【呪術廻戦】冥冥の声優は三石琴乃！エヴァやワンピースなど出演作品も

『呪術廻戦』の冥冥は、組織に属さずに独立して活動している呪術師です。烏を操る1級呪術師で、「黒烏操術」という術式を使います。生年月日や年齢など、詳しいことは一切不明です。お金への執着がひどく、五条悟からは「守銭奴」と呼ばれる場面もありました。他人には興味がない冥冥ですが、弟の優優のことだけは溺愛しています。

『呪術廻戦』の作者は芥見下々さんで、現在でも週刊少年ジャンプにて連載中です。呪霊と呪術師のバトルをメインに描かれた作品で、ホラー要素も入ったダークファンタジー漫画です。2020年10月から2021年3月にかけてアニメの第1期が放送され、2023年からはアニメの第2期が放送されます。2021年の12月には、『東京都立呪術高等専門学校』を原作とした劇場版アニメも公開されました。

主人公の虎杖悠仁は、身体能力に優れた男子高校生です。ある日虎杖は、高校に眠っていた呪物の「宿儺の指」を飲み込んでしまいます。特級呪霊の両面宿儺をその身に宿した虎杖は捕らえられ、呪術界から死刑を宣告されます。しかし、「宿儺の指をすべて食べてから殺したほうが良い」という五条悟の言葉で、死刑執行までに猶予が設けられました。虎杖は呪術高等専門学校へ転入し、呪術師として呪霊たちとの戦いに身を投じるのでした。

アニメの『呪術廻戦』では、声優の三石琴乃さんが冥冥の声を担当しています。三石琴乃さんは、1967年12月8日生まれの声優さんです。今まではアーツビジョンに所属していましたが、現在ではフリーとして活動しています。テレビ番組で放送された声優総選挙で15位に選ばれるなど、人気とともに実力も兼ね備えた声優さんです。

声優の三石琴乃さんは埼玉県で生まれ、25歳までは千葉県で過ごしました。高校卒業後、勝田声優学院で声優としての勉強を始めます。1989年に『エースをねらえ！ファイナルステージ』で声優デビューし、1991年に『ジャンケンマン』で初レギュラーを獲得しました。1992年に『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ役で脚光を浴び、人気と知名度が一気に上がりました。

それ以降メインキャラを担当することも増え、2014年には第8回声優アワードで「高橋和枝賞」を受賞しています。テレビドラマでは声優としてだけではなく、『科捜研の女』や『リコカツ』で俳優としても出演しています。

三石琴乃さんは若い頃に、『声優グランプリ』のような声優雑誌でグラビア撮影を多くこなしています。この頃の三石琴乃さんの写真を見ると、本当にアイドルのような可愛らしい顔立ちをしています。年齢とともに「可愛い」よりも「キレイ」という言葉が似合うようになっていきますが、50歳を過ぎてもその美しさは健在です。『リコカツ』では「美魔女」と呼ばれる役を演じていましたが、まさに美魔女に相応しい美しい姿を披露していました。

三石琴乃さんの代表作と代表的なキャラといえば、やはり『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎでしょう。初めて放送されたのは1992年とだいぶ昔ですが、2022年の現在でも不動の人気を誇っています。月野うさぎは『美少女戦士セーラームーン』の主人公キャラで、少しドジなところが可愛い女の子です。最近では大人っぽい声を演じることも多い三石琴乃さんですが、『美少女戦士セーラームーン』では三石琴乃さんの可愛らしい声を思う存分堪能できます。

『新世紀エヴァンゲリオン』も、三石琴乃さんが出演した代表的な作品のひとつです。この作品で三石琴乃さんが担当したキャラは、主人公シンジの保護者でもある葛城ミサトです。三石琴乃さんは葛城ミサトの役を演じてから、大人の女性キャラを担当することが増えていったそうです。三石琴乃さんの凜とした中にも優しさを感じられる声のおかげで、葛城ミサトはさらに素敵な女性に仕上がっていました。

『クレヨンしんちゃん』は1992年に放送が始まったアニメで、現在でもテレビ朝日系列で放送中です。子供向けアニメとしてのイメージが強いですが、原作は青年漫画です。特に映画では家族愛や夫婦愛などが描かれることも多く、大人でも感動すると評判です。

三石琴乃さんが演じたのは、しんのすけが通う幼稚園の先生です。普段はシャイで大人しい性格ですが、眼鏡を外すと性格が変わるという二重人格的なキャラです。大人しいキャラと眼鏡を外したときの粗野なキャラを、三石琴乃さんが見事に演じ分けていました。

