【呪術廻戦】乙骨憂太とリカちゃんとの関係は？祈本里香が怨霊になった理由も

「呪術廻戦0」での主人公である乙骨憂太は、呪術高専の2年生ですが、すでに特級呪術師という最高ランクの呪術師になっています。乙骨が使う術式の正体と、その強さの理由を考察していきましょう。

乙骨憂太の出身地は、主人公の虎杖悠仁（いたどりゆうじ）と同じ宮城県です。現在呪術高専の2年生ですが、留年をしたので17歳になっています。身長は約170cmとありますが、詳しくは分かりません。同級生たちを大切に思っていて、会えないとストレスを感じます。

乙骨憂太は、呪術高専に入学した当初から特級被呪者という、強いランクに認定されています。その理由は、正体が定かではない特級過呪怨霊の祈本里香（おりもとりか）が取り憑いていたからです。二人は幼い頃にとても仲の良い関係でした。里香が成仏してからは、リカちゃんと指輪で繋がり、特級呪術師になって活躍しています。呪術界最強とうたわれる、五条悟よりも多い呪力量を持っています。呪術高専の交流戦では、乙骨が京都校を圧倒したので、呪術高専最強と言われています。

そして乙骨憂太の術式は模倣（コピー）です。他の呪術師が使う術式と同じ術式を再現することができます。ただし条件があり、リカちゃんが他の呪術師の一部を取り込むことで、その術式を扱えるようになります。その上、高等呪術師しか使用できない反転術式も使えます。自身の治癒だけではなく、他人の治癒までも可能にしています。彼の高度な技術により、不可能とされている蘇生まで行ってしまいました。

「呪術廻戦」は、芥見下々さんが2018年から、週刊少年ジャンプにて連載中のダークファンタジー漫画です。「呪術廻戦0」という前日譚は、2021年に劇場版で放映され、大変話題になりました。TVアニメの第2期は、2023年から放送されることが決定しています。ユニバーサルスタジオジャパンでは、呪術廻戦の世界を体験できる4Dのアトラクションが始まりました。人間を襲う呪霊たちを祓い、命がけで人助けをする呪術師たちのバトル漫画です。

主人公の虎杖悠仁は、人助けがしたいという理由から、呪いの王である両面宿儺（りょうめんすくな）の指を食べたことにより、宿儺の器となってしまいます。秘匿死刑と言われましたが、その前に残りの宿儺の指を全部取り込むことを決意します。呪いを学ぶために呪術高専に入学してからは、様々な呪霊と戦闘します。人々を助けるために、未曾有の呪術テロ「死滅回游」に参加しています。「死滅回游」の目的や理由もまだ謎のままです。

乙骨憂太をリカちゃんがいつも守っている理由や、乙骨憂太と祈本里香が生前はどんな関係だったのかを解説します。怨霊となってしまった里香は、本当に乙骨憂太を呪っているのでしょうか？その呪いの真実を突き止めていきましょう。

乙骨憂太と祈本里香は、幼い頃に病院で出会い、同じ小学校に通っていました。幼馴染（おさななじみ）という関係ですが、乙骨憂太の誕生日に里香が指輪をプレゼントします。その時に、大人になったら結婚するという約束を交わしました。

祈本里香（おりもとりか）が生前、祖母のタンスから勝手に持ち出した指輪です。母の結婚指輪なので、デザインはシンプルです。乙骨憂太が呪術高専に入学した頃までは、ネックレスにして首に下げていました。呪霊に襲われて、生きていく決意をした時に、左手の薬指に指輪をはめ、初めて自分から里香を呼び出します。

祈本里香は、乙骨憂太に怨霊として取り憑いていました。乙骨憂太に害をなす人物や、仲良くする女性には攻撃してしまうので、乙骨は誰かと関わることに消極的になってしまいました。しかし呪術高専に入学した乙骨に変化が表れます。二人の関係性が変わった理由について考察していきましょう。

小学生の頃に、車にひかれて祈本里香は死亡しました。頭がつぶれて助からない状態でした。その現場を乙骨憂太は見てしまいます。そこで祈本里香に呪われたと思っていました。

ずっと、祈本里香に呪われていると思って生きてきた乙骨憂太でしたが、死んでほしくないと引き留めて、呪っていたのは自分だと気づきました。乙骨憂太は呪術高専で、里香の呪いを解く決意をします。

