【BLEACH】京楽春水の斬魄刀や卍解は?死亡?総隊長の実力まとめ!死神との関係も
『BLEACH』には京楽春水という100年以上八番隊隊長務めている死神が登場します。この記事では京楽春水の斬魄刀の卍解や劇中の名言、死亡説について紹介します。また伊勢七緒など他の死神との関係やアニメの声優などもまとめています。
目次
京楽春水とは
京楽春水とは『BLEACH』というバトル漫画に登場するキャラクターです。『BLEACH』は霊を成仏させたり悪霊を浄化する死神を中心に描かれた漫画で、京楽春水も死神の一人です。ここでは京楽春水がどんな死神なのか、プロフィールや性格を紹介します。
京楽春水のプロフィール
『BLEACH』に登場する京楽春水とは、7月11日生まれで身長192cm、体重87kgの男性死神です。護廷十三隊八番隊隊長をしています。女物の花柄の羽織を肩にかけ、女物の帯を着用しているのが特徴的です。
『BLEACH』では尸魂界篇で登場して茶渡泰虎と戦うものの、最終的にはルキア救出に手を貸しました。『BLEACH』の千年血戦篇では総隊長の山本元柳斎重國が逝去したので京楽春水が一番隊隊長兼総隊長に就任しました。
京楽春水の性格
『BLEACH』の京楽春水は戦いを好まないタイプです。仕事などもサボりがちで女と酒が好きな性格をしています。いつも飄々としているので何を考えているのか分かりにくい人物でもあります。
京楽春水は朽木白哉よりも位が高い上級貴族の出身ですが、そう思わせないほど軽い性格をしています。隊長にしてはやる気がなさそうにも見えますが、実は思慮深いところもあります。緊急事態でも何が正しいのか冷静に判断できる人物です。
京楽春水の斬魄刀や卍解
『BLEACH』の京楽春水の斬魄刀について詳細が明らかになったのは、空座決戦篇でコヨーテ・スタークと戦った時です。それ以前にも尸魂界篇では茶渡泰虎や山本元柳斎重國と戦うシーンがありますが、茶渡泰虎相手には斬魄刀を抜かずに倒しました。
山本元柳斎重國との戦いは詳しく描かれなかったので、京楽春水の斬魄刀の能力は長い間不明でした。さらに卍解が判明したのは千年血戦篇です。ここでは謎の多い京楽春水の斬魄刀の能力について紹介します。
京楽春水の斬魄刀は「花天狂骨」
『BLEACH』の京楽春水の斬魄刀は「花天狂骨(かてんきょうこつ)」といいます。これは二刀一対の斬魄刀です。二刀一対の斬魄刀を持っているのは京楽春水の他に浮竹十四郎しかいない珍しい刀です。太刀が「花天」、脇差が「狂骨」です。
『BLEACH』のアニメオリジナルストーリーの斬魄刀異聞篇では具現化して登場しました。「花天」は紫の髪をツインテールにした花魁風の女性で、「狂骨」は紫のショートヘアのくノ一風の女性です。二人ともドクロの髪飾りをつけています。この二人は『BLEACH』の千年血戦篇で本編にも登場しています。
花天狂骨の解号
『BLEACH』の京楽春水の斬魄刀「花天狂骨」の解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う 花天狂骨(はなかぜみだれて かしんなき てんぷうみだれて てんまわらう かてんきょうこつ)」です。他の斬魄刀と比較してもとても長い解号であることが分かります。
この解号によって始解した状態の「花天狂骨」は太く大きな二本の刀に形状が変化します。そして特殊な能力を使うことができるようになります。それは童の遊びを現実にすることができる能力です。これは自分だけでなく戦っている相手にも適用され、強制的に「花天狂骨」の定めるルールに従わなければならなくなります。
花天狂骨の技一覧
『BLEACH』の京楽春水の斬魄刀「花天狂骨」には遊びを現実にするという変わった能力がありました。実際にどのような技があるのか、ここでは『BLEACH』の劇中で使われた「花天狂骨」の技について紹介します。
技①艶鬼(いろおに)