『機動戦士ガンダムSEED』は、21世紀になって初めて制作されたガンダムシリーズのひとつです。三石琴乃さんが担当したマリュー・ラミアスは、この作品のヒロインに当たるキャラです。マリュー・ラミアスは情に厚い女性で、三石琴乃さんの声からも優しさが伝わってきます。

国民的アニメの『ドラえもん』ですが、2005年にメインキャラたちの声優さんが一斉に交代しました。三石琴乃さんも、今までの声優さんからキャラを引き継いだうちのひとりです。三石琴乃さんが引き継いだのは、のび太のママである野比玉子です。以前ののび太ママとはまた違った声ですが、厳しい中にも優しさのあるのび太ママを上手に引き継いでいます。

『ONE PIECE』のボア・ハンコックは、『ONE PIECE』の中でも人気が高い女性キャラです。ハンコックは「女帝」と呼ばれているだけあって、態度が高圧的で言葉遣いも尊大です。三石琴乃さん演じるハンコックは威厳を感じる低い声で、まさに「女帝」と呼ぶに相応しい雰囲気を出しています。

しかし、ハンコックはルフィのことが大好きで、ルフィの前ではまるで恋する乙女のようになってしまいます。このときのハンコックは、普段よりも少し高めの可愛らしい声になっています。三石琴乃さんが声を変えすぎることなく、上手にハンコックの女性らしさを引き出していることがわかります。

こちらの名言は、冥冥のキャラを端的に表しているセリフです。姉妹校交流戦で、冥冥は「黒烏操術」でそれぞれの生徒たちの様子を映し出していました。しかし、なぜか虎杖悠仁の周りの映像だけよく途切れます。そのことを不審に思った五条悟は、冥冥は保守派と保守派を嫌う自分のどちら側の人間か尋ねます。それに対する冥冥の答えが、こちらの名言です。このセリフによって、冥冥は金にしか価値を見出さないキャラだということが強く印象づけられました。

『呪術廻戦』の冥冥は「黒烏操術」という術式を使えますが、それほど強い術式ではありません。そのため、術式だけで戦えば確実に負けてしまうでしょう。それをしっかりと自覚していた冥冥は、術式に頼らないで戦えるように必死で体を鍛えてきました。その結果、冥冥は1級呪術師として活躍できるようになったのです。この冥冥のセリフは、努力の大切さを読者に教えてくれる名言です。

こちらの名言は、冥冥が特級呪霊の疱瘡神と戦闘している最中に言ったセリフです。冥冥は疱瘡神との戦いでピンチに陥りますが、そこで言ったのが余裕を感じられるこちらの名言です。このセリフからもわかるように、冥冥は呪霊との戦闘でピンチになったことはほとんどなかったのでしょう。久しぶりに手応えのある相手に大して喜びを感じるとともに、自分の勝利を疑っていない様子が見てとれます。

まだ『呪術廻戦』のアニメが放送されていないときから、三石琴乃さんが冥冥役をやることに喜びの声が上がっていました。三石琴乃さんはクールな大人の女性を演じることも多く、冥冥のイメージにぴったりとはまっていたのでしょう。冥冥のキャストが発表されると、多くの人がハマリ役だと喜んでいました。

『呪術廻戦』のアニメ放送前から話題となっていた三石琴乃さんの冥冥ですが、実際にアニメを観てイメージ通りだったという感想を抱いた人が多かったようです。冥冥には紹介した以外にもかっこいい名言などが多くあり、早くアニメでそのセリフを聞きたいと願う人もいました。

三石琴乃さんといえば、やはり『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎを多い浮かべる人も多いようです。月野うさぎは学生らしい可愛い声ですが、冥冥は落ち着いた大人の女性の声です。その違いに驚く人や、感心する人のコメントが見られました。

アニメ版『呪術廻戦』の冥冥は、『美少女戦士セーラームーン』や『ONE PIECE』などでも有名な三石琴乃さんが演じていました。三石琴乃さん演じる冥冥はどこか怪しげな雰囲気が漂い、原作のイメージにぴったりです。三石琴乃さんはこれまでにいろいろなキャラを演じてきたため、今までのキャラとの違いに驚いた人もいるでしょう。機会があればこれまでの作品を振り返り、他のキャラの声と冥冥の声を聴き比べてみてください。