【呪術廻戦】夜蛾正道の死亡理由は?術式や呪骸についても紹介
呪術廻戦では多くのキャラクターの死が描かれます。中でも様々な考察がされているのが東京校の学長である夜蛾正道の死亡についてです。ここでは夜蛾正道の死亡理由と共に、呪骸を使用する術式や内通者疑惑について細かくまとめていきます。
夜蛾正道とは?
夜蛾正道(やがまさみち)は、呪術廻戦の中でも重要とされる呪術高専東京校の学長にして傀儡呪術学の第一人者とされています。現在は学長の席にいる夜蛾正道ですが、過去には呪術界最強と言われている五条悟や現在、敵として登場している夏油傑の担任を務めていました。そんな夜蛾正道ですが、作中では既に死亡してしまっています。ここでは夜蛾正道の情報と共になぜ死亡してしまったのか理由などもまとめていきます。
夜蛾正道学長のプロフィール
- 年齢:47歳
- 階級:1級呪術師
- 肩書:呪術高専東京校学長
- 術式:傀儡操術
- 声優:黒田崇矢
夜蛾正道は、呪術高専の学長として初期から登場している人物になります。見た目がとてもいかついおじさんにも関わらず、術式を埋め込む為に作られている依り代がぬいぐるみというギャップを持ち合わせている人物です。また、五条悟・夏油傑・家入硝子の担任をしていた過去を持っている事から、とても長く呪術界で活躍している人物でもあります。そんな夜蛾正道は、過去に結婚していた事が明らかにされました。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は、週刊少年ジャンプで連載されているダークファンタジー作品です。日常の中に潜んでいる不可思議な問題を「呪い」と連結させる事により、生み出される怪異とその怪異を対峙する術者というバトルが構築されています。また、バトルだけでなくギャグ要素も含まれている為、飽きの来ないストーリーの展開が人気です。その他にも主人公を含む、個性豊かなキャラクターが作品を彩っています。
呪術廻戦のあらすじ
ある夜、唯一の家族である祖父を亡くした虎杖悠仁は、不思議な青年・伏黒恵に出会います。伏黒は呪物と呼ばれる呪いのアイテムを探している事を伝えると、虎杖の先輩が持っている事が判明しました。呪いによって集まってきた怪異に先輩が襲われると知った虎杖は、伏黒と共に夜の学校へと向かいます。襲い来る怪異に勝てないと判断した虎杖は、特級呪物【宿儺の指】を飲み込みんでしまいました。宿儺の器となった虎杖は五条悟の計らいにより、呪術の世界へと足を踏み入れる事になるのです。
夜蛾正道の死亡シーンや死亡理由
呪術高専東京校の学長として登場していた夜蛾正道ですが、本誌では死亡してしまったキャラクターです。とても重要な立ち位置にいたにも関わらず死亡してしまった事から、多くの読者を驚かせました。ここでは夜蛾正道の死亡理由や殺害した相手を詳しくまとめていきます。
夜蛾正道の死亡シーンは何話?
夜蛾正道の死亡シーンは、コミックス147話「パンダだって」に描かれています。夜蛾正道が死亡した原因は呪術師による死刑執行です。仲間だと思っていた相手によって命を奪われた夜蛾正道の姿は、とても重いシーンとして描かれています。
夜蛾正道の死亡シーンをネタバレ
呪術界上層部によって死刑執行が言い渡され、その命を終わらせた夜蛾正道ですが、どのような最後を迎えたのかをここではネタバレを含みながら詳しくまとめていきます。
ネタバレ①夜蛾の過去の回想シーン
夜蛾は呪骸の革命ともいえる完全自立型呪骸を作り上げた人物です。上層部に拘束された際には、その製造方法を「偶然の産物」と言い張っていましたが、実はパンダが作り出された過程は偶然ではありません。夜蛾はその製造方法から多くの自立型呪骸を作成していました。
場面は「タケル」と呼ばれている呪骸と森で話をしているシーンとなります。夜蛾正道はタケルに暫く帰れないと告げました。そこにはタケル以外にも多くの呪骸が存在しており、夜蛾は死罪が決まってからその地を隠れ家として使っていたのです。夜蛾正道が森を去ろうとした時、呪骸達は正道がいないと寂しいと伝えます。これが夜蛾正道と呪骸達との最後の別れとなりました。
ネタバレ②日下部の過去の回想シーン
