【呪術廻戦】乙骨憂太の声優は緒方恵美！碇シンジなど代表作を紹介

乙骨憂太(おっこつゆうた)は呪術廻戦に登場するキャラクターで、劇場版 呪術廻戦0で初登場し、主人公でもあります。東京都立呪術高等専門学校に通う2年生で、心優しいその性格からファンも多いキャラクターです。ここでは乙骨憂太のプロフィールを紹介します。

乙骨憂太は幼少期に、折本里香を目の前で交通事故で亡くしてしまい、里香は怨霊になって憂太に憑りつき、周りに危害を加えるようになってしまいます。誰の手にも負えなくなったことから死刑となりましたが、五条悟の提案で東京都立呪術高等専門学校に入学することになりました。基本的には温厚で心優しい性格です。当初は里香のこともあり、人と関わろうとせず気弱い印象でしたが、入学後は本来の芯の強さを見せるようになりました。友達を傷つける者には容赦がなく普段とのギャップがあります。

芥見下々先生原作の漫画「呪術廻戦」は、週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。コミックスは現在20巻まで発刊されており、1巻発売からすぐに重版がかかるほどの人気を誇っています。2020年からテレビアニメ版が放送されるとその人気はさらに加速し、既に累計発行部数7000万部を突破しています。「全国書店員が選ぶおすすめコミック」では2019年に1位を獲得しており、2021年には劇場版も上映され社会現象を巻き起こしました。

人間の負の感情から生まれた化け物や呪霊を呪術を使用し祓う呪術師の世界が舞台です。呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁は元々は呪術師ではありませんでしたが、事件に巻き込まれたことから、東京都立呪術高等専門学校に入学しました。呪術師として日々対戦や経験を積みながら、仲間と共に成長していく姿が描かれています。

アニメ版呪術廻戦で乙骨憂太の声優を担当したのは緒方恵美さんです。乙骨憂太の声優は誰が担当するのかと、発表前から読者の間で話題となっていました。このキャスティングに原作者の芥見下々先生はピッタリだと思ったそうです。ここでは尾形恵美さんの紹介や、乙骨憂太の声優に選ばれたことなどについてまとめています。

緒方恵美さんは2022年に声優30周年を迎え、今まで数々の作品に出演し賞も受賞してきました。元々ミュージカル女優として活動していましたが劇団が解散となり、当時のプロデューサーに声優になることを勧められて声優としての道を歩み始めます。才能が認められ1992年に声優としてデビューし、立て続けに有名キャラクターの声優を務めたことで、一気に人気声優になり賞も多く受賞しました。現在も声優や歌手として第一線で活躍し続けています。

緒方恵美さんの声の特徴や魅力として「中性的」ということが挙げられます。ミュージカル女優として活動していた時も少年役がピッタリだと評価され、声優になってからも少年役での出演が多いです。呪術廻戦のスタッフの中で乙骨憂太の声優は「中性的で、柔らかさ、優しさがあった上で、大きな感情の振れ幅・落差もある」というイメージで探していたそうで、そこで名前が挙がったのが緒方恵美さんで満場一致でのキャスティングになったとのことです。

そもそも、男の子のキャラクターを女性声優が務めることに違和感を抱いている視聴者もいます。また、緒方恵美さんが今まであまりにも有名なキャラクターを演じてきたことで、そのキャラクターの声にしか聞こえないという意見もありました。また原作のファンからは自分が想像していた声優と異なっていたとの意見もありました。しかし中には最初は違和感があったものの、物語が進んでいくにつれて声がしっくりとくるようになり、流石腕のあるベテラン声優だと思ったと言う感想もありました。

ここでは緒方恵美さんが出演してきた有名作品やキャラクターを紹介します。国民的アニメの主人公も担当しており、時代を創った声とも評される緒方恵美さんの代表作はあまりにも有名なアニメでした。

エヴァンゲリオンシリーズは1990年代のアニメブームを作ったとも言われる大人気作品で、現在でもその人気は健在です。近年でもエヴァンゲリオン新劇場版の制作がされています。その主人公である碇シンジの役を緒方恵美さんが担当しています。ナイーブで内向的な少年の成長が描かれており、繊細な性格のシンジを見事に演じていると評価も高く根強いファンも多いです。エヴァンゲリオンの碇シンジは声優・緒方恵美さんの代表キャラクターとなっています。

幽☆遊☆白書は、現在HUNTER×HUNTERを連載中で知られる冨樫義博先生による漫画です。アニメ化され人気は凄まじいものとなり、当時の視聴率は記録的なものとなりました。そんな作品の中で緒方恵美さんは主要キャラクターである蔵馬を演じました。蔵馬は狐の妖怪で魔界では盗賊、その後人間界では胎児に憑依し人間としての人生を歩んでおり、元々は冷徹だった性格も人間の母親に育てられたことで温厚な性格へと変わりました。当時蔵馬は読者から絶大な人気を誇り、初恋ハンターとも言われています。

