【ワンピース】イワンコフのモデルになったのは？口癖についても考察

イワンコフは癖のあるオネエ言葉で話す、個性的なキャラクターですが、革命軍の幹部的な存在で、豊富な経験と実力の持ち主です。ホルホルの実の能力で、ホルモンをあやつることで、人体を体内から変えることができます。エースを救うためにインペルダウンに潜入し、瀕死の重傷を負ったルフィをその能力で助けたこともあります。

イワンコフは三頭身の巨漢で、厚化粧というようなオネエキャラです。奇妙な口癖のオネエ言葉でハイテンションに話す、という面白いキャラクターですが、革命軍ではグランドライン軍隊長でもあり、かつてはカマバッカ王国の女王でした。慎重で冷静な性格で実力もあり、意外と頼れるタイプです。

ワンピースは現在少年ジャンプで掲載中の尾田栄一郎氏による少年漫画です。漫画は1997年から連載されていますが、現在まで変わらぬ人気を誇る作品で、コミックシリーズの発行部数はギネス記録も持っているほどです。アニメも現在フジテレビ系列で放映中です。2022年8月6日に公開された映画『ワンピース・FILMRED』は8月13日現在、興行収入70億円の大ヒットとなっています。

ワンピースの舞台はその昔、海賊王（ゴールド・ロジャー）が隠した秘宝”ワンピース”をめぐり、海賊たちが覇者になろうと争う大航海時代が到来した世界です。主人公はゴムゴムの実の能力を使い、全身を伸ばすことの出来る少年ルフィです。赤髪海賊団のシャンクスに憧れた、少年ルフィが海賊王を目指すと決め、仲間たちと様々な経験をしながら、冒険を繰り広げていくという物語です。

インペルダウンに収監されていたイワンコフは、エースを救うため潜入して瀕死になっていたルフィを助け、ルフィや仲間と共に脱獄します。イワンコフは、三頭身で厚化粧、網タイツ姿という個性的な外見です。独特なユニークさで人気がある、イワンコフのモデルといわれる人物は二人ほどいるようです。原作者の尾田栄一郎さんが公認しているモデルは実在しているのでしょうか。

イギリスのホラーコメディー映画『ロッキー・ホラー・ショー』は、奇抜なファッションの人々が登場する、独特な雰囲気のロックミュージカルです。イワンコフのモデルといわれる、ティム・カリーの演じるフランク・フルター博士は、妖艶でエキセントリックな雰囲気を持ち、ワンピースに登場するイワンコフのモデルのような、独特の雰囲気を持つ登場人物です。

『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カリーが演じるフランク・フルター博士はイワンコフのモデルになったと噂されています。アフロヘアーで奇抜なメイクをほどこし、網タイツを履いてロックに合わせ妖艶に踊ったりします。その姿からは、オネエキャラでエキセントリックなイワンコフのモデルといってもよいほどです。

『ロッキー・ホラー・ショー』で、フランク・フルター博士を演じているティム・カリーの姿はまるで、イワンコフのモデルのようです。SBS（単行本「ワンピース」の質問コーナー）ではフランクフルター博士に触れた尾田栄一郎氏のコメントもありました。しかし、ビジュアルはイワンコフのモデルといえますが、イワンコフのキャラの中身に関しては、公認モデルの決め手に欠けているようです。

もう一人、イワンコフのモデルではないかと言われているのが、アニメ『ワンピース』でイワンコフを演じていた、声優のいまむらのりおさんです。いまむらさんは舞台俳優や声優の活動をしていて、自身で劇団も運営しています。

イワンコフのモデルではないかといわれている、いまむらのりおさんはイワンコフ役のオーディションで役を獲得されたということです。舞台では女性役を演じることも多かったいまむらさんは、イワンコフのキャラは自身をモデルにしたかのように感じたのでしょうか。いまむらさんは2010年までイワンコフの声を担当しました。