祈本里香が成仏してから、乙骨憂太は術式を使用する時に「リカちゃん」と呼ぶようになりました。リカちゃんの正体とリカちゃんとの関係性、今後はどうなっていくのかを考察していきます。

祈本里香は、乙骨憂太が解呪を達成できたので成仏しました。しかし外付けの術式として、リカちゃんは残りました。里香は成仏しましたが、リカちゃんの中に遺志を残して、今でも乙骨憂太を守っています。

リカちゃんが再登場した理由は、その正体が乙骨憂太の術式になったからです。里香にもらった指輪を通して、5分間だけ接続できます。接続している間は、リカちゃんの完全顕現と、リカちゃんから呪力供給ができるようになります。

里香が解呪される前は、乙骨憂太に関わる全ての女性にヤキモチを妬いて、攻撃的になっていたようです。乙骨が禪院真希（ぜんいんまき）を助けた時にも、とても嫉妬していましたが、乙骨に怒られたと思い涙を流して謝ります。里香は成仏したので、以前ほど嫉妬することはないかもしれませんが、リカちゃんには祈本里香の遺志が遺（のこ）されているので、また攻撃的になる可能性もあります。

劇場版「呪術廻戦0」で大変話題を呼んだ、乙骨憂太役の声優・緒方恵美（おがためぐみ）さんと、リカちゃんの声優・花澤香菜（はなざわかな）さんについて解説していきましょう。

緒方恵美さんは少年役が多く、初めて高校生以上の男子役を演じた女性声優です。2022年には声優デビュー30周年を迎え、第16回声優アワードでは、主演女優賞を受賞しました。声優だけではなく、音楽活動も活発に行っています。

緒方さんの実家はクラシック一家で、3歳の頃からピアノやバレエ、日舞を習っていました。アマチュア音楽活動を続けていましたが、高校時代からは憧れの役者の道を目指すようになります。ミュージカル女優になりましたが、劇団解散後にプロデューサーから声優をすすめられたのをきっかけに、声優界へ入りました。

1992年に「幽☆遊☆白書」の蔵馬役で声優デビューを果たします。「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公碇シンジ役について、緒方恵美さんは碇シンジを演じるために声優になった、といっても過言ではないと言っています。他にも遊☆戯☆王の武藤遊戯も演じました。

花澤香菜さんは、美しく澄んだ声が人気の理由としてあげられることが多く、超絶癒しボイス・唯一無二の澄んだ声質と言われています。 歌手としてアルバムもリリースしており、2015年には単独公演で日本武道館や5都市でツアーを開催しました。2019年には、自身初の海外公演を中国の広州と上海で行いました。

花澤さんは子役のオーディションから芸能界に入りました。「ゼーガペイン」のヒロイン、カミナギ・リョーコ役を経験したことをきっかけに、声優業を志すようになります。大学を卒業してからは、タレント専業になっていました。パンが大好きで、パン屋めぐりが趣味です。パン屋とのコラボ商品を販売したことがあります。

主な出演作品は、「五等分の花嫁」の中野一花（なかのいちか）役や、「PSYCHO-PASS サイコパス」の主人公・常守朱（つねもりあかね）役、「ゼーガペイン」のカミナギ・リョーコ役になります。「鬼滅の刃」では甘露寺蜜瑠（かんろじみつり）役も演じています。

乙骨憂太は強いだけではなくて、まっすぐな性格で友達を大切にする優しい面もあります。リカちゃんとの関係に憧れるファンたちも多く、一度で良いからリカちゃんの立場になってみたい、と思う人もいるようです。

真希は乙骨に、大切なことを色々教えて気づかせてくれる大切な同級生です。それに対して里香はヤキモチを妬いてしまいますが、乙骨に注意されたら素直に泣いて謝ります。大好きな乙骨に、嫌われたくないという思いが涙を誘います。

里香は美少女でしたが、特級過呪怨霊になってからは、人間とはかけ離れた怖ろしい姿になっています。それでも乙骨は「愛してる」と言って、里香にキスをします。外見ではなく魂を愛しているところが、純愛と言える理由です。

リカちゃんの正体は分かりましたが、祈本里香の遺志が残っているので、乙骨憂太にとってただの術式という関係ではないようです。祈本里香は成仏しているので、取り憑いているわけでもありません。まだまだ複雑で謎が多い二人の関係がどのように描かれていくのか、今後の呪術廻戦のストーリー展開に注目です。