【ナルト】クラマの強さを徹底考察!ナルトとの関係性についても
『ナルト』の九尾のクラマは、主人公のナルトにはなくてはならない存在です。本記事では、クラマの特徴や強さの秘密、性格や過去などを詳しくまとめていきます。ナルトとはどのような関係にあるのか、2人の関係性についても解説します。
目次
【ナルト】九尾のクラマとは?
『ナルト』の九尾のクラマは、六道仙人のチャクラから生み出された尾獣です。作中ではずっとナルトとともにあり、ナルトの成長にも欠かせない存在です。本記事では、九尾のクラマの特徴や強さの秘密、過去のエピソードなどについて解説します。まずは九尾のクラマの詳しいプロフィールや、『ナルト』の概要とあらすじをチェックしておきましょう。
クラマ(九喇嘛)のプロフィール
『ナルト』の九尾のクラマは、作中に登場する「尾獣」と呼ばれる獣のうちの1体です。九尾のクラマはその名の通り九本の尾が特徴で、狐をモチーフとした生き物です。『ナルト』には尾獣と呼ばれる存在がクラマの他にも8体存在しますが、クラマの強さはその中でも特に強いといわれています。
クラマはナルトの体内に封印されている状態で、ナルトの身体を乗っ取ろうとすることもありました。しかし、第二部に入るとナルトに心を許すような描写が増え、実は優しい性格であることがわかります。
ナルト(NARUTO)の概要
『ナルト』は忍者同士の戦いを描いた漫画で、週刊少年ジャンプに連載されていました。2014年で連載は終了しましたが、いまだに世界的に人気のある作品です。仲間との友情や絆だけでなく、裏切りや復讐などのダークな面もしっかりと描かれています。2部に入ると単なるバトルではなく、主人公のナルトが対話で敵と和解するシーンも増えてきます。2002年からはアニメも始まり、原作の第2部は『NARUTO-ナルト-疾風伝』というタイトルで放送されました。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
主人公のナルトは、木ノ葉隠れの里で忍者になるための勉強をしている少年です。里の人間から嫌われていますが、それは体内に九尾の狐を宿しているためだということがわかりました。ナルトは周りの人たちに自分を認めさせるため、里の長である火影になることを目指します。仲間たちや九尾の力を借りながら、ナルトはさまざまな困難に立ち向かっていくのでした。
【ナルト】クラマの強さの秘密を考察
九尾のクラマの強さは、尾獣の中でも断トツです。その力には凄まじいものがあり、クラマの力を扱えるようになったナルトは世界最強の忍者となりました。九尾のクラマの強さの秘密は、一体どこにあるのでしょうか?ここでは、なぜクラマがここまで強いのか、その秘密を考察していきます。
クラマは尾獣の中でも最強?
尾獣は尾の数によって名前が決まっており、九尾の他に一尾から八尾までの尾獣がいます。尾獣は尾の数が多ければ多いほど強いといわれており、九本の尾を持っているクラマは最強の尾獣だといえます。また、尾獣は六道仙人のチャクラによって誕生しましたが、クラマは尾獣の中で最大のチャクラを有しています。
クラマの能力や技の特徴
九尾のクラマは戦闘能力が強く、驚くべき威力を発する技も使うことができます。クラマが使える主な技は、「大咆哮」や「尾獣玉」です。これらの技はどのようなものか、それぞれの能力や特徴を見ていきましょう。
技や能力①大咆哮
クラマの大咆哮は、その名の通り強大な咆哮で相手を攻撃する技です。咆哮により衝撃波を生み出し、相手にぶつけます。『ナルト』の作中ではこの大咆哮で、向かってきた尾獣5体を吹き飛ばしています。また、サスケの雷遁の矢を相殺するなど、その威力は相当なものです。
能力や技②尾獣玉
尾獣玉はクラマだけでなく、すべての尾獣が使えるところが特徴です。自身の中にあるチャクラを凝縮し、球状にして口から敵に向けて放ちます。尾獣玉の威力は凄まじく、数十km四方を吹き飛ばしてしまうほどです。九尾の尾獣玉は他の尾獣たちに比べても威力があり、一尾から七尾までのチャクラを合わせた尾獣玉を弾き飛ばすほどの力です。
【ナルト】クラマとナルトの関係や過去
九尾のクラマとナルトは、切っても切れない関係です。2人はナルトが生まれたときから一緒に存在していますが、関係は時間とともに変わっていきます。2人の関係はどのように変わっていったのか、クラマの性格や過去と併せてまとめていきます。
クラマとナルトの関係
九尾のクラマは、産まれてすぐにナルトに封印されました。この事実はナルトにも里の人間にも秘密にされていましたが、ナルトはこの秘密を知ってしまいます。この秘密を知って以来、クラマの力が少しずつナルトから現れるようになってきます。クラマの封印はナルトの成長とともに薄くなっており、ナルトから流れ出るクラマの力も徐々に増えていきました。あまりにも強い力にコントロールができず、ナルトが暴走してしまうこともありました。
