【BLEACH】コヨーテ・スタークは弱い?能力など考察!リリネットや春水との関係も
『BLEACH』にはコヨーテ・スタークという破面が登場します。常にリリネット・ジンジャーバックと行動している謎の人物です。空座決戦編では京楽春水と戦いましたが、読者からは弱いと評価されています。この記事ではコヨーテ・スタークの解放の能力や強さなどを紹介します。
目次
コヨーテ・スタークとは
コヨーテ・スタークとは、『BLEACH』の破面篇から登場する虚です。破面の中でもNo.1の実力を持っているのですが、空座決戦編まで戦闘シーンがほとんどないので謎の多い人物でした。ここでは『BLEACH』に登場するコヨーテ・スタークのプロフィールや十刃について紹介します。
コヨーテ・スタークのプロフィール
『BLEACH』に登場するコヨーテ・スタークとは、破面・No.1で第1十刃の実力を持つ虚です。誕生日は1月19日で身長187cm、体重77kgです。コヨーテ・スタークはグリムジョー・ジャガージャックのように好戦的ではなくむしろ戦いを面倒がるような性格をしています。いつもリリネット・ジンジャーバックという従属官と一緒に行動しています。
破面と十刃とは
『BLEACH』に登場する破面とは虚の上位の存在です。一般的な虚は仮面で顔を覆っており、化け物のような形状をしています。しかし破面はその名の通り、割れた仮面をつけています。形状は人型に近づき、さらには死神のような白い死覇装を着用しているのが特徴的です。ただ中には人型にならず、死覇装を着ていない者もいます。
不完全なものは「破面もどき」といわれているのですが、崩玉が藍染惣右介の手に渡ってからは完全な破面の数が増えました。破面になると戦闘能力は個体にもよりますが、中には死神以上の力を持つ者もいます。戦いでは死神のように斬魄刀を使い、帰刃(レスレクシオン)によって刀の能力を解放することができます。
このように圧倒的な力を持つ破面の中でも、崩玉の力を必要とせずに生まれた破面は数字持ち(ヌメロス)といわれています。これは生まれた順番に数字がつけられます。そして数字持ちの中でも高い戦闘能力を持つ上位の破面のことを十刃(エスパーダ)といいます。
十刃は戦闘能力順に1から10の番号がつけられており、体にその数字が刻まれています。コヨーテ・スタークの場合は一番最初に崩玉の力なしで生まれた破面であり、さらに十刃の中でも一番の戦闘能力を持っている破面なのです。
コヨーテ・スタークの能力や技
『BLEACH』のコヨーテ・スタークは他の破面とは比べ物にならないほどの高い霊圧を持っています。そんなコヨーテ・スタークは戦闘中にどのような能力や技を使うのか、ここでは詳しく解説していきます。
技①強力な虚閃
『BLEACH』のコヨーテ・スタークは強力な虚閃を使います。しかも他の破面のように、虚閃を出す場所によって手を構えたり口を開いたりする必要はなく、ノーモーションで虚閃を使うことができます。
『BLEACH』ではコヨーテ・スタークと戦っていた京楽春水も突然の虚閃に驚いていました。京楽春水は咄嗟に避けましたが、虚閃が当たったビルが半壊するほどの威力がありました。
技②虚閃の連射
『BLEACH』ではコヨーテ・スタークが斬魄刀を解放した状態で虚閃を連射するシーンがあります。コヨーテ・スタークが帰刃すると、銃を持った姿になります。その銃を使って「無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)」という技を使いました。
その名の通り無限に虚閃を連打することができる技で、連打した後に霊圧を溜める時間などは必要なくすぐに次の虚閃を撃つことができます。京楽春水からは「こんな技ズルじゃないの!?」と驚かれていました。しかしこの技は浮竹十四郎の「双魚理」によって吸収されてそのまま技を返されました。
技③解放後のコルミージョ
『BLEACH』では解放後に「コルミージョ」という技を使いました。「コルミージョ」とは自分の霊子を使って発現させる武器です。武器の形状に決まりはなく、京楽春水の始解した斬魄刀「花天狂骨」を相手に刀の形状をした「コルミージョ」で戦いました。
霊圧が高いので普通に戦えばかなり強力な武器になるといわれています。しかし『BLEACH』でこれを使った時には京楽春水の斬魄刀「花天狂骨」のルールに従わなければならなかったので、霊圧が高さはほとんど意味がありませんでした。
帰刃とは
『BLEACH』の破面は斬魄刀を帰刃(レスレクシオン)することができます。帰刃とは、破面が斬魄刀を解放する時の名称です。死神でいう斬魄刀の卍解と同じようなものです。帰刃をすることによって斬魄刀の本当の力を得ることができます。ただ死神のように刀の形状が変化するというよりも、肉体そのものに虚本来の攻撃力が回帰されます。
技④群狼
コヨーテ・スタークの帰刃の名前は「群狼(ロス・ロボス)」といいます。『BLEACH』の劇中では京楽春水を相手にしている時に解放して「群狼」の状態で戦いました。解号は「蹴散らせ 群狼」です。この解号によって解放された斬魄刀はコヨーテ・スタークと一体化します。
解放する前はジャケットのような形のシンプルな白い死覇装を着用していました。しかし帰刃して斬魄刀を解放すると、狼の毛皮を肩と腰に身に着けた状態になり、上半身はボタンの多いジャケットに変化します。
コヨーテ・スタークの強さ
『BLEACH』の空座決戦編ではコヨーテ・スタークが本格的に戦う姿が描かれました。コヨーテ・スタークは空座決戦編で京楽春水・浮竹十四郎・愛川羅武・鳳橋楼十郎の四人と戦いました。
