【BLEACH】吉良イヅルの強さや斬魄刀は?死亡とゾンビ化についても考察
『BLEACH』には吉良イヅルという死神が登場します。吉良イヅルは千年血戦篇で死亡し、ゾンビになってしまいます。この記事ではゾンビ化の真相や斬魄刀の能力・強さを紹介します。また基本的なプロフィールやアニメの声優などもまとめています。
目次
吉良イヅルとは
吉良イヅルは『BLEACH』という死後の世界の死神や悪霊を題材とした漫画に登場するキャラクターです。吉良イヅルは『BLEACH』の尸魂界篇から登場しました。ここでは吉良イヅルのプロフィールや性格を紹介します。
吉良イヅルのプロフィール
『BLEACH』に登場する吉良イヅルとは、護廷十三隊三番隊副隊長の死神です。誕生日は3月27日で身長173cm、体重65kgです。真央霊術院時代の同期は阿散井恋次と雛森桃で、先輩は檜佐木修兵です。以前は雛森桃に想いを寄せていました。プライベートでは作家仲間の檜佐木修兵とよく一緒に飲みつぶれている姿が描かれています。
『BLEACH』の本編ではそこまでたくさんの登場回数はありませんが、アニメオリジナルストーリーやスピンオフの「死神図鑑」や「カラブリ」では登場回数が多い人物です。
吉良イヅルの性格
『BLEACH』に登場するキャラクターには自信家が多いのですが、吉良イヅルは気弱で自信なさげな性格をしています。さらに生真面目なところもあるので、自分の感情よりも相手を優先しがちです。尸魂界篇ではそんな性格を藍染惣右介につけこまれてしまいました。
吉良イヅルの斬魄刀や能力と強さ
吉良イヅルは『BLEACH』での登場回数は少ないものの、戦闘シーンではよく活躍しています。特に空座決戦編では斬魄刀と鬼道を使って戦い抜きました。ここでは吉良イヅルの斬魄刀の能力や強さについて紹介します。
吉良イヅルの斬魄刀は「侘助」
吉良イヅルの斬魄刀の名前は「侘助(わびすけ)」といいます。『BLEACH』の尸魂界篇で松本乱菊と戦った時に初めて始解した斬魄刀を見せました。
「侘助」の始解
『BLEACH』の吉良イヅルの斬魄刀は始解をすると刀身が90度に曲がったケペシュ状になります。相手を引っ掛けて削ぎ落とすような形状をしているのですが、この形は「侘助」という斬魄刀の名前にも由来しています。また始解をすると形状が変化するだけでなく、重力が倍になるという能力があります。
斬る度に相手にかかる重力を倍にすることができるのです。そのため、死神を相手にする場合は刀を交わしただけで相手の斬魄刀は持つ事ができないほど重たくなってしまいます。体を斬られた場合はこの能力によって自然と頭を垂れることから「侘助」という名前がつけられたようです。始解の解号は「面をあげろ 侘助(おもてをあげろ わびすけ)」です。
侘助の卍解は見られず
『BLEACH』の劇中では吉良イヅルによる卍解は描かれませんでした。ほとんどの副隊長は『BLEACH』の千年血戦篇で卍解を習得しています。しかし吉良イヅルは千年血戦篇の物語が開始した直後に死亡しました。
生きていたら檜佐木修兵と同様に卍解習得のための訓練をしたかもしれませんが、残念ながら卍解は見られないまま物語は終了しました。檜佐木修兵の場合は小説版で卍解が判明しましたが、吉良イヅルは小説でも卍解は書かれませんでした。
侘助の強さ
吉良イヅルの斬魄刀「侘助」は『BLEACH』の斬魄刀の中でも脅威だといわれています。ただ『BLEACH』の尸魂界篇で松本乱菊と戦った時は負けてしまいました。なぜ負けたのかというと、松本乱菊の斬魄刀「灰猫」の能力との相性が悪かったからです。松本乱菊の「灰猫」は始解をすると灰のような状態になります。
