【ワンピース】緑牛の能力や正体は?モリモリの実の強さも考察
緑牛の能力や正体については謎が多く、全てが明らかにはなっていません。本記事では緑牛の数少ない登場シーンから、モリモリの実の能力や緑牛の人柄について解説していきます。また、アニメで緑牛の声を担当している声優や緑牛のモデルとなっている俳優についても紹介します。
緑牛とは?
緑牛(りょくぎゅう)はアニメや漫画での登場回数が少なく、その正体についてはまだ謎が多いですが、海軍大将に抜擢されるほどの驚異的な強さを持っています。ここでは緑牛の人物像や海軍大将に抜擢された経緯について解説します。
緑牛のプロフィール
緑牛とは海軍大将としての通り名で、本当の名前はアラマキといいます。海軍大将という立場上、ルフィの敵にあたります。初登場は単行本72巻の713話で、「らはは」という笑い方が特徴的で女性好きを匂わせる発言をしているキャラクターです。また、3年間何も食べていないという発言していることから、脅威の生命力を持っていることがわかります。赤犬が元帥を、青雉が海軍を辞めたことで空いた2枠に、世界徴兵によって藤虎と共に海軍大将に抜擢されました。
ワンピースの概要
「ワンピース」は週刊少年ジャンプにて1997年から連載されている作品です。作者は尾田栄一郎となっており、無駄のない展開と綺麗な絵が、読者からの絶大な人気を集めています。コミックス累計発行部数は4億部越えと日本漫画の最高記録を保持しています。1999年からフジテレビ系列にてアニメの放送もされており、劇場版アニメも数多く放映されています。
ワンピースのあらすじ
海賊王に憧れた主人公のモンキー・D・ルフィがイーストブルーのフーシャ村を出て、海を航海する途中で個性あふれる様々な仲間達と出会っていきます。立ちはだかる敵を倒しながら懸賞金を上げ、周囲からは「麦わらの一味」と呼ばれ、ルーキーながらも数多くの海賊達に注目されていきます。
緑牛の能力や正体・強さ
緑牛の悪魔の実の能力は「モリモリの実」
緑牛は自然系悪魔の実である「モリモリの実」の能力者で、自身の体から植物を生やしたり、森を作り出すことができます。作中のセリフで「海」に並ぶ命の生みの親・自然そのものだという表現があることから、その正体は自然系の能力の中でもかなりの強さであることがわかります。
緑牛の悪魔の実の能力や強さを考察
緑牛は最近登場したキャラクターのため、戦闘シーンでの活躍が少なく、まだ完全には実力のほどが計れません。今回は限られた戦闘シーンや緑牛が周囲に及ぼした影響からモリモリの実の能力の正体について考察していきます。
能力や強さ①飛行ができる
1052話にて自身の背中から生えた植物をプロペラのように回転させながら空中を飛行しているシーンが描かれています。ワンピースの世界ではCP9やサンジが使える六式の月歩という技がありますが、悪魔の実の力によって空中を移動できるのは貴重です。
能力や強さ②他人の栄養を吸い取る
1053話では、自身の指先を植物のように伸ばし、相手に突き刺して栄養を吸い取っているシーンが描かれています。このシーンから、モリモリの実は他人の栄養を吸い取る力を持っていることが判明しました。この力によって百獣海賊団の大看板であるキングとクイーンは簡単に倒す活躍を見せています。また、自身が伸ばした蔦からタルに入った水分を補給している描写もあるため、吸い取れる栄養は人の栄養だけに留まらないようです。
能力や強さ③周囲に草や花を生やす
カイドウの影響によって荒野と化していた囚人採掘場の兎丼ですが、1053話では森のように植物が生い茂っている様子が描かれています。これは緑牛が通った影響で、モリモリの実には周囲に草や花を生やすという力が存在するようです。ワノ国の住人には人権がないという言葉から、緑牛がワノ国に対して協力的ではないのがわかりますが、結果的にはワノ国に貢献しています。
緑牛の技一覧
現状、緑牛の戦闘シーンはワノ国編の後半に再登場した時のみとなっており、まだ2つほどしか技を見せていません。しかし、それらの技はワノ国で屈指の実力を誇る赤鞘達を軽く凌駕するほどに強力な効果を発揮しています。ここでは既に登場している2つの技について解説します。
技①禁憎森々
緑牛の1つ目の技は禁憎森々です。この技は地面に埋め込んだ自分の腕を地表から突き出す技となっています。突き出された腕は技名のごとく、筋肉がモリモリな様子が見て取れます。ワンピースでは(特にゾロの技など)ユーモアの溢れる技名が数多く存在しますが、この禁憎森々も読者から大きな反響を呼んでいます。
技②防火林
緑牛が使用する2つ目の技は防火林で、ワノ国で雷ぞうとの戦闘中に使用された技です。緑牛の能力が森や植物を操ることから火に弱いと予想した雷ぞうが火遁を繰り出すも、これを楽々ガードする性能を持っています。防火林は攻撃する際ではなく、敵の攻撃をガードする際に活躍する技となっています。
緑牛のモデルや活躍を考察
緑牛のモデル