呪術高専東京校で2年の担任を受け持っているのが日下部です。日下部と夜蛾の関係ですが、当初は呪骸の作成を依頼する依頼人と術者になります。日下部は過去に甥っ子を亡くしています。この事件が原因で心を病んでしまった妹を救う為、甥っ子である「タケル」の魂の情報が入った呪骸を作ってほしいと夜蛾に依頼します。結果としてはタケルそっくりな言葉を話す呪骸が完成し、妹の心が救われた事から夜蛾に多大なる恩義を感じています。
ネタバレ③夜蛾正道を殺したのは楽巌寺
パンダに会うため脱獄した夜蛾正道ですが、すぐに追手により行く手を防がれます。そこに姿を現したのは夜蛾正道と同じく京都校の学長を務めている楽巌寺嘉伸です。同じ学長という事もあり、ぶつかり合えば大惨事になっていたとされています。しかし、この時の夜蛾正道は呪骸を1体も持ち合わせていなかった事からほぼ無抵抗の形で命を落とす事になりました。
ネタバレ④夜蛾正道の「呪い」のセリフの意味
夜蛾正道は死の間際、楽巌寺嘉伸に対して「呪い」という言葉を送っています。この言葉の意味は多く語られてはいませんが、夜蛾正道は登場当時から「後悔のない死はない」と伝えています。また、夜蛾正道と楽巌寺嘉伸は対立する立場にはいましたが、決してお互いを憎んでいたという事はありませんでした。その事から、自分自身の信念を呪いという形で楽巌寺嘉伸へと引き継ごうとしていたと考察できます。また、この様に死亡すると分かっている相手が生きている相手に言葉を残すシーンは、呪術廻戦では少なくありません。
夜蛾正道の死亡を知ったパンダの涙
夜蛾正道は志半ばで命を落とす結果となりました。その最後を看取ったのは他でもない息子と呼んでいたパンダです。パンダは渋谷事変にて2つ目の核を失い、活動停止となっていました。そんなパンダが生みの親である夜蛾正道の元に訪れた事で、自分への攻撃も辞さないと伝える楽巌寺嘉伸に対して「上からの命令だろ」と攻撃の意思を見せません。呪骸でありながらも涙を流すパンダの様子から、夜蛾正道との深い絆を感じられるシーンとなっています。
夜蛾正道が死刑になった理由
死刑になってしまった夜蛾正道ですが、作中では家入などを守る姿を見せていました。しかし、呪術界上層部から渋谷事変を引き起こしてしまった人物として、死刑を言い渡されてしまいます。ここでは夜蛾正道が死刑になってしまった理由を詳しくまとめていきます。
考察①渋谷事変の後の上層部からの通達
多くの一般人や呪術師に被害を出してしまった渋谷事変は、五条悟と夏油傑を唆した夜蛾正道によって引き起こされたというお触れが、呪術界上層部から出されました。この事により夜蛾正道に死罪の判決が下されます。現場に出ていた呪術師であれば、夏油傑が操られている存在である事や、虎杖の暴走が内側にいる宿儺のせいである事は理解できます。しかし、今回の事件を全て夜蛾正道の責任にして、終わりにするつもりだったのではないかと推察されています。
考察②完全自立型呪骸の作り方を知りたい上層部
死罪が確定している夜蛾正道ですが、上層部はある情報を求めている事が判明します。それは夜蛾正道が作り上げた【完全自立型呪骸】の製造方法です。呪骸は無機物のものに呪いを埋め込む事により作り上げます。しかし、夜蛾正道は感情を持った呪骸を作り上げる事に成功しました。これにより傀儡呪術学の第一人者となりますが、その詳しい製造法は誰にも伝えていなかった為に、上層部に罪をでっち上げられた上で、取り調べを受けていたと考察する人は多くいます。
現に夜蛾正道の死刑執行人として選ばれた楽巌寺嘉伸は、死の間際にいる夜蛾正道に対して製造方法を問い詰めているシーンが描かれています。本来ならば悪用される事を恐れて墓場まで持っていく事もできた方法ですが、夜蛾正道は楽巌寺嘉伸の正義を信じて製造方法を説明しているようにも見える場面です。
考察③五条悟と夜蛾正道が手を結ぶことを恐れた上層部
夜蛾正道が死罪になった最も大きな理由というのは、五条悟と結託される事を上層部が恐れていたからの可能性です。五条悟は現在の呪術界は腐っていると明言しています。そして、現在の若い呪術師を中心として新しい呪術界を作り上げようと計画していました。上層部もその問題に気付いている状態ですが、【五条家】という呪術界でも、かなり地位の高い家柄の当主である五条悟を表立って敵対する事ができません。そのため、渋谷事変を利用して永久追放した上で、夜蛾正道と手を組まない為に死罪を決行したと考察できます。