斬魄刀「花天狂骨」の技には「艶鬼(いろおに)」という技があります。これは戦う相手と交互に色を指定し、その指定した色のある部分を斬ることができる技です。自分が指定した色を相手に攻撃されると自分もダメージを受けてしまいます。自分にとってリスクが高い色を指定すればそれだけ相手に高いダメージを与えることができます。
この技はコヨーテ・スタークとの戦いで使われたのですが、この時京楽春水は白い羽織を着ていました。つまり、白を指定すると斬られる範囲が多い京楽春水にとってはとてもリスクが高くなるのですが、その分コヨーテ・スタークへ高いダメージを与えることができるのです。
ちなみ色を指定している時に、指定した色意外の部分を斬ってもダメージを与えることはできません。「艶鬼」を使う時は高いリスクがあるものの、うまく使えば強い敵にも一撃で高いダメージを与えることができます。コヨーテ・スタークはすぐにこの「艶鬼」のルールを理解しましたが、ルールに慣れている京楽春水の方が一枚上手でした。
技②影鬼
斬魄刀「花天狂骨」には「影鬼(かげおに)」という技があります。この「影鬼」のルールは、相手の影の中に入ることができる技です。相手の影を踏んだ時点で勝ちが決まり、影の中から斬魄刀で相手を斬ることができます。
ちなみにどのように影の中に潜んでいたのかは謎で、『BLEACH』の空座決戦篇ではコヨーテ・スタークが愛川羅武達と戦っている間に能力を展開させていました。コヨーテ・スタークも気づかないうちに技を使っていたので、基本的にノーモーションで技を使うことができるようです。
技③嶄鬼(たかおに)
斬魄刀「花天狂骨」の技には「嶄鬼(たかおに)」という技があります。「嶄鬼」は相手よりも高いところからの攻撃が有利となります。実際に使用した時は直前に相手の攻撃に阻まれたので、どれほどの威力があるのか詳細は不明です。
京楽春水の卍解は花天狂骨枯松心中
京楽春水の卍解の名前は「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつ からまつしんじゅう)」といいます。ちなみに藍染惣右介と戦った時も卍解せずに戦っていたのですが、その理由は浮竹十四郎に「人前で使うものじゃない」と止められたからです。
花天狂骨枯松心中の能力の特徴
京楽春水の卍解「花天狂骨枯松心中」は、発動した直後に地面に松の模様が現れます。能力の適応範囲はとても広く、範囲外でも周囲が暗く見えるような錯覚と寒気を感じさせます。この卍解の特徴は男女の物語を技に落とし込んでいるところです。
その物語は男女の心中を描いています。二人は恋人でしたがある時男は女を傷つけてしまいます。男は傷をつけてしまったことを悔やみ、その後悔の念から不治の病に侵されてしまいました。そして二人は心中を決意します。
しかし男は心中する寸前に怖気づいてしまい、女は未練を断ち切るために騒いで暴れる男の喉を斬りました。京楽春水の卍解はこの物語に沿って技が発動されます。京楽春水が女側で敵が男側です。
花天狂骨枯松心中一段目・躊躇疵分合
「一段目・躊躇疵分合(ためらいきずのわかちあい)」は、自分が受けた傷を相手にも反映させることができる技です。そのため、京楽春水が傷を負っていない場合は相手にこの技は適応されません。またこの段階で死ぬことはありません。
花天狂骨枯松心中二段目・慚傀の褥
「二段目・慚愧の褥(ざんきのしとね)」は傷を負わせてしまったことに対する慚愧の念によって敵に病を患わせる技です。リジェ・バロはこの能力で全身に斑点ができ、目や鼻から血が止まらなくなりました。この病は決して癒えることはありません。
花天狂骨枯松心中三段目・断魚淵
「三段目・断魚淵(だんぎょのふち)」は自分と相手を深い水の底に落とす技です。どれだけ水面に上がろうとしても水面は遠退いていきます。物語上では心中をしたシーンと重なっているので、どちらか一方ではなく互いの霊圧がつきるまでこの空間から脱する事はできません。
〆の段・糸切鋏血染喉