しかし、ナルトは最終的にはクラマの力を完全にコントロールできるようになり、クラマを完全に従えることに成功しました。クラマのほうも、最初はナルトの身体を乗っ取ろうとしたり凶暴な面が目立ったりしていましたが、徐々にナルトに心を許していきます。そして、ナルトのことを仲間として認めたクラマは、ナルトと力を合わせて敵と戦っていくことになります。
クラマの過去
クラマを含めた尾獣たちは、政治勢力に利用されて人間の体内に封印されたという過去を持っています。尾獣の力を政治に利用しようとした人間たちの手によって、尾獣たちは抵抗もむなしく次々に人間の体内に封印されてしまいます。尾獣たちを宿した人間は「人柱力」と呼ばれ、国家機密に指定されてきました。クラマは長い間封印されていたことを恨みに思い、人間には不信感を抱いていました。
その結果、ナルトに対しても敵意を抱いていましたが、ナルトの体内に六道仙人の気配を感じ、それからはナルトと共存する道を選ぶようになります。また、物語の冒頭で九尾の狐が木ノ葉隠れの里を襲ったという描写がありましたが、これはクラマの意思で行ったものではありませんでした。クラマはマダラの写輪眼によって操られ、里を襲撃するように仕向けられたのです。この出来事でクラマはマダラのことを恨んでおり、作中でマダラが嫌いだという発言をしています。
クラマの性格
クラマは物語の前半では、非常に凶暴でナルトを見下すような傲慢な性格をしていました。しかしそれは、過去にあった辛い経験からくるもので、本来のクラマの性格ではありませんでした。クラマはナルトから「憎しみを何とかしてあげたい」と言われ、少しずつ心の壁が消えていきます。それからはナルトとも仲良くなっていきますが、素直になれずにひねくれたことを言ったりしてしまいます。しかし、根は優しく、最終的にはツンデレキャラとなっていました。
【ナルト】クラマの声優
アニメ版『ナルト』の九尾のクラマの声は、低くて迫力のある声が特徴です。クラマの強さを感じられる声がぴったりで、アニメを見てさらにそのイメージが膨らんだ人も多いでしょう。ここでは、九尾のクラマの声を担当した声優さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。
クラマの声優は「玄田哲章」
『ナルト』のアニメで九尾のクラマを演じたのは、声優の玄田哲章(げんだてっしょう)さんです。バリトンの伸びの良い声質が特徴で、多くの洋画で吹き替えを担当しています。腹に響くような声が九尾のクラマにぴったりで、クラマの魅力をさらに増しています。
玄田哲章のプロフィール
玄田哲章さんは、1948年5月20日生まれの声優さんです。岡山県出身で、81プロデュースに所属しています。もともとは芝居の道を目指していて、劇団薔薇座に17年在籍していました。24歳のときに声優業を始め、『科学忍者隊ガッチャマン』で数々の端役をこなしました。それ以降は声優としての仕事も増え、2010年には第4回声優アワードの功労賞を受賞しました。
玄田哲章の主な出演作品
玄田哲章さんは、『ドカベン』の岩鬼正美や『シティーハンター』の海坊主、『魔神英雄伝ワタル』の龍神などの役で知られています。他の出演作や演じたキャラには『ハイスクール!奇面組』の冷越豪、『みどりのマキバオー』のカスケード、『戦国BASARA』の武田信玄などがあります。
【ナルト】クラマに対する世間での評判や人気
九尾のクラマが出てくるシーンで人気があったのが、ナルトと和解する場面です。ずっとナルトを敵意していたクラマが心を開くシーンは、見ていて胸にせまるものがあります。2人が和解するまでには長い時間を要しており、その時間がさらに2人の和解シーンを感動的なものにしています。
九尾のクラマはナルトと仲が良くなってから、急にツンデレキャラに変わりました。このキャラ変更がファンに人気で、とても可愛いと評判でした。また、九尾の「クラマ」という名前自体も可愛いという声が多かったです。
九尾のクラマは『ボルト』にも引き続き出てきますが、途中で死んでしまいます。クラマがいなくなってしまったことに、ショックを受けるファンが多くいました。ナルトとの別れのシーンで、涙が止まらなくなったファンもいたようです。
九尾のクラマは、アニメ版の声も人気がありました。アニメ好きなファンの中には、玄田哲章さんが演じているとすぐにわかった人もいたようです。怒ったときの迫力がある声はもちろん、ナルトと仲良くなってデレたときの声も人気でした。
【ナルト】クラマは強い尾獣だった
『ナルト』の九尾のクラマは、尾獣の中でも一番の強さを誇る存在です。ナルトの強さもクラマの協力があってこそで、『ナルト』はナルトだけでなく、クラマと2人の成長物語だといえるでしょう。『ボルト』でクラマが死んでしまったのは残念ですが、もう一度クラマの活躍を見たい人は、ぜひ『ナルト』を最初から振り返ってみてください。
この記事のライター
NR4712
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