四人の隊長格を相手に戦ったのですが、『BLEACH』のファンからは弱いといわれています。ここではコヨーテ・スタークの弱い説について考察をまとめています。
第1十刃なのに弱い説
コヨーテ・スタークは『BLEACH』の破面の中でも最も強い第1十刃です。しかし第1十刃なのに弱いといわれています。その理由は第2十刃のバラガン・ルイゼンバーンの方が強く見えるからです。バラガン・ルイゼンバーンとは老齢の見た目をした破面です。
帰刃によって斬魄刀を解放すると、骸骨のような姿になって物体の老化を促進させる能力が使えるようになります。この状態になったバラガン・ルイゼンバーンには近づくことさえ不可能になります。また触れただけでその部分から老化が始まる能力も持っており、もし体が触れた場合はその部分を切り落とさなければすぐに老化で死亡してしまいます。
砕蜂はバラガン・ルイゼンバーン相手に手も足も出ませんでした。さらには鬼道も劣化させることができるため、ほとんどの攻撃は通用しません。このようにバラガン・ルイゼンバーンは絶望的な力を見せつけました。バラガン・ルイゼンバーンを倒した有昭田鉢玄がいなければ勝てなかったのではないかといわれています。
それに対してコヨーテ・スタークはバラガン・ルイゼンバーンほどの絶望的な技を見せることはありませんでした。そのため、コヨーテ・スタークは第1十刃であるにもかかわらず、第2十刃のバラガン・ルイゼンバーンよりも弱いといわれているようです。
弱い説の考察と真相
『BLEACH』のファンからは弱いといわれているコヨーテ・スタークですが、本当に弱いのかここではその考察と真相をまとめます。実際にコヨーテ・スタークが戦闘するのは『BLEACH』の空座決戦編です。この戦いでは隊長格四人と戦っています。
バラガン・ルイゼンバーンは砕蜂と大前田希千代、それから有昭田鉢玄を相手に戦っているので相手の総戦力的にはコヨーテ・スタークの方が上です。コヨーテ・スタークは京楽春水や浮竹十四郎相手に特に苦労することなく渡り合えていました。そのため、比較的戦闘が地味に見えてしまったのです。
また京楽春水はコヨーテ・スターク相手に卍解を使わず始解だけで倒しました。このような点からコヨーテ・スタークは弱いといわれているのですが、『BLEACH』の戦闘シーンをよく見ると実は第1十刃と言われるほどの強さを持っていることが分かります。
戦闘は地味だが能力は高い
『BLEACH』でのコヨーテ・スタークの戦闘シーンは地味ですが、戦い方をみると虚閃を連打したり、自分の霊子を使って武器を使ったりと非常に高い霊圧を持っていることが分かります。さらに愛川羅武と鳳橋楼十郎を相手にした時には狼の形をした大量の虚閃のようなものを放ちました。
これはただの虚閃ではなく、コヨーテ・スターク自身の魂を分けたものです。普通の虚閃では隊長格に致命傷を与えることはできませんが、この能力によって隊長格で虚化している状態の愛川羅武と鳳橋楼十郎の二人に致命傷を負わせました。
このように隊長格二人を一度に倒しているところから、実はとても強いことが分かります。虚圏では自身の霊圧が高すぎて仲間が勝手に死んでしまったというエピソードもあります。霊圧の高さはどの十刃よりも格上だということが分かります。
コヨーテ・スタークとリリネットや京楽
『BLEACH』ではコヨーテ・スタークは従属官のリリネット・ジンジャーバックと共に京楽春水と戦う姿が描かれました。コヨーテ・スタークはリリネット・ジンジャーバックとどのように戦ったのか、またリリネット・ジンジャーバックとはどのような虚なのかを紹介します。
リリネットとは
『BLEACH』に登場するリリネット・ジンジャーバックは、片目部分だけ欠けている角の生えたヘルメットのような面をつけている幼い少女のような破面です。『BLEACH』の空座決戦編では浮竹十四郎と戦っていましたが、浮竹十四郎は本気で相手をしていませんでした。
なぜなら第1十刃の従属官にしてはとても弱く、浮竹十四郎に攻撃しようとして勝手に転倒して負傷していたからです。
スタークとリリネットの関係
『BLEACH』のコヨーテ・スタークは周りの虚が勝手に死んでしまうほどの霊圧を持っています。そのため、常に孤独でした。そこでコヨーテ・スタークは自分の魂魄と霊圧を分離させました。こうして生まれたのがリリネット・ジンジャーバックなのです。
そのためリリネット・ジンジャーバックが斬魄刀のような存在であり、コヨーテ・スタークが斬魄刀を解放するとリリネット・ジンジャーバックは拳銃に姿を変えます。
京楽春水とは
『BLEACH』に登場する京楽春水とは、護廷十三隊八番隊隊長です。上級貴族の京楽家の次男で100年前にすでに100年以上隊長をしている実力者です。のらりくらりとしており、戦いを好まないところがコヨーテ・スタークに似ています。
スタークと京楽春水
『BLEACH』では京楽春水がコヨーテ・スタークを倒しました。コヨーテ・スタークはワンダーワイスが浮竹十四郎を刺した隙を狙って京楽春水に拳銃で虚閃を放ちます。しかし隊長格の京楽春水にはほぼ効きません。京楽春水は始解し、「花天狂骨」の能力によってしばらくコヨーテ・スタークの影に潜みました。
そして影から背後を狙い、「艶鬼」という技で「花天狂骨」が決めたルールの中で戦いました。最後は京楽春水が白い羽織を脱いで「黒」を指定した状態で斬り、コヨーテ・スタークは避けることもできずに倒れました。
コヨーテ・スタークの声優は?
