【ワンピース】クラバウターマンの能力や登場回は？声優情報も紹介

『ワンピース』の物語に登場したクラバウターマンは、その素顔も存在など多くのことが謎のキャラクターです。クラバウターマンは、『ワンピース』の主人公・ルフィ達が乗る海賊船「ゴーイングメリー号」に現れました。まずは、どのような存在なのかを探ってみたいと思います。

『ワンピース』の物語の中ではフランキーが、クラバウターマンのことを「船乗りに語り継がれる伝説の一つ」だと語っています。クラバウターマンは船に宿る妖精で、船の化身のような存在のようです。クラバウターマンがどの船にも存在するわけではありません。伝説と言われるくらいなので、船員達が本当に大切にしながら乗ってきた船にのみ存在します。

『ワンピース』に登場するクラバウターマンは、レインコートを着ていて木槌を手に持っています。フランキーの説明によると、伝説では船の凶事にそのことを知らせるため、船を駆けずり回る・・・だそうです。船乗りに語り継がれてきた伝説ですが、その姿を見た船乗りはいないようです。

クラバウターマンは、現実でも伝説として語り継がれています。ドイツのブレーメン州にある、ブレーマーハーフェンという港町には、ドワーフの姿のクラバウターマン像があります。ドイツ船舶博物館の近くに建てられたこのクラバウターマンの像も、『ワンピース』の物語の中でフランキーが言っていたように木槌を手にしています。ドイツでは、バルト海や北海の船乗りの間で、古くから船に宿る妖精としてクラバウターマンが伝わっているそうです。

伝説として語り継がれているため、地域によってその伝わり方が違うようです。中には、手に持っている木槌で船を叩いていたずらをするとか、船が沈むまで離れないので、クラバウターマンの祟りに遭わないように供物の鶏を持ち込むなどという言い伝えもあるそうです。ですが、クラバウターマンの伝説としては、クラバウターマンが宿った船は沈まないという、良い伝説の方が多く伝わっているようです。

『ワンピース』のキャラクターは、それぞれフィギュアが出ていますが、登場回数のかなり少ないクラバウターマンも、ちゃんとフィギュアが発売されていました。フィギュアの中には、全身ソーダ色で見た目も爽やかなものもあります。見た目がとても可愛らしいので、『ワンピース』のファンの中でも人気のあるフィギュアとなっているようです。

『ワンピース』に登場するクラバウターマンについて、伝説の存在だということを紹介してきましたが、ここで一旦『ワンピース』について簡単に説明していきたいと思います。

『ワンピース』は、尾田栄一郎先生の人気少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で1997年から連載されています。単一作者によるコミックシリーズで最も多く発行されたとして、2015年にギネス世界記録に認定されました。1999年からはテレビアニメの放送も始まり、こちらもロングラン作品となっています。『ワンピース』は、長年にわたって国内外でたくさんのファンを集めてきた超人気作品となりました。

海賊王ゴールド・ロジャーが処刑間際で放った言葉「欲しけりゃくれてやる・・・」で、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースをめぐる大海賊時代が幕を開けました。主人公・ルフィは、幼い頃に村に滞在した大海賊・赤髪のシャンクスに憧れて海賊になることを夢見ます。そして成長したルフィは、シャンクスに預かった麦わら帽子を「立派な海賊になってから返す」という約束を果たすため、海賊王を目指して海を渡る冒険の旅へと飛び出しました。

こうして、ルフィと仲間達の冒険が始まります。冒険の途中で仲間になった皆とともに、ルフィはたくさんの困難の中を突き進んでいきます。目指すはひとつなぎの大秘宝・ワンピース。海賊王になるため、ワンピースを探してルフィの航海は続きます。

『ワンピース』の物語の中で登場したクラバウターマンは、壊れたゴーイングメリー号を修復していますが、どのような能力を持っているキャラクターなのでしょうか？悪魔の実の能力者なのではないかという噂もあるようですが、実際にはどうだったのか見ていきましょう。

クラバウターマンは、かなり損傷の激しかったメリー号を修復して、ルフィ達を空島から脱出させてくれました。ウソップが必死に修復を試みていましたが、難しい修復だったと思います。そのことで、『ワンピース』のファンの間では、クラバウターマンは悪魔の実の能力者なのでは？と噂されるようになりました。ですが、クラバウターマンがメリー号の化身だとすれば、悪魔の実の能力者であればメリー号も能力者ということになるので、その可能性は低いものと思われます。

