が交差したマークになっています。

ここからは「四皇」の海賊団について比較していきます。それぞれの海賊団船員メンバーを紹介しましょう。

大頭であるシャンクスに対して船員達が平気で軽口を叩ける程、自由で陽気な海賊団です。しかし、シャンクスに対する信頼は厚く、いざ戦闘となれば凄まじい迫力で海軍大将とも渡り合える強さを持っています。

白ひげ海賊団は、約1600人の船員で16の部隊で構成されています。船長の白ひげは船員を大切な「家族」として扱い、船員達は白ひげのことを「親父」と呼んでいます。

ビッグ・マム海賊団は自身の家族を中心として構成されています。ちなみに、夫が43人、息子46人、娘が39人もいる大所帯です。

百獣海賊団は500人を超える能力者がおり、戦力数は約2万人にも上る超巨大組織です。総合懸賞金額114億110万ベリーで、現在判明している海賊団の中で最高額となっています。

黒ひげ海賊団は少数精鋭で構成されています。新世界では10人の巨漢船長が存在していると言われていますが、詳細は不明です。悪魔の実の能力者を殺し、能力を奪い取る「能力者狩り」を行っています。

『ワンピース』に登場する驚異的な存在の「四皇」。ここでは、四皇同士の戦いの記録について紹介します。

シャンクスは、白ひげ海賊団の禁忌とされる「仲間殺し」をして逃げた元2番隊隊員の黒ひげを追うエースを止めるよう、白ひげを説得するために部下のロック・スターを使いで送りますが一蹴されます。しかし、シャンクスは諦めず直談判に行き交渉を図りますが決裂。2人は天をも裂く一撃を放ち合うこととなったのです。

シャンクスの左目にある3本の傷。シャンクスの傷は黒ひげによって負わされたもののようです。しかし、詳細は明らかにされていません。

頂上戦争において、白ひげに一騎打ちを挑む黒ひげでしたが太刀打ちできず、その後黒ひげ海賊団の一味による総攻撃で既に瀕死状態だった白ひげを絶命へと追い込みました。

新世界へと進出した黒ひげ海賊団は、次々と白ひげ海賊団の縄張りを制圧していきました。白ひげ海賊団1番隊隊長のマルコは黒ひげと戦うもあえなく惨敗します。

頂上戦争の前日、赤髪海賊団とカイドウの一味が新世界で小競り合いを起こします。どうやら、戦争に乗じて白ひげを討とうと企んでいたカイドウをシャンクスが止めに入ったのではないかと海軍本部が推測していました。

ここからは『ワンピース』に登場する「新四皇」と「過去の四皇」について考察していきます。実はファンの間では「五皇」に変わるかもしれないといった説も浮上しているのです。

2年前、新世界の海を支配していた「四皇」は白ひげ、シャンクス、ビッグ・マム、カイドウでした。先ずは「新四皇」と「過去の四皇」について考察します。

ルフィが今後、四皇入りして「五皇」になるのではないかとファンの間で囁かれています。ビッグ・マム海賊団のカタクリとの戦闘で勝利したルフィは、懸賞金が15億ベリーと高額になりました。このことから、ルフィの存在は海軍や世界政府も「五番目の皇帝が現れた」と注視しているようです。しかし、作中では「五皇」になるといった描写はないため、ルフィが四皇入りして五皇になるかどうかは定かではありません。

ルフィが四皇入りして五皇になるかもしれないと考察されている裏で、バギーの四皇入り説も浮上しています。きっかけは『ワンピース』コミック25巻の表紙です。この表紙が未来の四皇を表しているのではないかと話題になったのです。確かに、シャンクスや黒ひげ、ルフィも一緒に描かれているのでその可能性もゼロではありません。バギー本人も四皇入りを夢見ていますから、大どんでん返しがあるかもしれないと考察されます。

皇帝の様に君臨する「四皇」。過去の四皇は一体誰が名を連ねていたのでしょうか。ここからは、『ワンピース』の過去の四皇について考察していきます。

劇場版ワンピースフィルム『STORONG WORLD』に登場したボスキャラのシキ。シキはシャンクスが四皇になる前の時代に、白ひげやビッグ・マム、カイドウと共に四皇に名を連ねていました。この4人は、全員「ロックス海賊団」の船員だったことが明らかになっています。作者の尾田先生曰く「本編で登場させる予定だった」と語っていることから、シキはかなりの強者だったと考えられます。

大海賊王「ゴールド・ロジャー」も過去の四皇のメンバーだった可能性が考えられます。かつて、ロジャーと白ひげはライバルとしてしのぎを削っていました。時には一緒に酒を酌み交わすなど、ライバルでありながらも親しい間柄だったことが窺えます。このことから、必然とロジャーも四皇として白ひげと肩を並べていたのではないかと考察されます。

ロジャーが処刑された後、新たな四皇に選ばれたのがシャンクスではないかと考えられています。四皇に空きが出来れば新たなメンバーを選ばなければなりません。そこで、名が挙がったのがシャンクスです。しかし、ロジャー処刑時にはまだシャンクスはロジャー海賊団の船員だったので、すぐさま四皇に選ばれるのは難しいでしょう。ですが、赤髪海賊団を結成してすぐに頭角を現したのなら四皇入りしても不思議ではないと思われます。

ここからは『ワンピース』の歴代四皇とルフィの現在の動向について紹介します。週刊少年ジャンプにて連載中の『ワンピース』では、ワノ国編が終盤を迎えており、ルフィやカイドウ、ビッグ・マムとの戦いが決着したようです。その裏で他の四皇達の動きも怪しくなっています。