『BLEACH』はアニメ化され、死神代行消失篇までの全366話が放送されました。コヨーテ・スタークもアニメ『BLEACH』の破面篇に登場しています。ここではコヨーテ・スターク役を演じた声優について詳しく紹介します。
コヨーテ・スタークの声優は小山力也
『BLEACH』のアニメでコヨーテ・スターク役を演じたのは声優の小山力也です。小山力也はコヨーテ・スタークがアニメに登場した2007年から出演しています。
小山力也のプロフィール
『BLEACH』のアニメでコヨーテ・スターク役を演じた小山力也は、1963年12月18日生まれの男性声優です。劇団俳優座に所属しています。1996年に声優デビューし、主に吹き替え作品に多数出演しています。2011年には第5回声優アワード富山敬賞を受賞しました。
小山力也の主な出演作品
小山力也の主な出演作品には『血界戦線』のクラウス・V・ラインヘルツ役、『うしおととら』のとら役、『キングダム』の王騎役、『絶園のテンペスト』の鎖部左門役、『X-MEN』のウルヴァリン役、『名探偵コナン』の毛利小五郎役、『ソウルイーター』の死神様役、『NARUTO -ナルト-』のヤマト役などがあります。
コヨーテ・スタークの世間での評判や人気
『BLEACH』ではコヨーテ・スタークの活躍シーンをもっと見たかったという方がたくさんいました。なぜなら、コヨーテ・スタークは第1十刃としてとても強いと思わせるような伏線がたくさんあったにも関わらず、あっけなくやられてしまったからです。そのため、激しい戦闘を期待していた方の中にはがっかりしたという声もありました。
SNSでは、『BLEACH』のキャラクターの中で京楽春水が好きだったのにコヨーテ・スタークを好きになったという方もいました。またコヨーテ・スタークの声優が小山力也だということに驚いている方もたくさんいました。小山力也は人気の高い声優なので、まさかすぐに倒されてしまう破面役にキャスティングされているとは思わなかったようです。
SNSでは、戦いに消極的でやる気がないのにとても強いキャラクターが好きという方にコヨーテ・スタークは人気でした。また、『BLEACH』のコヨーテ・スタークと京楽春水の戦いは、どんな戦い方をするのか謎が多い者同士の戦いだったので面白かったという声もありました。
もしもコヨーテ・スタークが〇〇だったら
ここでは『BLEACH』のコヨーテ・スタークがもしも〇〇だったらと仮定して、部活の先輩・彼氏・父親の三つのシチュエーションで考察していきます。
コヨーテ・スターク部活の先輩篇
『BLEACH』のコヨーテ・スタークがもしも部活の先輩だったら、とても強いので試合では奥の手として後半戦から活躍する選手になるかもしれません。ただやる気がないので、なかなか部活に来てくれない可能性があります。
コヨーテ・スターク彼氏篇
『BLEACH』のコヨーテ・スタークがもしも彼氏だったら、彼女に尽くしてもらうタイプの彼氏になると考えられます。なぜならコヨーテ・スタークはとてもめんどくさがりやで仕事をしたがらないからです。『BLEACH』の劇中でもほぼ仕事をせずに部屋で寝ていました。ただ孤独を嫌うので、側にいるだけでも大切にしてくれるはずです。
コヨーテ・スターク父親篇
『BLEACH』のコヨーテ・スタークがもしも父親だったら、仕事をしないので子供は苦労するかもしれません。ただ『BLEACH』の劇中では相棒のリリネット・ジンジャーバックのことをとても大切にしていました。働きたくないと言いつつも最低限父親として育ててくれると考えられます。
コヨーテ・スタークはなんやかんや強い
『BLEACH』のコヨーテ・スタークは弱いといわれていますが、実際には隊長格四人を相手にして余裕で戦っていました。さらに周りの虚が勝手に死ぬほどの高い霊圧を持っています。コヨーテ・スタークの戦闘シーンは『BLEACH』の42巻から43巻で描かれているので、ぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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