「〆の段・糸切鋏血染喉(いときりばさみちぞめののどぶえ)」は指先に霊圧の糸を出現させて敵に絡ませ、相手の喉を切断する技です。
京楽春水と伊勢七緒
『BLEACH』の千年血戦篇では、京楽春水と伊勢七緒の関係についてある事実が判明しました。ここでは京楽春水と伊勢七緒の関係について詳しく紹介します。
伊勢七緒とは
『BLEACH』に登場する伊勢七緒とは、護廷十三隊八番隊副隊長です。とても真面目な副隊長で、サボりがちな京楽春水を叱ることもあります。まだ新人だった頃は矢胴丸リサによく本を読んでもらっていたようです。
伊勢家と京楽春水との関係
『BLEACH』のリジェ・バロ戦では伊勢七緒が神官の一族である伊勢家の生まれであることが判明しました。そして伊勢七緒の母親と京楽春水の兄は夫婦でした。つまり伊勢七緒と京楽春水は姪と叔父の関係だったのです。
京楽春水は兄と関係がよくなかったのですが、伊勢七緒の母と結婚してからは良好な関係を築けるようになりました。まだ幼かった京楽春水は居心地の良さを感じ、よく伊勢七緒の母に会いに行っていたようです。
伊勢七緒の斬魄刀
伊勢七緒の斬魄刀は代々伊勢家に伝わる神器で神にのみ攻撃できる刀です。しかし伊勢家に婿入りした男性は必ず死ぬといわれており、京楽春水の兄も死んでしまいます。伊勢七緒の母はこの斬魄刀が呪いの原因だと思い、伊勢七緒と斬魄刀を引き離すことで呪いを断ち切ろうとします。
そこで母は京楽春水に斬魄刀を預けました。伊勢七緒の母はその後神器を紛失した罪によって処刑され、死亡してしまいます。「花天狂骨」が「花天」と「狂骨」に分かれている理由は、この斬魄刀を隠すためでした。伊勢七緒の母の願いを聞き入れた「花天」が「狂骨」を産み、そこに斬魄刀を隠したのです。
二人の関係のその後
二人の関係は10年後も変わらず隊長・副隊長として関係が続いています。ただ山本元柳斎重國が死亡したので所属は二人共一番隊です。実は伊勢七緒は八番隊隊長になった矢胴丸リサから引き抜かれそうになりました。それを京楽春水が拒否したため、伊勢七緒は一時期八番隊と一番隊の副隊長を兼任していました。
京楽春水と死神達との関係
『BLEACH』では護廷十三隊隊長の中でも古参の京楽春水は、多くの死神達と関係を築いています。ここでは京楽春水と他の死神達との関係をまとめています。
浮竹十四郎との関係
『BLEACH』に登場する浮竹十四郎とは山本元柳斎重國の元で育った同期です。まだ見習いだった頃は、真面目で優秀だった浮竹十四郎とは違い、京楽春水はやんちゃだったようです。100年以上の付き合いがあったので、浮竹十四郎が死亡した後もよく墓参りをしているようです。
浮竹十四郎とは
浮竹十四郎とは護廷十三隊十三番隊隊長です。生まれつき病弱で血を吐くこともあり、病床に伏すことが多い人物です。しかしとても明るく優しい性格をしているので部下からは慕われています。
山本元柳斎重國との関係
『BLEACH』に登場する山本元柳斎重國とは師匠と弟子の関係です。昔から山本元柳斎重國のことを「山じい」と呼び、タメ口をきいて慕っていました。山本元柳斎重國死亡後は京楽春水が一番隊と総隊長を引き継いでいます。
山本元柳斎重國とは
山本元柳斎重國は護廷十三隊一番隊隊長兼総隊長です。護廷十三隊創設当時からずっと総隊長を務めています。ユーハバッハとの戦いで死亡してしまいましたが、それまでは最強といわれていました。
矢胴丸リサとの関係
『BLEACH』に登場する矢胴丸リサは110年前まで八番隊副隊長をしていました。そのためかつては上司と部下の関係でした。京楽春水は矢胴丸リサの実力を高く評価しており、魂魄消失事件の始末特務部隊に選びました。
矢胴丸リサとは
『BLEACH』の矢胴丸リサは元八番隊副隊長で仮面の軍勢です。破面篇後は現世と尸魂界を行き来していましたが、京楽春水が一番隊隊長に就任した後は空席となった八番隊隊長に任命されました。
京楽春水の戦闘シーン