ワンピースで登場する海軍大将はそれぞれ日本の名俳優がモデルとなっており、赤犬は菅原文太、黄猿は田中邦衛、青雉は松田優作、藤虎は勝新太郎です。緑牛についても同様に日本の俳優がモデルとなっており、緑牛は「原田芳雄」であると考えられています。理由は原田芳雄が「浪人街」という映画で黄猿のモデルである田中邦衛と藤虎のモデルである勝新太郎と共演を果たしており、当時演じていたのが荒巻源内だったことが挙げられます。
緑牛の正義
海軍大将にはそれぞれが掲げる正義というものが存在します。それぞれ、赤犬「徹底的な正義」、黄猿「どっちつかずの正義」、青雉「だらけきった正義」、藤虎「仁義ある正義」となっています。緑牛については掲げている正義が明記されていないのが現状ですが、赤犬を尊敬するという発言や世界政府に加盟していないワノ国の住人には人権がないという主張から、掲げている正義も過激であると考えられます。
緑牛の活躍をネタバレ
緑牛が実際に登場し、活躍するのはワノ国編の後半からですが、実は世界会議の際においても陰ながら活躍を見せています。ここではそれぞれの登場シーンや後に語られる別のキャラによる証言などを元に、活躍したシーンを紹介します。
緑牛の活躍①世界会議編
緑牛は世界会議(レヴェリー)にて同じ地にいた大将藤虎を追い出すように元帥のサカズキに命令されるも、これを拒否し、藤虎とは対立しない姿勢を見せます。後に藤虎と共に、バーソロミュー・くまを助けにきた革命軍のサボやその仲間達と激突したとありますが、これは92巻925話で黒ひげが証言しています。
緑牛の活躍②ワノ国編
1052話でワノ国の上空に現れ、久しぶりに登場シーンが描かれます。百獣海賊団の残党を始末し、この時に大看板であるキングとクイーンを倒します。幹部ごときにやられていたら、自分の立つ背がないと発言していることから、懸賞金10億越えを楽々倒す実力を持っていることがわかります。その後兎丼を緑化、赤鞘達と戦闘したりと徐々にモリモリの実の能力やその正体が明らかになりますが、ワノ国近海に来ていた赤髪のシャンクスとの衝突を恐れ、ワノ国を立ち去りました。
緑牛の声優
緑牛の声優は「藤原啓治」
緑牛の声優は藤原啓治です。アニメではまだシルエットしか描かれておらず、登場回数も少ないですが、そのダンディーな声から抜群の存在感を示しています。しかし、藤原啓治は病気を理由に2020年にこの世を去ってしまっているため、再登場時の新たな声優が誰になるのか注目です。
藤原啓治のプロフィール
藤原啓治は1964年10月5日生まれで、出生地は東京都、育ちは岩手県となっています。1990年から声優活動を行ない、数多くの有名作品に声優として登場しています。声優活動以外にも俳優や音響監督、日本芸術学校の講師なども務めていましたが、2020年に病気を理由にこの世を去りました。
藤原啓治の主な出演作品
藤原啓治は数多くの人気作品の声優を担当していますが、「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役が最も有名です。他にも、「鋼の錬金術師」のヒューズ役、「はじめの一歩」の木村達也役、「うしおととら」の紫暮役、「進撃の巨人」のハンネス役などを務めています。そのダンディーな声の特徴から、主婦層の人気を多く集めていました。
緑牛に対する世間での評判や人気
緑牛はワノ国の住人に対して人権がないという主張や差別とは安堵という極端な思考が目立ちます。そのため、読者から見れば暴言を吐いている印象が強く、評判があまり良くないという見方もあるようです。
「徹底的な正義」を掲げる赤犬は、頂上戦争にて戦意の失せた海兵を殺そうとしたりと、とても極端な思想が目立ちます。そのため、当時同じく海軍大将だった青雉が、赤犬が元帥になることに大反対しました。普段温厚な青雉が、元帥の座を賭けて対立をしたほどですが、その赤犬を尊敬している海兵というのは珍しい設定でもあります。また、キャラデザについてはワイルドな感じがかっこいいと感じる読者もいるようです。
緑牛がワノ国に及ぼした影響として大きいのは、緑化や百獣海賊団の残党の始末です。カイドウの手によって武器工場が多く建設されていたワノ国では中心地である花の都以外、荒廃した土地が広がっていました。これをカイドウが来る前の状態まで戻すには相当な年月が必要と思われていましたし、百獣海賊団の残党の始末には相当な戦力が必要です。当初はルフィの首を狙っていた緑牛でしたが、結果として、ワノ国に好影響を与えているため、感謝している読者も多いです。
緑牛の能力はモリモリの実だった
緑牛の能力は「モリモリの実」で、海に並ぶ自然そのものという表現からかなり強力な能力であることが読み取れます。ワンピースの物語は最終章に突入し、新たな四皇の出現などで盛り上がっていますが、海軍大将である緑牛との対決が目の離せない展開になることは間違いありません。今後も緑牛とその「モリモリの実」の真の能力に注目していきましょう。
この記事のライター
いつき
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