【鬼滅の刃】挿入歌やOP・ED一覧！LiSAや豪華歌手陣が歌う楽曲を紹介

鬼滅の刃は高クオリティな映像でアニメ化され、人気が爆発。社会現象と呼ばれるほどに流行した漫画です。2020年に漫画は完結しましたが、アニメは続いており、現在は遊郭編までアニメ化され、続編である刀鍛冶の里編もアニメ化することが発表されました。この記事では、現在アニメ化されている炭治郎立志編から遊郭編までの挿入歌や主題歌を時系列順に紹介します。

鬼滅の刃は2020年に完結した週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。単行本が発売されればすぐに完売し、一時は入手困難なレベルの人気でした。アニメの挿入歌・主題歌はどれも話題を呼び、数々の賞を受賞。主題歌も挿入歌もすべて物語の内容を汲んだテーマ性の強いものであり、ファンから評価されています。

鬼滅の刃は主人公である竈門炭治郎（かまどたんじろう）が鬼にされてしまった妹の竈門禰豆子（かまどねずこ）を人間に戻すため、また自分のように家族を鬼に殺される悲劇を起こさないために、強敵である鬼に仲間と共に命懸けの戦いを挑む物語です。多くの仲間を失いながらも、炭治郎は仲間の想いを力に変えて前へ進み続けます。

アニメ鬼滅の刃・炭治郎立志編は竈門炭治郎（かまどたんじろう）が家族を鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）に殺され、妹の竈門禰豆子（かまどねずこ）を鬼に殺されたところから、炭治郎の命を懸けた物語がはじまります。そんな鬼滅の刃のはじまりを彩った主題歌と挿入歌を紹介します。

炭焼きの長男である竈門炭治郎（かまどたんじろう）がある晩家を留守にして帰ると、母と弟妹が殺されていました。唯一生き残った妹の禰豆子（ねずこ）は鬼にされてしまい、炭治郎は禰豆子を人間に戻すため、鬼によって奪われる命をなくすために修行を積み、鬼殺隊（きさつたい）という鬼を倒す組織の一員になります。任務で訪れた那田蜘蛛山（なたぐもやま）では、特別な鬼である下弦の伍・累（るい）を兄妹で協力して倒すことに成功しました。このときの挿入歌『竈門炭治郎のうた』は物語を大いに盛り上げました。

アニメ鬼滅の刃の初代主題歌である『紅蓮華』（ぐれんげ）は、アニメ版とオリジナル版では歌詞の一部が異なります。「オリジナル版の歌詞のままでは、あまりにも炭治郎（たんじろう）が辛すぎる」という理由で変更したそうです。『紅蓮華』はアニメ鬼滅の刃と同じく大ヒット。2019年放送の『第70回NHK紅白歌合戦』でも歌われました。

LiSAさんは1987年6月24日生まれのシンガーソングライターであり、歌手です。メジャーデビュー時はバンドのボーカルでしたが、2011年4月20日にソロデビュー。『魔法科高校の劣等生』のオープニングテーマ『Rising Hope』や『僕のヒーローアカデミア』第2期エンディングテーマ『だってアタシのヒーロー』、『ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』の主題歌『Catch the Moment』などが代表曲のアニソン歌手として知られています。

『紅蓮華』はチャート最高順位2020年度年間1位を獲得。オリコンの2020年度年間DLシングル1位、2020年度年間アニメ合算・DLシングル・ストリーミング1位も獲得しています。また賞は第34回日本ゴールドディスク大賞配信楽曲賞“ベスト3ソング・バイ・ダウンロード”、2021年JASRAC賞金賞を受賞。アニメ鬼滅の刃と共に社会現象と呼ばれるほどの流行曲となりました。

『from the edge』はアニメ鬼滅の刃・炭治郎立志編のエンディング曲でした。鬼滅の刃の物語を音で表現しているとファンからも人気の曲であり、主人公である竈門炭治郎（かまどたんじろう）の優しさと強さが込められた歌詞だと評価されています。

『FictionJunction』とは梶浦由記（かじうらゆき）のソロ・プロジェクトの名称です。作詞作曲、編曲だけでなく、ピアノ、キーボード、コーラスまで梶浦由記が担当しています。『FictionJunction feat. LiSA』は『FictionJunction』とLiSAのコラボであることを意味しています。