京楽春水は『BLEACH』の尸魂界篇・空座決戦篇・千年血戦篇で戦闘シーンが描かれています。尸魂界篇では朽木ルキアの死刑を阻止するために浮竹十四郎と共に山本元柳斎重國相手に戦いました。空座決戦篇ではコヨーテ・スタークに勝利したものの、藍染惣右介に敗北してしまいます。
そして千年血戦篇では複数の戦闘シーンがあります。ここでは『BLEACH』の千年血戦篇での京楽春水の戦闘シーンや活躍をまとめています。
vs星十字騎士団
『BLEACH』の千年血戦篇では大量に虚が殺されたことで魂魄のバランスが崩れかける事態が発生します。その理由はユーハバッハ率いる見えざる帝国のせいでした。見えざる帝国は突然尸魂界に現れ、五日後に襲撃すると予告しました。そして五日後、見えざる帝国の中でも高い実力を持つ星十字騎士団が尸魂界を襲撃します。
星十字騎士団との戦闘で眼帯姿に
京楽春水は早々に始解してロバート・アキュトロンと戦っていました。普通なら避けられるような攻撃でしたが、ちょうど他の隊長が卍解を奪われたという報告を受けた時に動揺してしまい、その隙を狙われて攻撃を受けてしまいました。このロバート・アキュトロンの攻撃によって京楽春水は右目を潰されます。
その後相手を追い込むものの、山本元柳斎重國の霊圧が消滅したことに気を取られて四発撃たれてしまいました。ただその後の戦闘シーンが描かれていないので勝負の行方は不明です。ちなみに京楽春水は戦いの後すぐに登場していますが、失った右目に眼帯をつけているだけで他に重症は負っていなかったようです。
vsリジェ
『BLEACH』で京楽春水が初めて卍解を見せたのが、千年血戦篇でのリジェ・バロとの戦いです。リジェ・バロとは星十字騎士団に所属する滅却師です。一度は零番隊に敗れたものの、その後復活して京楽春水と戦いました。京楽春水はその時浦原喜助や平子真子達と共に行動していました。そこをリジェ・バロが遠くから狙ってきたのです。
しかしリジェ・バロに気づいた京楽春水は刀を抜きます。しかし平子真子が止まったら相手の思うつぼだと忠告した瞬間に撃たれてしまいました。すると突然リジェ・バロの背後から京楽春水が現れます。この時すでに「花天狂骨」のルールが発動していたのです。
京楽春水は「花天狂骨」で「影鬼」「だるまさんがころんだ」「影送り」など次々と技を繰り出して戦います。しかしリジェ・バロは両目を開いて攻撃を無効化しました。そして完聖体「神の裁き(ジリエル)」となって京楽春水の動きを止め、羽根の部分から放たれる光で攻撃します。
さらにこの状態のリジェ・バロには斬魄刀や鬼道などの霊術も全く効きません。そこで京楽春水は卍解「花天狂骨枯松心中」を使います。その瞬間遠くで戦っていた黒崎一護や井上織姫はその霊圧に寒気を覚え、空が暗くなったように錯覚します。そしてリジェ・バロも同じ感覚に陥っていました。リジェ・バロは「花天狂骨枯松心中」の術中に嵌ってしまいます。
この卍解でリジェ・バロを倒す事ができたように見えましたが、その瞬間京楽春水の体からリジェ・バロが復活します。具現化した斬魄刀「花天」は、重症で動けない京楽春水に逃げようと言いました。すると突然目の前に伊勢七緒が現れ、自分の斬魄刀を渡すように言います。京楽春水は伊勢七緒の覚悟を感じ取り、斬魄刀を渡しました。
伊勢七緒はそれまで鬼道での戦いが主だったので、刀を使った戦いに慣れていませんでした。そんな伊勢七緒を京楽春水は後ろから支えます。そして伊勢七緒の神器ともいわれる斬魄刀の能力で攻撃を跳ね返し、リジェ・バロを倒す事ができました。
千年血戦篇
『BLEACH』の千年血戦篇とは滅亡したといわれていた滅却師集団の見えざる帝国との戦いが描かれています。見えざる帝国は滅却師の始祖のユーハバッハが率いる集団のことです。千年血戦篇では隊長達の卍解が奪われ、石田雨竜がユーハバッハの後継者として見えざる帝国側についてしまいます。
京楽春水死亡説
