【呪術廻戦】裏切り者は誰？内通者の候補に挙がっているキャラを考察

『呪術廻戦』で現在注目されているのが、裏切り者がいるのかどうかです。誰が裏切り者なのか候補に挙がっている人物について、この記事では考察をしていきましょう。黒幕となる人物にも近づける可能性もあります。

『呪術廻戦』では呪術師と呼ばれる呪霊や魔物を相手にするキャラと、呪詛師と呼ばれる人間に対して危害を与えるキャラの二パターンに分けられます。呪術師が主なメインキャラになりますが呪詛師も多くのキャラが登場しているため、意外にも呪詛師の人気も高い傾向にあるでしょう。『呪術廻戦』における裏切り者と呼ばれているのが、呪術師の情報を呪詛師にリークする内通者です。

呪術師と呪詛師は正反対な行動をしているため、作中ではつねにライバル的存在になっています。お互いに死亡キャラも出ていることから、呪術師が呪詛師に情報をリークするのはご法度といえるでしょう。裏切り者となる内通者の情報は既に出ているため、該当する候補者の中に裏切り者が居ると予想されています。

裏切り者となる内通者の情報として挙がっているのが、「内通者は二名以上」であることです。この内の一人は学長以上のランクを持っている者になり、もう一人が上層部に情報をリークしている者です。この情報を頼りに、この記事では黒幕となる裏切り者の候補者を考察していきます。

2018年より週刊少年ジャンプで連載を開始した『呪術廻戦』は、呪術師と呪霊などの怪物を相手にバトルを繰り広げるダークファンタジーな世界観が人気の作品です。作者は芥見下々（あくたみげげ）さんになり、元々ホラー作品が好きだったことから、『呪術廻戦』の内容も本格的なホラーを感じられる部分もあります。

コミックは現在20巻まで既出しており、累計発行部数は7000万部を突破する勢いを持っています。過去にはアニメの放送もしており、第一期は2021年3月にて終了しています。2023年にはアニメ第二期の放送が決定しているため、今後さらに人気を博していく作品になることでしょう。

『呪術廻戦』では、主人公となる普通の高校生の虎杖悠仁（いたどりゆうじ）が、高校に眠っていたという特級呪物「宿儺（すくな）の指」を食べてしまったことから始まります。特級呪物を食べてしまうことで体内で呪いの王と呼ばれる宿儺を呼び起こしてしまい、呪術師によって死刑の判決を下されます。

しかし、残る19本の宿儺の指を食べて体内に入れるまで、死刑への猶予が言い渡されました。主人公の虎杖は普通の高校から呪術専門の高校へ転入をし、宿儺の指を全て食べ終わるまで、多くの仲間や敵と出会いながらも呪術師を目指していきます。

『呪術廻戦』の作中で黒幕となる裏切り者は二名以上いると言われていましたが、現在一人目のみ内通者が判明しています。まずは、一人目の黒幕と判明した内通者について紹介します。

呪術師の裏切り者となる内通者として発覚したのが、呪術高専京都校に所属している与幸吉（むたこうきち）が操作をするロボットのメカ丸です。歌姫が調査をした結果、メカ丸が内通者ということが分かりました。ここで浮上するのが、なぜメカ丸が黒幕として裏切り者になってしまったのか、という点でしょう。メカ丸が裏切り者となってしまった理由として、操縦している与の身体が関係しています。

与は元々身体に障害を抱えていることから、自分の分身のようにしてメカ丸を操作し高校生活を送っていました。そのとき、呪詛師である偽夏油一派に情報をリークする対価として、真人の無為転変を使って身体の障害を治してもらう条件を出されます。メカ丸は苦痛を伴う身体の障害から解放されたいと願い、裏切り者として内通者になります。

メカ丸は内通者になるときに京都校の生徒に手を出さないでほしいとお願いをしますが、呪霊たちは約束を破ったため内通者としての仕事を辞退しました。

メカ丸が持つ術式は二つあり、一つ目が天与呪縛です。天与呪縛は自分を犠牲にする代わりに強い力を得ることができ、メカ丸は与が身体に障害を与えることで広範囲に渡って強力な術式を繰り出すことが可能でしょう。もう一つの術式は与がメカ丸を操ることができる傀儡操術になり、傀儡を操ってさまざまな局面に対応ができるというものです。複数体の傀儡も操作可能なため、相手を袋叩きのようにすることもできます。