アニメ鬼滅の刃・炭治郎立志編で那田蜘蛛山（なたぐもやま）にいた、特別に強い鬼である下弦の伍・累（るい）を倒すときの挿入歌は『竈門炭治郎のうた』（かまどたんじろうのうた）です。家族を失い、仲間を失い、それでも生きていくしかないという炭治郎の悲しみと優しさ、強さが込められた歌詞が壮大なオーケストラの中で歌われます。このタイミングで流れる挿入歌は、炭治郎の今までの努力と苦しみを見てきた視聴者は、この歌に涙を流す人も多くいました。

挿入歌『竈門炭治郎のうた」を作詞作曲しているのは椎名豪（しいなごう）さんです。作中の楽曲も多く、椎名豪さんが担当しています。物語を盛り上げる挿入歌である『竈門炭治郎の歌』が流れた19話は、ファンからも神回と呼ばれるほどの盛り上がりを見せました。そこまでの評価を得ることができたのも、この挿入歌の力があってこそでしょう。椎名豪さんは挿入歌だけでなく、作品を彩るさまざまな楽曲も手がけています。

『紅蓮華』『from the edge』『竈門炭治郎のうた』の3曲すべてが、主人公である竈門炭治郎（かまどたんじろう）の悲しみから立ち上がり、妹のために刀をとった強さを感じられる主題歌と挿入歌だと評価されています。物語とリンクしている歌を聞くと、炭治郎の物語が思い起こされて泣けてくるというファンも多いようです。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は日本国内で最も興行収入を得た映画となりました。この主題歌もLiSAさんが担当しています。強靱な鬼の中でも3番目に強い上弦の参・猗窩座（あかざ）との戦いで、仲間と人々を守るために戦い抜いて死亡した炎柱・煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）への鎮魂歌として話題になりました。

LiSAさんの『炎』（ほむら）は、無限列車に乗車していた人々と鬼殺隊の仲間を守るために戦い抜いて死んでしまった炎柱・煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）への弔いの歌です。歌詞から考察すると、煉獄杏寿郎の想いを受け継ぎ、強くなることを誓う竈門炭治郎（かまどたんじろう）の心境を語る歌であるとも考えられます。映画館でエンディングに『炎』が流れると、すすり泣くファンの声が聞こえました。

LiSAさんの『炎』（ほむら）は単純に再生された回数をランキングにしたものではなく、ファンが共感共有した音楽のデータを元につくられたSpotify「バイラルトップ50（日本）」というランキングで1位を獲得。オリコン週間シングルランキングでも3週連続1位を獲得するなど、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と同様に社会現象レベルの大ヒットを記録しました。

LiSAさんの『炎』（ほむら）は、2020年の第62回日本レコード大賞を受賞。その際にLiSAさんは喜びと共に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）が言っていた台詞である「俺は俺の責務を全うする」という言葉を借りて、「わたしはわたしの責務を全うできれば、と願うばかりです」とコメントしています。

主人公である竈門炭治郎（かまどたんじろう）の視点から描かれる炎柱・煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）の生き様が描かれた歌詞と鐘の音からはじまる壮大な鎮魂歌のような曲調に、ファンはすぐにこの曲が煉獄杏寿郎を弔うための歌だと感じたようです。『炎』（ほむら）を聞くと、鬼滅の刃のファンは無限列車編の煉獄杏寿郎を思い出し、切ない気持ちを抱く人も多くいます。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を編集してつくられたアニメ版の鬼滅の刃・無限列車編ではオープニング、エンディング共に主題歌をLiSAさんが担当しました。『炎』（ほむら）とはまた違ったテイストながらも力強い曲調とメッセージ性がある曲です。どちらも作詞作曲は梶浦由記（かじうらゆき）さんが手がけています。物語を彩る楽曲の多くは、挿入歌『竈門炭治郎の歌』を作成した椎名豪（しいなごう）さんが制作しています。

Lisaさんの『明け星』は無限列車編のストーリーを沿うような歌詞と壮大さを感じられるメロディーで構成されています。歌詞の最初は幸せな夢の中のことを語っており、終盤にかけて煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）との別れと悲しみの中から一筋の光をみつける流れになっています。無限列車編のストーリーを想い起こさせる歌詞は共感を呼びました。

LiSAさんの『白銀』（しろがね）の曲名にもなっている白銀という言葉は、鬼殺隊士たちが持っている日輪刀を表していると考えられます。悲しい別れや心が折れそうになるほどの悔しさから立ち上がって前進し続けようとする歌詞は、竈門炭治郎（かまどたんじろう）と仲間たちの心境を表していると考察されています。