『BLEACH』の京楽春水には死亡説が浮上したことがあります。この死亡説はリジェ・バロとの激しい戦いを見た読者による考察です。リジェ・バロとの戦いで京楽春水は攻撃を受けて重症を負っていました。肩や腹はえぐれており、斬魄刀の「花天」もその傷を見て復活したリジェ・バロから逃げようと言ったほどです。
リジェ・バロとの戦いは伊勢七緒の斬魄刀で決着がつきましたが、決着がつくまで戦い慣れていない伊勢七緒をずっと支えていました。そのため、平子真子と合流しようと動いた瞬間に倒れてしまいました。その時京楽春水は「ちょっと休憩してからにしようか」と言いました。
このシーンが描かれたことによって、リジェ・バロから受けた傷が深くて死亡してしまったのではないかと考察されるようになりました。
京楽春水死亡説の真相
『BLEACH』のリジェ・バロ戦では死亡説が浮上するほどの重症を負った京楽春水ですが、物語の最後まで死亡することはありませんでした。決戦後は死亡した浮竹十四郎の墓参りに行っているシーンが描かれています。
京楽春水の名言
京楽春水は『BLEACH』の劇中で数多くの名言を残しています。戦いではシビアになる京楽春水らしいセリフばかりです。ここでは『BLEACH』の京楽春水の名言を紹介します。
名言①「戦争なんて始めた時点でどっちも悪だよ」
『BLEACH』の京楽春水には「戦争なんて始めた時点でどっちも悪だよ」という名言があります。これは『BLEACH』の375話でコヨーテ・スタークとの戦いが終わった後のセリフです。京楽春水の不意打ち的な戦い方を見た愛川羅武は「流儀のない戦い方」と皮肉を言います。
しかし京楽春水は「流儀に酔って勝ちを捨てるのは三下のすること」と愛川羅武の考えを咎めるように否定しました。流儀にこだわったところで戦争を始めた時点で敵も味方も関係なく悪になるからです。この名言はその時のセリフでした。戦いでかっこつけたところで負けては意味がないという結果主義者らしい名言です。
名言②「悪を倒すために悪を利用することを僕は悪とは思わない」
『BLEACH』の京楽春水には「悪を倒すために悪を利用することを僕は悪とは思わない」という名言があります。これは『BLEACH』の622話で無間に収容されていた藍染惣右介を一時的に解放した時のセリフです。藍染惣右介は無間にいるはずでしたが、見えざる帝国との戦いで戒めを解かれることになりました。
その戒めを解いた人物こそが京楽春水だったのです。京楽春水は見えざる帝国との戦いで藍染惣右介の力が必要だと判断しました。事前に四十六室には許可を取っていたようで、藍染惣右介の拘束を解く鍵をもらっていました。拘束を解くといっても許されたのは口・左目・足首の三つだけです。
それでも藍染惣右介を戦いに参加させるのは朽木ルキアを始めとして多くの死神が反対しました。砕蜂にいたっては「恥知らず」とまで言っています。しかし京楽春水は面子を守る話をしているのではなく、護廷としてやるべきことをしているのだと説明します。
この名言はその時のセリフです。この言葉に反論していた死神達は何も言えなくなりました。それが正論だったからです。普段の様子とは違い、どんな危機的状況でもシビアで冷静な判断力を持つ一面が見られるシーンでもあります。
名言③「面子じゃ世界は護れない」
『BLEACH』の京楽春水には「面子じゃ世界は護れない」という名言があります。この名言は『BLEACH』の622話で描かれたセリフです。この名言も藍染惣右介の戒めを解いた理由を話していた時の名言です。この名言もあって他の死神は京楽春水に文句も言えなくなりました。
ただその後、朽木白哉は藍染惣右介を解放したことは自分達を侮辱していることと同じことだと忠告しました。面子だけでは世界は護れないというのも最もですが、安易に強い力に頼るということは仲間の力を信じていないとみなされ、信頼を失いかねません。しかし京楽春水はそれを承知で藍染惣右介の戒めを解いたようです。
京楽春水の声優は?