裏切り者として内通者となったメカ丸でしたが、京都校の生徒に手を出さないという約束が守られなかったため、最終的には内通者を辞退しています。しかし、その行動に対して偽夏油は報復を恐れ、真人に無為転変を使用してメカ丸を治すよう伝えます。真人がメカ丸を襲い、反抗しますが力及ばずにメカ丸はそのまま命を落としました。

『呪術廻戦』での裏切り者とされる内通者は、二名以上いると情報が挙がっています。一人はメカ丸であったため、もう一人は誰なのか黒幕として候補に挙がっている人物から考察していきましょう。

裏切り者の候補の一人として挙がっているのが、呪術高専東京校の学長でもある夜蛾正道（やがまさみち）です。夜蛾は現在呪術師と対立している偽夏油の元の身体である、夏油傑（げとうすぐる）の肉体処理をしています。火葬をしていなかったがゆえに、羂索に身体を乗っ取られてしまいました。しかし、現在夜蛾は死亡キャラになっていることから、裏切り者である可能性は低くなりました。

『呪術廻戦』の一話から登場している伊地知潔高（いじちきよたか）は、戦闘することがないため強さは分かっていません。しかし、呪術高専東京校の生徒の送り迎えをしていたり、五条悟と近い距離で生活していることから情報を集めるのは容易といえます。そのため、呪術高専の動きなどの情報をリークしている内通者ではないか、と予想されています。

冥冥（めいめい）は『呪術廻戦』のキャラ内でも非常に謎が多く、弟の憂憂（ゆうゆう）とともに行動しています。冥冥の見た目は女性ですが、実は性別も判明していません。冥冥がなぜ裏切り者の候補に挙がったのかというと、冥冥自身が「お金さえ払ってくれれば誰の手伝いでもする」と発言したためです。この発言から、呪詛師よりお金をもらって情報をリークしている可能性があるのではないかといわれています。

内通者の候補として少々低いものの、「虎杖を殺せ」と指示している様子があることから呪術高専京都校の学長でもある楽巌寺嘉伸（がくがんじよしのぶ）の名前が挙がっています。保守派のため可能性は低いですが、候補の一人として入っています。

『呪術廻戦』では今後、裏切り者が明確になっていくため候補の中から浮上する可能性も高いでしょう。ここからは、五条悟の過去や虎杖の今後について考察していきます。

現在身体を乗っ取られている夏油ですが、過去は五条とも仲が良く主人公側の人間でした。しかし、非術師と呼ばれる普通の人間に対して絶望を抱いたことで、ついに一線を越えてしまい人間に手をかけてしまいます。その後、呪術師とは呼べない思考回路になってしまった夏油に対して、五条が手をかけたことで生涯を終えました。

『呪術廻戦』の主人公でもある虎杖の中には宿儺がいますが、虎杖は一度死んでいるため契約を交わしています。契約内容は1分間宿儺に身体を貸し、その記憶は抹消するという内容です。縛りの代償として虎杖は復活を果たせましたが、今後この契約を元に宿儺が裏切る可能性があるでしょう。

『呪術廻戦』では誰が誰を裏切ってもおかしくない状況にあり、虎杖の同級生でもある伏黒恵（ふしぐろめぐみ）でさえも裏切るのではないかと予想されています。裏切る内容として可能性があるのが、宿儺が復活を遂げたときでしょう。復活の絡みで伏黒が虎杖を裏切り、宿儺側につく可能性が高いです。

『呪術廻戦』では多くのキャラが裏切り者になりかねないため、世間の声として多いのが考察をする声です。物語の中で黒幕のような発言をしたキャラが居れば、その人物がこれまでに出している伏線を見返したりなどしている人も少なくありません。

『呪術廻戦』の中で裏切り者となる内通者が誰なのか考察をしていると、気付けばどのキャラも怪しく見えてしまうという人も多いです。『呪術廻戦』は物語が巧みに仕上がっているので、誰が裏切り者でもおかしくないでしょう。

この記事で紹介したキャラ以外にも、黒幕かもしれない候補に挙がっているキャラは何人がいます。そのため、どのキャラからも目が離せないという声が多いです。

『呪術廻戦』は主人公の周りのキャラ全てが裏切り者に見えてしまうほど、巧妙なストーリー性が魅力でしょう。この記事で紹介をした裏切り者の候補者以外にも、何名か内通者ではないかと予想がされています。今後、裏切り者となる内通者が判明することでしょう。『呪術廻戦』に登場する全てのキャラから目が離せません。