夜蛾正道の術式や呪骸・内通者説
生徒思いで時には厳しく導いていた夜蛾正道は、呪術師としても一流の人物でした。そんな夜蛾正道の術式や作り上げた呪骸の解説と併せて【内通者説】について考察していきます。
夜蛾正道の術式
夜蛾正道が使用する術式は「傀儡操術」です。この術式は術者の呪力を核として傀儡を操るものです。これと全く同じ術式を持っているのが京都校の生徒であるメカ丸こと与幸吉です。しかし、メカ丸は【天与呪縛】を持ち合わせる事で離れた場所からでも高い呪力出力が可能でした。夜蛾正道はその恩恵を受けてはいませんでしたが、完全自立型呪骸であるパンダを作り上げ、完全に術者の呪力から離れた上で動く事のできる呪骸を確立させました。
夜蛾正道がこれまでに作った呪骸
夜蛾正道はパンダ以外にも多くの呪骸を作っています。その中でも、虎杖が面接を受けた際に登場したのがキャシィという河童に似た呪骸です。緑色のボディに可愛らしい顔をしているにも関わらず、重たいパンチで攻撃を仕掛けてきます。また、虎杖の呪力コントロールで使われたのはツカモトと呼ばれる熊の呪骸です。普段は寝ているのですが、一定の呪力を流し込まないと目を覚まして強烈なパンチを打ってくるため、短期間で呪力コントロールする練習にはもってこいの相手です。
夜蛾正道の内通者説の理由
- 1.内通者は2名以上でその内の1人は学長以上
- 2.五条vs漏瑚は夜蛾正道との会食へ向かっていた
- 3.交流会の際に天元の元へ真っ先に向かった人物
死刑が執行されてしまった夜蛾正道ですが、実は敵側の内通者ではないかという声が囁かれていました。その理由は上記にまとめた3つになります。1つ目の学長以上という問題だけでは、夜蛾正道への疑いは向きません。しかし、2つ目は五条悟のスケジュールを知っているような漏瑚の奇襲から、内通者は五条の親しい相手だと絞る事ができます。そして交流会の際に真っ先に天元の元へ向かうと進言していたにも関わらず、高専忌庫を襲った真人と遭遇していないという不自然な点です。
夜蛾正道と羂索の関係
内通者としての疑問が浮かんでいる夜蛾正道ですが、そうなると羂索との関係性です。一見接点がないように感じられる2人ですが、羂索は五条に対して「死体処理を家入に任せなかった」という理由で夏油の体を乗っ取っています。また、五条自身も「その場で火葬していれば」と発している事から、五条が信用できる相手に死体の処理を任せたという流れになります。この時に任されたのが夜蛾正道であったとしたら、羂索に夏油の体を渡した内通者という考察ができます。
夜蛾正道の死亡に対する世間での評判や人気
呪術廻戦の読者の中には夜蛾正道が好きだというファンは多くいます。死罪が確定した後でも、助かる道のりが描かれるのではないかと期待しながら続編を待っている声もありました。そのため、夜蛾正道の死亡が確定してしまった事で大きなショックを受けているファンも少なくありません。
内通者説が多く囁かれていた人物だった為に、夜蛾死亡のストーリーは多くの疑惑をファンの中に残しています。パンダの核を回復させる為に自分自身を犠牲にしているという声などもありましたが、かたくなに隠し続けていた自立型呪骸の製造方法を最後に伝えている点は復活するフラグなのではないかと考えるファンもいます。
夜蛾正道の死亡後について、独自の考察を巡らせている人もいました。夜蛾正道に関係する話が今後来る事に期待しているようです。
夜蛾正道の死亡シーンは悲惨だった
ここでは過去や術式が詳しく明かされていなかった、夜蛾正道の死亡に関してまとめていきました。学長としての立ち振る舞いから表立って登場していなかった夜蛾ですが、死亡してしまった理由があまりにも理不尽なものとなっていました。しかし、息子と呼んでいたパンダに会いたいというその想いを考えると最後をパンダに看取ってもらっていたとはいえ、言葉を交わす事なく死亡してしまったのは悲惨なものです。
この記事のライター
遊喜
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