伝説の中でクラバウターマンは、船に危険が迫っている時に知らせてくれると言われています。また、どの船にも宿るわけではなく、本当に大切にされた船にのみ宿ります。ですので、クラバウターマンの出現条件は、ルフィ達のように船を仲間の一人として、心から大切にすることだと思われます。

ネットで「クラバウターマン」を検索すると、競走馬も表示されるようで『ワンピース』ファンの間では、クラバウターマンは馬とも関係がある？と話題になっているようです。調べてみると、クラバウターマンという競走馬がいたようでした。2011年4月14日生まれの馬で、栗毛色の牡の競走馬です。ケガのため残念ながら競走馬からは外れてしまったようです。調べた結果、馬とクラバウターマンとの関係性はないようでした。

『ワンピース』の物語の中で、クラバウターマンが登場したのはどのあたりでしょうか？クラバウターマンが登場したのが何話だったのかをご紹介します。

『ワンピース』の単行本でクラバウターマンが登場したのは、27巻254話「夜明曲（オーバード）」です。この時メリー号は、空島に来た時のフライングモデルではなく、元の姿に戻っていました。燃えてしまって折られたメインマストも修繕されました。

皆が寝静まった後、ウソップは目が覚めて用を足しににやって来ました。戻ろうとしたウソップは、メリー号の方から聞こえてくる音に気がついて、霧に包まれたメリー号をジーッと見ていました。その時、ウソップに気がついたクラバウターマンはにっこりと微笑みます。その姿にウソップはお化けだと勘違いして気絶してしまいました。後にフランキーからクラバウターマンの伝説を聞いた時、この時見たのがそうだったんだと思ったウソップでした。

メリー号とお別れをした麦わらの一味の次の船は、サウザンドサニー号です。サニー号には黄色いレインコートのクラバウターマンがすでに宿っているようでした。メリー号から意志を引き継いできたのでしょうか。ルフィ達はメリー号と同じように、サニー号も仲間の一人として大切にするので、いつかサニー号がピンチの時には助けてくれると思います。

アニメ『ワンピース』での登場はほんのわずかだったクラバウターマンですが、声を担当した声優はいたのでしょうか？ここからは、クラバウターマンの声を担当した声優についてご紹介していきます。

アニメ『ワンピース』でクラバウターマンの声を担当した声優は、桑島法子さんです。数少ないクラバウターマンを演じた桑島法子さんの、プロフィールと主な出演作品を見ていきましょう。

かなりの人見知りの桑島法子さんは、声優仲間から「リアルツンデレ」「ツンデレ師匠」などと言われているようです。そんな桑島法子さんは、都会が苦手なため岩手から新幹線通勤したいと思っていると話しています。また、桑島法子さんは、同性からも異性からも愛されるキャラで、女性に嫌われそうなキャラでもそうならないように演じられる声優だと、声優仲間から言われています。

桑島法子さんは、芯のある強い女性を演じることが多い声優です。芯が強いキャラではありますが、決して気が強いとかではなく、とても落ち着く声でファンを魅了しています。

『ワンピース』でメリー号に宿ったクラバウターマンについてお伝えしてきました。ここからは、そんなクラバウターマンに対する世の中の声を見ていきたいと思います。

『ワンピース』での登場回はとても少ないクラバウターマンですが、ファンの間ではとても人気のあるキャラで、感動を与えてくれたキャラでした。メリー号とはお別れになってしまいましたが、サニー号に宿っている描写があり、ファンも喜んでいます。

『ワンピース』ファンの中では、いろんな愛用品に対してクラバウターマンを絡ませてツイートする人がたくさんいます。大切にしているモノには、きっとクラバウターマンのような要請が宿っているかもしれません。

メリー号が出来上がった時に、まだクラバウターマンは宿っていないだろうけれど、気持ちはあったんじゃないかと想像している人もいるようです。もしもルフィ達がメリー号で旅立つ時に、メリー号に心が存在していて、いつも仲間として大切にしてもらったことでその心がクラバウターマンの元になったのだとしたら、何だか素敵な物語です。

『ワンピース』に登場する、船乗りに伝わる伝説・クラバウターマンについてお伝えしました。伝説の存在のため、その能力などは明かされておらず不明なところばかりでしたが、ルフィ達がメリー号をいかに仲間として大切にしていたのかがわかりました。ルフィ達の新しい船・サニー号にもクラバウターマンは存在しているようだったので、今後また登場シーンが見られることを楽しみにしているファンは多いようです。