【ワンピース】ランドルフの正体や強さとは？ビッグマムやミンク族との関係を考察

まずはランドルフという人物についてその概要をプロフィールから見ていきます。また、ランドルフが活躍するワンピースという作品についてもまとめていきます。世界的に人気作品となったワンピースを今一度おさらいしていきましょう。

ランドルフはビッグ・マムが率いる船の戦闘員です。初登場話は単行本83巻の832話。兎の姿をしておりつばの広い帽子と真っ黒のマントが特徴です。ランドルフはいわゆる獣人で兎の見た目でありながら人間のように振る舞います。作中ではシャーロット・ブリュレと行動を共にしておりルフィたちにとって敵側の存在として描かれています。

ビッグ・マムにはホーミーズという組織が傘下についており、そこに所属しているランドルフは鶴騎士とも呼ばれる手練れの戦士です。両方の端に刃がついた槍を持っており戦闘ではそれを巧みに奮います。また、戦闘時に初めてみる技を前にしても一切うろたえない冷静さもあり、鶴騎士と呼ばれる所以を見せています。

ワンピースは尾田栄一郎先生によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。1997年以来から20年以上にかけて連載が続いており単行本も現在までで102巻まで刊行、国内の漫画作品でも長寿の大作として知られています。その人気が留まることを知らないとアニメ化や劇場映画化なども展開されそれら映像化作品も長きに渡って放映が続いています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男ゴールド・ロジャーは、海賊王と呼ばれるほど世界中の海賊たちの注目の的になっていました。その彼が死に際に世界一の秘宝『ワンピース』をどこかに置いたと遺すと世界は大海賊時代を迎えます。麦わら帽子をかぶった少年ルフィもワンピースに憧れた海賊の1人でした。彼は大海原を自由気ままに進みながら魅力的な仲間と共に新世界のその先を目指していきます。

ここからはランドルフの正体や強さについてまとめていきます。ランドルフは姿を見せるまで時間がかかったり、いざ登場した時の姿が兎だったことからしばしばその正体に関する様々な考察が行き交っていました。それらの疑問に答えるようにここで1つずつ解説していきます。

ワンピースのゾウ編にてミンク族のキャロットが登場しています。キャロットは兎の姿をした獣人でランドルフと似たような見た目をしていました。そのためランドルフもミンク族なのではという考察が多く囁かれていましたが、厳密にはそうではありませんでした。その理由はミンク族だけが使える電気の魔法エレクトロをランドルフは使えないからです。

ミンク族でないのなら悪魔の実の能力者ではという考察も出ていました。悪魔の実の能力者の中には姿を変える動物系が存在しており、チョッパーのようにその能力者も作中で複数人登場していました。この考察に関して断定できる内容は描かれていませんが、それまで登場していた動物系の能力者に比べて姿形が整いすぎているという違和感があると言われています。

SMILEとはシーザー・クラウンが生み出した人工的に作られた悪魔の実で、その能力により動物系の効果を発揮しているという考察も出ています。作中でSMILEの能力を持っていたのはカイドウの部下でしたが、シーザーがビッグ・マムと過去に関わりを持っていたこともあり可能性があるのではと言われています。

上述した3つの考察案のどれも違うと語る人の中には誰かが生み出した特異な存在なのではと考える人もいます。悪魔の実も人工的に作っていたりしているため、種族や動物を研究して人間のように生み出した何かがあるのではという可能性もなくはないでしょう。

ランドルフが初めて出てきた時は島の住人を血祭りにあげている瞬間で、誘惑の森でもルフィたちを襲撃して鶴騎士としての実力を発揮しました。その後キャロットとチョッパーと戦うことになるとキャロットの攻撃を受け止め、エレクトロを放たれても軽く受け流してみせました。戦闘民族とも呼ばれるミンク族の攻撃を次々と受け止めた防御力からは人並み外れた戦闘力を持っていることをすぐに証明しました。

ランドルフは非常に戦いに向いた性格をしていると言えます。殺傷を行っても顔色一つ変えず、敵が繰り出してくる大技にも淡々とした面持ちで対処してみせます。この残忍さと冷静さも相まってキャロットたちはランドルフ相手に苦戦を強いられました。

ここからは登場人物との関係や最後を調査したものを解説していきます。ランドルフと関わりが深い人物は誰か、そしてキャロットたちとの戦闘で最期を迎えたのではという噂についてその実態を明らかにしていきます。

ランドルフはホーミーズと呼ばれる組織の一員であり、それを傘下に置いているビッグ・マム海賊団の所属となっています。ホーミーズとはビッグ・マムのソルソルの実の能力によって魂を入れられた動植物たちでビッグ・マムによって人間の自由を手に入れた恩義でルフィたちを捕らえろという命令に従順に従っています。

ビッグ・マム海賊団は四皇ビッグ・マムが船長を務める海賊船で、豪勢な船員の数や自身も含めた強大な戦闘力で一方的な同盟を結んだり政略結婚を子どもにさせたりと圧倒的な支配力を持っています。その存在感の大きさは世界政府からも一目置かれるほどです。

ミンク族は姿が動物ながら人間のように立ち振る舞う獣人の種族です。ミンク族であれば誰もがエレクトロという電撃の魔法のようなものを繰り出すことができるのが特徴で周囲からは戦闘民族とも呼ばれています。以下はワンピースに登場しているミンク族の主なキャラクターを紹介します。