原作の尾田栄一郎さんが、SBS内でいわむらのりおさんとイワンコフのことを話してます。尾田さんといまむらさんは以前から知り合いでもあり、女役を演じているいまむらさんの、舞台でのユニークな演技が好きだったようです。そのきっけがイワンコフのイメージとすれば、公認ということになります。いまむらのりおさんがイワンコフのキャラクターを生んだ公認モデルといえるでしょう。

イワンコフはホルホルの実の能力者で、ニューカマー拳法の技の使い手でもあり、意外な強さを見せるときもあります。オネエキャラのイワンコフは言動がユニークで個性的で、「ヴァターシ」と自分のことを呼ぶなど、おかしな口癖を持つ、ユニークなキャラクターです。

イワンコフはホルホルの実の能力で、内側から人間の体を変えることができます。ルフィが毒に侵され、瀕死の状態のときにイワンコフが使った、エンポリオ・治癒ホルモンは、ルフィ自身の生命力を引き出さなければ成功しない技です。生きようとするルフィの気力に、生死がかかるという危険な技でしたが、ルフィは見事に生還し、毒に対しての耐性も手に入れました。

ニューカマー拳法は、イワンコフの戦闘能力の要となるものです。「44のエステ奥義」という技を使い、高速攻撃をくりだす”夢打撃処理拳（むだげしょりけん）”や、”レーザー治療拳”という注射針のような指先から出したレーザーで、相手を切り裂く技があります。

イワンコフの口癖はユニークで個性的です。自身のことを”ヴァタシ”、相手を”ヴァナタ”と言い、”～ブル”・”～ンナ”などを語尾につけることが多いようです。そのほか、”ヒーハー！”と叫ぶ口癖などもあり、相手を呼ぶとき”～ボーイ”と呼んだりします。自分で言ったことに、自分で突っ込むノリツッコミのようなことをするときもあります。

アニメ『ワンピース』でイワンコフの最初の声を担当していたのは、イワンコフの公認のモデルである、いまむらのりおさんでしたが、いまむらさんがネットに掲載した写真が問題になったことで、イワンコフを担当できなくなってしまいました。演者の欠員が出たため、声優の岩田光央さんがイワンコフ役を演じることになりました。

声優の岩田光央さんは1975年から様々なアニメやドラマの声優をされています。イワンコフの公認のモデルである、いまむらのりおさんと交代したことに気づかない人もいるほど、違和感なくオネエキャラを演じています。

岩田光央さんの演技の原点は、小学生のころ学校代表として教育映画のオーディション受け、見事に準主役を獲得したことがきっかけで、児童劇団に入団したことです。その後、俳優としてテレビドラマや舞台への出演や、アニメや海外ドラマ、映画の声優として活動されています。

長い間、声優などで活躍されているベテランで、様々な作品に出演されています。経験が豊富なため、イワンコフのようなおもしろキャラから、まじめな役まで演じ分け、アドリブも得意です。

カマバッカ王国の女王イワンコフは美意識が高く、国の食文化にも力を入れていて、戦闘能力の高いわりに女性らしいところもあるようです。そんな部分に魅力を感じる人もいるようです。

イワンコフはユニークな口癖を持つ強烈なオカマキャラですが、ルフィの命を救った時の「奇跡ナメンじゃないよ！」という言葉など熱い部分を見せることもあります。ユニークで可愛いところもあり、そういったところが好きな人もいるようです。

イワンコフの治療により死の危険と戦うルフィを心配する、ボンクレーに対してルフィを信じる心から言った、イワンコフの力強い言葉には、力をもらえる人々も多くいるようです。

イワンコフは普段、エキセントリックで変わった口癖がある、笑えるキャラクターですが、いざというときに見せる芯の強い温かさに感銘を受ける人もいるかもしれません。

イワンコフの精神力の強さが表れているこの場面は、ルフィを心配して叫び続ける、健気なボンクレーの姿とともにとても感動する場面でもあり、とても印象深いものになっているようです。

個性的な口癖を持ち、厚化粧でエキセントリックで個性的なオネエキャラのエンポリオ・イワンコフの作者公認のモデルは、声優のいわむらのりおさんです。現在イワンコフの声を担当しているのは声優の岩田光央さんですが、そのユニークなキャラクターは今も引き継がれています。