シャンクスは世界政府の五老星と会談しており「ある海賊について」何やら重要な話をしているようでした。詳細は描かれていないので分かりませんが、五老星がシャンクスのために時間を作ったことを考えると、シャンクスは世界政府と結託し裏で暗躍しているのではないかと考察されています。しかし、カイドウの頂上戦争参加を止めていたことから、世界均衡のために動いているとも考えられるため、シャンクスの真意は謎のままです。

『ワンピース』965話以降、黒ひげは登場していません。しかし「海軍に取られるくらいなら俺が貰う」と息巻いて船を出していることから、明らかに黒ひげは何かを企んで行動していると考えられます。今後、何かを狙ってワノ国に乗り込み、ルフィ達の前に現れる可能性は十分に考えられます。

「ワノ国」の支配者だったカイドウは、ルフィを倒す目的のためにビッグ・マムと手を組みました。四皇の2人が手を組んだとなると、倒すにはかなり難しいのではと思われましたが、新たな力を得たルフィによってカイドウは敗北しています。

憎きルフィを倒すため、ワノ国に乗り込みカイドウと手を組んだビッグ・マム。凄まじい強さとしぶとさでルフィ達を圧倒してきましたが、キッドとローの合わせ技により敗北しました。

「四皇」として長年君臨していた白ひげ。しかし、白ひげは2年前の頂上戦争で死亡しています。そんな白ひげはかつて「光月おでん」と出会い、おでんから懇願されて船に乗せることになります。頂上戦争前での白ひげの詳しい動向や人物像などについては殆ど明らかにされていませんでしたが、ワノ国編で描かれた光月おでんの過去で白ひげが登場したことにより、彼の偉大さを知ることができたのです。

ワノ国にある「鬼ヶ島」でカイドウと長い激闘を繰り広げていたルフィですが、新たな能力が開花し、見事カイドウを撃破し勝利を収めました。

『ワンピース』ワノ国編でカイドウに見事勝利したルフィ、そしてビッグ・マムを倒したキッドとロー。ここからは、四皇やルフィの今後の動きについて考察していきます。

シャンクスの今後は「抑止力」として暗躍すると考えられます。先述したように、世界政府と結託して何か企んでいるのではないかと思われていました。しかし、シャンクスの本当の目的は「ルフィがワンピースに辿り着く」ために動いていると考察されています。

『ワンピース』のラスボスは黒ひげことマーシャル・D・ティーチなのではないかと囁かれています。しかし、頂上戦争で「ヤミヤミの実」の能力を使い、白ひげの「グラグラの実」の能力を奪った黒ひげ。そこからあっという間に強大な海賊となります。黒ひげの仲間達もクセがある強者揃いなことから、今後ルフィ達に立ちはだかる巨大な敵として現れるのは間違いありません。

ワノ国「鬼が島」にてルフィに敗北したカイドウ。ルフィによってマグマ溜まりに沈んだカイドウですが、カイドウは不死身のため死ぬことは考えられません。何故、カイドウが不死身なのかを考えると可能性として挙げられるのが「オペオペの実能力で不老手術を受けた」というものです。そうなればカイドウが不死身なのも頷けます。つまり、ローが解除手術を施せばカイドウは不死身ではなくなり完全勝利を収められることになるのです。

今後、もしかするとビッグ・マムがルフィと結託するのではないかと考察されています。ルフィとビッグ・マムの息子のカタクリは、お互いを認め合うライバルになりました。他には、サンジの作ったウェディングケーキをビッグ・マムがとても気に入っていたりと、何かと麦わら海賊団とは縁があるように感じます。このことから、ビッグ・マムは利害関係の一致で、ルフィと一時的に結託して協力関係に発展するかもしれません。

今後、ルフィは歴史に名を残す「一大事件」を起こすのではないかと考察されています。その「一大事件」として挙げられているのが「天竜人の奴隷解放」です。今まで、ルフィは頂上戦争やインペルダウンの囚人を脱走させるなど、大きな事件を巻き起こしています。天竜人を殴っているルフィなら、天竜人の奴隷を解放する可能性も大いに有り得る話だと考えられます。

『ワンピース』に登場してきた「四皇」についての世間での評判や人気はどうなっているのでしょうか。SNS上での声を調べてみたところ、四皇だけではなく五皇について様々な声が上がっていました。その中の一部を紹介します。

やっぱり四皇はかっこいいと言う声が上がっていました。ビッグ・マムはキッドやローからの攻撃を避けずに全て受け止めているところが皇帝らしいと感じているようです。

ルフィが四皇入りして五皇へ変わるのかもしれないと考えると、今後の展開がとても楽しみだと言う声もありました。カイドウを倒したことにより、一気に皇帝に近付いたルフィが五皇として名を挙げたとしたら面白くなると考えている人も多いようです。

カイドウとビッグ・マムが倒されたことによって四皇の座も大きく変わるのではないかと考えている声も多くありました。四皇から五皇になって新たなキャラが選ばれるのでは、と言う声も上がっています。

『ワンピース』に登場する最強の「四皇」キャラは白ひげことエドワード・ニューゲートだという結果になりました。世が世なら、白ひげは他の歴代四皇キャラの頂点として君臨していたのではないでしょうか。そこにルフィが五皇として誕生していたのなら、白ひげとルフィの激闘が見られたのかもしれません。今後の新四皇の動向と五皇の誕生に注目です。