LiSAさんも『明け星』と『白銀』（しろがね）について、「大切なものを守るための刃を梶浦さんにもらった」と発言しています。大切なものを守るために、死ぬまで戦い抜いた煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）が思い起こされます。

映画版の無限列車編と同じく、アニメ版の無限列車編も煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）を失う物語です。その物語に沿うようにつくられた『明け星』と『白銀』（しろがね）は、ファンからも切ない物語にぴったりの曲として評価されています。

鬼滅の刃・遊郭編は音柱・宇髄天元（うずいてんげん）が、主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）たちと共に遊郭に潜む上弦の陸に挑む物語です。煌びやかな遊郭と派手好きな宇髄天元を思わせる曲調と歌詞が特徴です。遊郭編からはAimer（エメ）さんが主題歌を担当しています。作詞作曲は梶浦由記（かじうらゆき）さんが担当です。作中で使用されている楽曲の多くは挿入歌『竈門炭治郎の歌』を制作した椎名豪（しいなごう）さんが担当しています。

Aimer（エメ）さんが歌う『残響散歌』（ざんきょうさんか）は、声・轟け・響き渡れなど音に関する単語が歌詞にちりばめられており、音柱である宇髄天元（うずいてんげん）をイメージして作られた曲だと考えられます。随所に華やかな遊郭を思わせる歌詞や上弦の陸である堕姫（だき）を思わせる歌詞などもあり、遊郭編にふさわしい曲に仕上がっています。

Aimer（エメ）さんの歌う『朝が来る』は、曲名の通り朝の到来を歌う歌です。太陽に当たると死んでしまう鬼にとって朝が来ることは脅威であり、竈門炭治郎（かまどたんじろう）や宇髄天元（うずいてんげん）たちにとっては勝利を意味します。無限列車編では朝が来るときに煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）が死亡しています。しかし遊郭編では、誰も死ぬことなく勝利を得ることができました。『朝が来る』は炭治郎がはじめて守るべきものを守り抜いた朝が来たことを思わせる曲です。

Aimer（エメ）さんは生年月日や本名、出身地などのプロフィールがすべて非公開の謎の多いシンガーソングライターであり歌手です。『機動戦士ガンダムUC』の主題歌『RE:I AM』や『夏雪ランデブー』のエンディングテーマ『あなたに出会わなければ ～夏雪冬花～』などを担当し、アニソン歌手として知られています。2011年のデビュー当時は顔出しもしていませんでしたが、2016年頃から顔出しをするようになりました。

Aimer（エメ）さんはアニメ鬼滅の刃の主題歌を担当することになった際に、LiSAさんから大切なバトンを受け取らせていただいたというコメントをしています。LiSAさんもまたAimerさんに歌い繋げたいとコメントしており、命懸けの戦いの中で命を絶たれても想いを繋いでいく鬼滅の刃という物語と重なるとファンの間で話題になりました。

アニメ鬼滅の刃・遊郭編は更に磨かれた圧倒的な映像の美しさで表現される命懸けの戦いが熱いと話題になりました。手に汗を握るような戦いは原作で結末を知っているファンも固唾を吞んで見守ったという声がSNSでは多く聞かれています。続編の刀鍛冶の里編が制作されることも発表され、鬼滅の刃ブームはまだ終わりが見えません。

アニメ鬼滅の刃の主題歌を担当したLiSAさんとAimer（エメ）さん。おふたりの最新ニュースについてお伝えします。

ソロデビュー10周年を迎えるLiSAさん。10周年記念として、音楽情報誌『リスアニ！』のインタビューと連載『おくすり出しておきましたっ！』がまとめられた『10th Anniversary Complete Book LiS"A"ni!（リサアニ！）』が2022年3月30日に発売されることが決定しました。新たに撮り下ろした写真やインタビューも掲載される、ファン必携の一冊です。

Aimer（エメ）さんも2022年はメジャーデビュー10周年の年です。記念としてAimerさんの全楽曲のストリーミング配信が解禁されました。2022年1月26日にリリースされたばかりの曲もストリーミング配信されるそうなので、よりAimerさんの曲を楽しむことができる機会が増えそうです。

鬼滅の刃の主題歌・挿入歌はすべて登場人物の想いや物語に寄り添う楽曲です。切なく残酷な物語に寄り添う楽曲は、ファンからの人気も高く、これからも続いていくアニメを彩る歌には注目が集まりそうです。