「侘助」の能力は斬った対象物の重力を倍にするのですが、刀身が分散する斬魄刀の能力には効かないのです。しかしこの時は相手が悪かっただけで、本来はとても強い斬魄刀です。実際に『BLEACH』の空座決戦編でアビラマ・レッダーと戦った時にはその強さを見せつけました。
アビラマ・レッダーは飛行しながら戦う破面です。そのため、接近して直接斬りつけなければならない斬魄刀を持つ吉良イヅルは不利な状況でした。しかしアビラマ・レッダーは翼を使って打撃を与える戦い方をします。つまり打撃のために翼を吉良イヅルに近づけなければならないということです。
そこで吉良イヅルは打撃を避けながらアビラマ・レッダーの翼を4回斬りつけました。アビラマ・レッダーは重力を倍以上かけられたことによって立つこともできなくなります。動けなくなったアビラマ・レッダーは最期、吉良イヅルに首を刈り取られました。このように「侘助」に体を斬りつけられると逃げることも不可能になります。
松本乱菊も斬魄刀ではなく体を斬られていればアビラマ・レッダーのように瞬殺されていた可能性もあります。そのため、「侘助」は他の斬魄刀と比べても強さは相当なものであることが分かります。さらに吉良イヅルは鬼道にも長けた人物です。本人の強さもあり、空座決戦編では重症は負わず生き延びました。
死亡からのゾンビ化で復活とは
『BLEACH』の空座決戦編では圧倒的な強さを見せた吉良イヅルですが、千年血戦篇では瞬殺されてしまいます。なぜそれほどの強さを持つ吉良イヅルが死亡してしまったのか、またゾンビ化による復活とはどういうことなのかここで詳しくまとめています。
吉良イヅル死亡
吉良イヅルは『BLEACH』の千年血戦篇が始まってすぐに死亡してしまいました。千年血戦篇では突然見えざる帝国という滅却師の集団が5日後に尸魂界を襲うと予告しました。
それから5日後、死神は万全の体制で見えざる帝国を迎え撃とうとしていました。しかし吉良イヅルはこの襲撃の日に見えざる帝国のバズビーという星十字騎士団によって殺され、死亡しました。
死亡理由
吉良イヅルの「侘助」の能力は決して弱いものではありません。なぜ死亡したのかというと、不意打ちの攻撃が直撃してしまったからです。吉良イヅルの死亡シーンは『BLEACH』の494話で描かれました。前回見えざる帝国が襲撃の予告をするために現れた時には、黒陵門から出現しました。
そのため主に門付近が警戒されていたのですが、ユーハバッハは突然上空に現れます。その瞬間、高濃度の霊子の柱が瀞霊廷のあらゆる場所に出現しました。高濃度の霊子は青い炎のようにも見え、その中は視認できません。吉良イヅルはすぐに霊子調査班に霊子の中を計器で調べさせます。
吉良イヅルは計測中に三番隊の三席・五席・六席やその他の隊士と共に霊子の柱を警戒します。すると霊子調査班が霊子の中にいる人物が滅却師だと特定しました。吉良イヅルは霊子の中にいる滅却師の影がうっすらと見えた瞬間、合図をして一斉に攻撃しようとしました。
しかし霊子の中から突然閃光のようなものが放たれ、前線にいた吉良イヅルは体の右半分を吹き飛ばされてしまいました。こうして吉良イヅルは霊子の中にいた滅却師のバズビーと戦うことなく死亡してしまいました。この時一緒にいた三席・五席・六席も死亡しています。
ゾンビ化とは
吉良イヅルは『BLEACH』の494話で死亡してしまいましたが、実はゾンビ化して復活することになりました。ゾンビ化とはそもそも星十字騎士団のジゼル・ジュエルが使う能力「死者(ザ・ゾンビ)」です。これはジゼル・ジュエルの血を浴びた者をゾンビ化させて自在に操ることができる能力です。日番谷冬獅郎や松本乱菊もこの能力によってゾンビ化しました。
これはジゼル・ジュエルの血液が要となっており、血液の組織を改変することでゾンビ化を止めることができます。涅マユリはジゼル・ジュエルの血液を変換する物質を作り、ゾンビの所有権を奪いました。こうして涅マユリによってゾンビ化させられたのが吉良イヅルでした。