カードキャプターさくらは大人気少女漫画で当時社会現象を起こしたほど大人気作品です。アニメ版は1998年から放送され、劇場版の制作や長年に亘って幾度となく再放送もされており、2018年には新作アニメも放送されました。月城雪兎は主人公・さくらの兄で木之本桃矢の親友というのは仮の姿で、ユエという真の姿を持ったキャラクターです。そのギャップがすごくかっこいいとファンが多いキャラクターでもあります。

ダンガンロンパシリーズはミステリーや推理要素があるコンピューターゲームシリーズで、アニメ化もされています。苗木誠と狛枝凪斗というキャラクターを緒方恵美さんが演じ分けており、この二人のキャラクターは同一人物ではないものの、共通点も多く超高校級の幸運コンビと呼ばれています。それぞれ名前の文字を並べ変え「だ」を入れるとそれぞれの名前になるアナグラムになっていますが、性格に関しては正反対です。そんな異なる二人を演じ分けている緒方恵美さんがすごいとファンの間で言われています。

月間Gファンタジーで2014年から連載中の地縛少年花子くんは、2020年にアニメ化されました。この物語の主人公は花子くんで、その声を緒方恵美さんが担当しました。学園の怪談が題材になっているものの、物語としてはハートフルなコメディであり、花子くんも幽霊という設定のキャラクターですが、社交的で明るい性格をしています。この漫画は人気漫画で2022年時点では累計発行部数が800万部を突破していて、ファンの多い作品となっています。

乙骨憂太は呪術廻戦のキャラクターの中でも根強い人気があります。ここではその人気の秘訣である魅力についてまとめました。乙骨憂太が持つ魅力は一体何なのか、過去や活躍から考えていきます。

乙骨憂太には里香が怨霊になって憑りついているとプロフィールで紹介しましたが、乙骨憂太の術式は「里香」となっています。里香は絶大な力を持った怨霊です。それを認められたのか、乙骨憂太が東京都立呪術高等専門学校に入学してすぐの時点で特級で、これは呪術師の階級の最高段階です。

そして、読者の間でチート級に強いと言われている能力が他者の術式のコピーです。しかし、反則レベルの能力なので使用時間に5分間という制限があります。また反転術式を呪術を学び始めてたった1年で使えることや、呪力量が非常に多いことも乙骨憂太が強いと言われている理由です。この類を見ない強さが乙骨憂太の魅力の一つです。

乙骨憂太と里香は幼少期に病院で出会い、将来結婚の約束をするまでに仲良くなりました。ところが、里香は11歳の時に乙骨憂太の目の前で交通事故に遭ってしまい、帰らぬ人となってしまいます。しかし、その時に呪いの契約を結び、乙骨憂太に憑りついた里香は、敵を必要以上に排除してしまう危険な存在になってしまいます。その為、乙骨憂太は人と関わるのを避けていました。学校に入ってからは里香の呪いを解くと決意し訓練をするうちに、ネガティブな性格から次第に明るい性格へと変わっていきました。

日本に帰国した乙骨憂太は、上層部からの命令で虎杖の処刑人として登場しましす。しかも術式・里香を使用していました。呪霊総監部の通達にも、虎杖の死刑執行人に乙骨憂太が任命されたことが記載されています。しかし、読者の考察では乙骨憂太は演技をしているだけで実は味方であるというものもあり、これからの展開に注目が集まっています。

呪術廻戦を漫画で読んでいたファンは、乙骨憂太の声優を務める人は誰なのかで盛り上がりました。結果緒方恵美さんであったことに納得しているという意見が多いです。今まで数々の名作に携わってきた緒方恵美さんはアニメファンから絶大な信頼があります。

緒方恵美さんといえばエヴァンゲリオンの碇シンジの声優であることが有名ですが、 呪術廻戦では緒方恵美さんはしっかりと乙骨憂太になりきれていたという意見です。碇シンジや蔵馬など性別を超えて少年の役が多いですが、漫画で描かれた乙骨憂太のかっこいい台詞はちゃんとかっこよく演じられていたという意見が多いです。

乙骨憂太は原作では魅力があり人気のキャラクターでしたが、映像化し声をあててもしっかりとその魅力が欠けることなく、それどころか最大限に発揮されていたという意見が多いです。繊細なキャラクターを見事に演じた緒方恵美さんに対しての声優としての評価が窺える意見が多くあります。

呪術廻戦のアニメ版で乙骨憂太の声優を務めたのは、緒方恵美さんでした。また緒方恵美さんはエヴァンゲリオンの碇シンジの声優を担当したことでも有名です。演技力の高さが評価され根強いファンも多いですが、今後も活躍し続けてくれると期待が寄せられています。アニメ版呪術廻戦で緒方恵美さん演じる、乙骨憂太の再登場を待ちましょう。