キャロットはワンピース作中にて初めて登場したミンク族でありルフィたちと打ち解けて以来行動を共にしています。見た目は兎で好物はニンジン。ランドルフとは誘惑の森で一度襲われて以降、チョッパーと共に再度戦いに発展し激闘を繰り広げました。

ペドロはジャガーの姿をしたミンク族で元々はノックス海賊団の船長をしていて懸賞金3億8200万ベリーをかけられるほどの海賊でした。その実力は海賊を辞めた後も健在で、懸賞金4億を超えているタマゴ男爵を相手に互角の戦いを繰り広げていました。

ホーミーズにはランドルフ以外に魂を入れられた動植物が多数存在しており、ランドルフの常に隣にいるツルもその1人です。ツルとは動物の鶴そのものの姿をしており、人の言葉を喋ることでルフィたちに驚かれました。ランドルフとは友達のように話ができる関係であり戦闘時でもランドルフを背中に乗せて共闘する姿を見せており、その様子から鶴騎士と呼ばれている節もあります。

ランドルフはキャロットとチョッパーとの激闘を繰り広げ、2人を鏡の世界に捕らえることに成功します。しかしその後、2人の作戦に寄ってランドルフは感電をしてしまいます。あまりに強烈な電撃にそこで死亡したかとおも思われましたが、その時点では死亡しておらず気絶していることが確認されています。

ここからはアニメ版ワンピースに出てくるランドルフに注目して、ランドルフの声を担当した声優についてまとめていきます。鶴騎士とも呼ばれたクール系の彼を演じたのはどんな声優だったのか、詳しい情報をプロフィールなどから明らかにしていきます。

ランドルフの声を担当した声優は園部啓一（そのべけいいち）さんです。発することのできる声の幅が非常に広く、善人な仲間役から際立った悪役キャラまで様々なキャラを演じ分けすることができる声優です。

1960年9月16日の東京都生まれ。血液型はO型で身長は172cm、現在の所属事務所は81プロデュースです。実年齢との関係から高齢の男を演じることが多くワンピースではランドルフ以外にも数多くのキャラクターを演じています。声優以外にも洋画の吹き替えでも複数の作品で活躍しています。

代表作は『平成イヌ物語バウ』のバウや『ボボボーボ・ボーボボ』のところ天の助などがあります。その他にも『銀魂』の怪盗ふんどし仮面や『スイートプリキュア♪』の調辺音吉、『コロッケ！』のドリアンなどを演じており、『ワンピース』ではルフィの師匠的存在であるシルバーズ・レイリーの声もあてています。

これまでランドルフの正体などについてまとめてきました。ホーミーズとの関わりや鶴騎士と呼ばれるほどの強さ、死亡説なども囁かれていたランドルフでしたが、そんな彼に対してファンはどういった印象を抱いているのでしょうか？ここでは世間での評判や人気についてまとめていきます。

ランドルフに対するファンからの人気は高いようです。ランドルフが好きだという人の感想には騎士のようでカッコイイというものや、兎なのに強くていいというものが多く、2021年に実施されたキャラクター人気投票でも多くの票を集めていました。

ランドルフが好きだという人の中にはツルとセットで好きだという人もいました。ランドルフは表情をあまり変えないキャラですがツルに対しては砕けた喋り方をしており仲がいいことが伺えます。普段からは見られない一面が見られるからこの2人が好きだという意見が非常に多かったです。

ここからはランドルフがもしも〇〇だったらについてまとめていきます。ワンピース世界ではホーミーズの1人として活躍していたランドルフでしたが、もしも彼が現代に実在する存在だったとしたらどのような人物になり得ていたのでしょうか？詳しい内容を作中で見せた言動を参考に推察していき可能性の1つをここで記述してみます。

もしもランドルフが社長だった場合、まず冷静な性格であることが輝くとは思います。社長という立場は戦闘に置き換えれば大局を見極め適切な指示を出す能力が求められるので、どのような状態に置かれても焦りを感じないことは魅力的です。これに加えて部下を見定める能力が備わっていれば完璧だと思いますが、残忍な性格でもあるところが少し気がかりです。

冷静でクールに対応するところからランドルフは根っからの戦闘員という印象を与えがちですが、一緒に戦ってくれるツルとのやり取りは案外可愛らしいところがあります。この部分からランドルフは仲の良い人とは気兼ねなく話をする性格なのかもしれません。彼が幼馴染だった場合は長い付き合いから割と仲良く接してくれるかもしれません。

ランドルフが会社の先輩だった場合は先述した社長と似たような人物像になると思います。冷静な性格と実力を持っているところは後輩から尊敬の目で見られると思いますが、命令のためなら私情を持ち込まないような仕事人なら避けられる存在になるかもしれません。ただ、見た目が可愛らしい兎ということから一部の人からは高い人気を持たれるかもしれません。

ランドルフは兎の見た目でありながら騎士のようにカッコイイキャラであることがギャップ性もあってファンから人気を集めていました。ルフィたちによるビッグ・マムとの対決はまだまだ続いていきますが、この先の展開次第ではランドルフやホーミーズたちが活躍することもあるでしょう。その時が訪れるのを多くのファンが待ち望んでいます。