ゾンビ化した吉良イヅルが登場するのは『BLEACH』の654話です。ゾンビ化した吉良イヅルは、ジゼル・ジュエルによってゾンビ化させられた時のように肌がくすむことはなく、体に大きな穴が空いた状態で登場しました。吉良イヅルは、京楽春水や伊勢七緒と戦って追い詰められて瀞霊廷に四散したリジェ・バロと戦いました。
涅マユリとは
『BLEACH』に登場する涅マユリとは、護廷十三隊十二番隊隊長で技術開発局局長を兼任している人物です。危うい思想を持つマッドサイエンティストで、いつも奇妙な面をつけているのが特徴的です。
十二番隊の隊士の多くは研究者なので戦闘に不向きな部隊にも見えるのですが、涅マユリは斬魄刀を改造して強さを得ており、よく戦線に出て戦います。『BLEACH』の本編では戦って勝利することが多い人物でもあります。
キャラブックに後日談も
「13BLADEs.」という『BLEACH』のキャラブック内に収録された小説では、吉良イヅルがどのようにゾンビ化を果たしたのかなど、死亡後について詳しく書かれました。『BLEACH』の本編でゾンビ化の吉良イヅルが描かれたのはこの外伝があったからともいわれています。
キャラブックの内容
『BLEACH』の「13BLADEs.」ではジゼル・ジュエルのゾンビ化について研究する涅マユリと、死亡後にゾンビ化研究の被検体にさせる吉良イヅルについて書かれています。涅マユリが吉良イヅルを被検体に選んだのは、自分の価値を拒み続けてもこの世に踏みとどまろうとする吉良イヅルならば、研究による体の変異があっても受け入れると思ったからです。
吉良イヅルは死亡時に片腕と胴体の半分を失っていましたが、再登場した時には片腕は復活していました。その足りない部分を補ったのがバズビーの襲撃で同時に死亡した三席・五席・六席の魂魄でした。
こうして吉良イヅルは部下の魂を背負いながら生きていくことになります。千年血戦篇後は異形のまま護廷十三隊の三席を続けているといわれています。
吉良イヅルの声優は?
『BLEACH』のアニメでは吉良イヅルも登場します。吉良イヅルはアニメエンディング後に放送されていたスピンオフ「死神図鑑」にもよく登場していました。ここではアニメ『BLEACH』の吉良イヅルの声優について紹介します。
吉良イヅルの声優は櫻井孝宏
『BLEACH』のアニメで吉良イヅル役を演じているのは声優の櫻井孝宏です。櫻井孝宏は2005年から2012年まで吉良イヅルの声優として出演しました。『BLEACH』のアニメオリジナルの斬魄刀異聞篇では実体化した侘助役の声優も櫻井孝宏が担当しています。
櫻井孝宏のプロフィール
『BLEACH』の吉良イヅル役の櫻井孝宏は1974年6月13日生まれの男性声優です。インテンションという声優事務所に所属しています。声優アワードやファミ通アワードなどで数々の賞を受賞しています。1996年に声優デビューし、2004年まではボーイズラブ系のドラマCDにも出演していました。そのため女性からも人気が高い声優です。
櫻井孝宏の主な出演作品
声優の櫻井孝宏の主な出演作品には、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の枢木スザク役、『D.Gray-man』の神田ユウ役、『NARUTO -ナルト-疾風伝』のサソリ役、『鬼滅の刃』の冨岡義勇役、『はたらく細胞』のヘルパーT細胞役、『モブサイコ100』の霊幻新隆役、『ハイキュー!!』の月島明光役、『ダイヤのA』の御幸一也役などがあります。
吉良イヅルの名言
吉良イヅルは『BLEACH』で数々の名言を残しています。ここでは『BLEACH』の吉良イヅルの名言を紹介します。