『BLEACH』は2004年からアニメ化されました。京楽春水は『BLEACH』の尸魂界篇が放送された2005年からアニメにも登場しています。ここでは京楽春水役を担当した声優を紹介します。
京楽春水の声優は大塚明夫
『BLEACH』のアニメで京楽春水役を演じた声優は大塚明夫です。声優の大塚明夫はテレビ放送のアニメだけでなく劇場版『BLEACH』にも京楽春水役として出演しています。アニメ作品に出演することが多いですが、吹き替え声優やナレーター、俳優と幅広く活動しているベテラン声優です。
大塚明夫のプロフィール
『BLEACH』で京楽春水役を演じた大塚明夫とは1969年11月24日生まれの声優です。マウスプロモーションという声優事務所に所属しています。父は声優の大塚周夫で、作品によっては親子役や一つの役の壮年期・老年期をそれぞれ担当して共演したこともあります。
声優の大塚周夫が逝去した後は『忍たま乱太郎』の山田先生役や『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役を引き継いでいます。ダンディな低音が特徴的で、良い声よりも芝居を重視するタイプの声優です。
大塚明夫の主な出演作品
声優の大塚明夫の主な出演作品には『楽しいムーミン一家』のムーミンパパ役、『ふしぎの海のナディア』のネモ役、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック役、『ONEPIECE』のマーシャル・D・ティーチ役、『Fate/Zero』のライダー役、『ジョジョの奇妙な冒険』のワムウ役、『どろろ』の寿海役などがあります。
京楽春水の世間での評判や人気
『BLEACH』に登場する京楽春水は普段はのらりくらりとしているのですが、実はとても強いキャラクターでした。特に京楽春水の卍解はかっこいいと人気です。京楽春水は男性ファンからも人気で、京楽春水のようなかっこいいおじさんになりたいという声もありました。
『BLEACH』の数々のバトルの中でも特に京楽春水VSコヨーテ・スタークの戦いが好きだという方がたくさんいました。京楽春水とコヨーテ・スタークはどちらも戦いに消極的でやる気がないものの、本気を出すととても強いキャラクーです。似た者同士の戦いがかっこいいと人気のようです。
SNSでは『BLEACH』のアニメで京楽春水役を演じた声優の大塚明夫も高評価されていました。『ONEPIECE』でマーシャル・D・ティーチ役を演じている時は海賊らしい荒々しい声になるのですが、京楽春水役を演じている時は色っぽさが演出されています。声優の大塚明夫は全くタイプの違うキャラを演じ分けているところがすごいと評価されていました。
もしも京楽春水が〇〇だったら
ここでは『BLEACH』の京楽春水がもしも〇〇だったらと仮定して、教師・父親・旦那の三つのシチュエーションで考察していきます。
京楽春水教師篇
『BLEACH』の京楽春水がもしも教師だったら、生徒目線で接してくれる教師になると考えられます。京楽春水は山本元柳斎重國と違って堅い性格ではないので生徒にとっては気軽に話しかけやすい存在になるはずです。何気ない生徒達の会話を聞いてあげて、ちょっとした変化に気づいて相談に乗ってくれるかもしれません。
京楽春水父親篇
『BLEACH』の京楽春水がもしも父親だったら、休日はあまり遊んでくれない父親になるかもしれません。ただでさえ面倒くさがりな性格で仕事もサボりがちなので、休日はゆっくりしたいと言って家でゴロゴロするか酒を飲みに行く可能性があります。ただそんな姿を反面教師にして子供は伊勢七緒のように真面目に育つかもしれません。
京楽春水旦那篇
『BLEACH』の京楽春水がもしも旦那だったら、女と酒が好きなので彼女は少し苦労するかもしれません。ただ気ままな人物なので束縛しすぎると逃げられる可能性もあります。とはいえフラフラしているように見えて意外としっかりしているので浮気の心配はないと考えられます。
京楽春水はイケおじ
『BLEACH』に登場する京楽春水は特に卍解の能力がかっこいいと評判でした。リジェ・バロとの激しい戦いの後に死亡したのではないかという説も浮上しましたが、最後まで生存しており現在では総隊長として忙しなく働いているようです。
京楽春水は主に『BLEACH』の尸魂界篇・空座決戦篇・千年血戦篇で戦闘シーンが描かれているのでぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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