名言①「面を上げろ…」
吉良イヅルには、「面を上げろ…」という名言があります。このセリフは『BLEACH』の尸魂界篇で松本乱菊との戦いで始解した時の名言です。この時初めて吉良イヅルは始解を使用し、その能力が判明しました。『BLEACH』の読者の間では、この始解のシーンがかっこいいと評判です。
面を上げろ「侘助」
出典: w.atwiki.jp
名言②「故に、侘助…」
吉良イヅルには、「故に、侘助…」という名言があります。このセリフは『BLEACH』の尸魂界篇で松本乱菊を相手に戦った時に、吉良イヅルが斬魄刀「侘助」の能力と名前の由来を説明をした時の名言です。「侘助」の能力は斬った対象物の重力を倍にします。
その重さによって動けなくなった者が自然と頭を差し出すことから「侘助」という名前がついています。ケペシュ状に変化した斬魄刀もこの時初めて描かれており、この曲がった刀身に首を引っ掛けて切り落とします。「侘助」の能力は他の斬魄刀とは違って異質な雰囲気があるところがかっこいいといわれています。
故に、侘助
出典: frequ.jp
吉良イヅルの世間での評判や人気
吉良イヅルはかっこいいと『BLEACH』の読者から人気です。ただ吉良イヅルの斬魄刀は90度に曲がっているので、どのように使うのか不思議に思う方も多いようです。曲がっているので相手を斬る時に使いにくそうだという声もありました。
『BLEACH』はアニメ化されているのですが、最終章の千年血戦篇だけ放送されていませんでした。しかし2020年に千年血戦篇のアニメ化が発表されました。『BLEACH』の読者の間では、ゾンビ化した吉良イヅルが見れると話題になっていました。
『BLEACH』の吉良イヅルの斬魄刀は、能力の強さや外見が魅力的でおしゃれでかっこいいという声もありました。元々『BLEACH』そのものがおしゃれだと評判なのですが、その漫画に登場する数ある斬魄刀の中でも形や能力がおしゃれすぎるといわれています。
もしも吉良イヅルが〇〇だったら
ここでは『BLEACH』の吉良イヅルがもしも〇〇だったらと仮定して、上司・後輩・彼氏の三つのシチュエーションで考察していきます。
吉良イヅル上司篇
『BLEACH』の吉良イヅルがもしも上司だったら、少し頼りないところがある上司になるかもしれません。ただ本当に大変な時には頼もしい人物です。実際に『BLEACH』の空座決戦編では敵を一人で瞬殺しています。また気真面目な人物なので、権力を振りかざしたり部下を困らせるようなことはしないはずです。
吉良イヅル後輩篇
『BLEACH』の吉良イヅルがもしも後輩だったら、周りに流されやすい後輩になるかもしれません。吉良イヅルは自分の気持ちを押し殺すタイプなので、なんでも上司の言うことは聞くと考えられます。しかし優秀な人物なので、本当はどんな考えを持っているか聞いた方が仕事が円滑に回るかもしれません。
吉良イヅル彼氏篇
『BLEACH』の吉良イヅルがもしも彼氏だったら、彼女に合わせてくれるタイプの彼氏になると考えられます。吉良イヅルは人の気持ちを考えられる人物で自分の考えを言わないので、彼女の行きたいところやしたいことを優先してくれるはずです。
吉良イヅルの卍解が見てみたい
『BLEACH』の吉良イヅルは「侘助」というかっこいい斬魄刀を持っており、読者からも人気です。残念ながら吉良イヅルの卍解は見られませんでしたが、戦闘シーンでは始解でも充分活躍する場面もあります。『BLEACH』では尸魂界篇・破面篇・千年血戦篇で活躍シーンがあるので、ぜひ読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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