【呪術廻戦】五条悟のイメージソングとは？歌詞の意味についても紹介

『呪術廻戦』の五条悟は、1989年12月7日生まれの射手座です。年齢は28歳で、身長は191cmほどあります。普段の一人称は「僕」ですが、上層部の前では「私」に変わります。また、呪術高等専門学校時代は、自分のことを「俺」と呼んでいました。好きな食べ物は甘い物で、嫌いな食べ物はアルコールが入った物です。たいていのことは何でもできるため、特に趣味や特技といったものはないそうです。

普段はアイマスクで目を覆っていて、白い髪が逆立っています。アイマスクを取ると碧眼が現れ、髪の毛は下向きに変わります。特級呪術師の1人で、「最強」と呼ばれているほどの実力の持ち主ですが、性格が悪いという欠点もあります。日本三大怨霊の菅原道真の子孫で、教え子の乙骨裕太とはかなり遠い親戚関係にあたります。

『呪術廻戦』は、2018年から週刊少年ジャンプで連載が始まりました。呪いなどのホラー要素を含んだダークファンタジー漫画で、呪術師と呪霊のバトルがメインの作品です。デジタル版を含んだ累計発行部数は、2022年8月時点で7,000万部を突破しました。2020年にはアニメ第1期が放送され、こちらも人気のある作品となりました。2023年にはアニメ第2期が放送される予定で、今からファンの間で話題となっています。

主人公の虎杖悠仁の高校には、「宿儺の指」という呪物が眠っていました。呪術師の伏黒恵はこの呪物の回収に訪れますが、呪物の封印が解けて学校に呪霊が現れてしまいます。虎杖と伏黒は2人で呪霊に立ち向かいますが、呪力のない虎杖は呪霊を祓うことはできません。そこで虎杖は、呪力を得るために宿儺の指を飲みこんでしまいます。宿儺が受肉した虎杖は普通の人間として生きられなくなり、呪術師として新たな人生をスタートさせるのでした。

五条悟のイメージソングひとつめは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「未だ見ぬ明日に」です。五条悟のイメージソングと聞くとかっこいい曲を想像してしまいますが、このイメージソングは意外と爽やかな曲調です。なんとなく青春を感じさせる曲であるため、五条悟の学生時代のイメージソングといえるかもしれません。全体的に明るい曲ですが、どことなく憂いを帯びた悲しいサウンドも混ざっています。

五条悟のイメージソングを歌ってるASIAN KUNG-FU GENERATIONは、４人組の日本のロックバンドです。「未だ見ぬ明日に」は2ndミニアルバムのタイトル名にもなっており、そのアルバムの６曲目に収録されています。この曲を作ったボーカルの後藤正文さんは、「未だ見ぬ明日に」の歌詞について、初めて納得できる歌詞を書けたと語っています。

五条悟のイメージソングである「未だ見ぬ明日に」は、明るくポップな曲調ながらも、喪失感や虚しさを表現した歌詞になっています。しかし、悲しい最期の後には、希望があるとも歌っています。「未だ見ぬ明日に」は、重大な事件も大きな事象に比べれば小さいものだから、殻から出て明日に希望を持とうという意味の歌詞になっています。また、「散り散りになる」や「再会を誓う」など、仲間との別れを示唆するような歌詞もあり、五条悟と夏油、家入の３人を彷彿とさせます。

五条悟のふたつめのイメージソングは、Avicilの「Shame On Me」です。ノリの良いアップテンポな曲で、かっこいい五条悟の姿が頭に浮かんでくるようです。曲調だけでなくAvicilの声も激しく、全体的に激情的な曲であることがわかります。歌詞が英語であるため、初めは曲の感じだけで五条悟の戦闘シーンなどを思い浮かべることもあるかもしれません。しかし、日本語に訳すと意外と悲しい歌詞でもあり、また違った感想を抱くでしょう。

五条悟のイメージソングを歌っているAvicilは、スウェーデン出身のDJです。作曲家や編曲家、音楽プロデューサーとしても活躍していました。しかし、健康上の理由から2016年にDJ活動を引退し、2018年には28歳という若さでこの世を去りました。そんなAvicilが作った「Shame On Me」は、辛い恋を経験した人の失恋ソングです。Avicilのデビューアルバムである、「TRUE」の中に収録されています。

Avicilの「Shame On Me」は、失恋して悲しいというよりは、相手に怒りをぶつけている歌詞になっています。タイトルの「Shame On Me」は自分を貶めている言葉で、相手を愛してしまった自分に腹を立てている様子が見て取れます。歌詞の前半はひたすら相手を罵倒しており、汚い言葉も多く出てきます。

しかし、後半になると罵声はトーンダウンし、相手にすがるような歌詞へと変わります。本来は失恋ソングですが、五条悟に当てはめると、これは親友だった夏油傑に対しての歌ではないかと想像できます。「Shame On Me」の歌詞は、信じていた夏油に裏切られて怒りながらも、本当は夏油がいなくて悲しい五条悟の心情にぴったりです。

アニメ版『呪術廻戦』で五条悟の声を担当したのは、声優の中村悠一さんです。普段のおちゃらけた五条悟は明るい声で演じていますが、怒ったときやシリアスなシーンでの声はぞっとするほどの迫力があります。中村悠一さんはアニメだけでなく、海外の作品や特撮ドラマなどの吹き替えとしても活躍しています。

中村悠一さんは香川県の出身で、事務所はインテンションに所属しています。1980年2月20日生まれで、2022年で42歳になります。趣味は洋画鑑賞とゲームで、特技は1日24時間ゲームをすることだそうです。学生時代は吹奏楽部に所属しており、当時はユーフォニアムを担当していました。声優の杉田智和さんと仲が良く、一緒に食事に行ったりゲームで遊んだりしているようです。

中村悠一さんの代表作と担当キャラには、『おおきく振りかぶって』の阿部隆也役や、『CLANNAD-クラナド-』の岡崎朋也役などがあります。他にも、『終わりのセラフ』の一瀬グレン、『Re:ゼロから始める異世界生活』のラインハルト・ヴァン・アストレア、『おそ松さん』の松野カラ松などを担当しています。

五条悟と夏油は呪術高等専門学校の同級生で、親友であり相棒の関係です。この２人はコンビを組んで、数々の任務をこなしてきました。五条悟と夏油は、お互いに不足している部分を補い合える良い関係でした。五条悟自身、親友と呼べるのは夏油だけだと語っています。

しかし、夏油は過去にあった辛い体験から、呪術師としての信念に疑問を抱くようになります。そしてついに夏油は呪術高等専門学校に離反し、「非呪術を皆殺しにする」という思いを行動にうつしはじめたのです。凶行に走ってしまった夏油を止めるため、五条悟は自らの手で夏油にとどめを刺すのでした。

五条悟と伏黒は、簡単にいえば師弟関係にあります。しかし、単純な師弟関係だけでなく、親子に近いものがある複雑な関係です。五条悟はかつて天内理子を護衛する任務で、伏黒の父親と戦って倒しています。その際、伏黒の父から、伏黒が禪院家に売られる予定であることを聞かされます。

その話を聞いた五条悟は伏黒のもとを訪れ、呪術師になるよう働きかけたのです。伏黒にとって五条悟は恩人でもあり、育ての親でもあります。伏黒は五条悟に対して文句も言っていますが、２人の会話を見るとお互いが信頼しあっている関係であることがわかります。

五条悟は呪術高等専門学校で1年生の担任をしており、虎杖は五条悟の生徒の1人です。虎杖は宿儺の指を飲んでしまったことで死刑宣告を受けますが、五条悟が上層部に働きかけて執行猶予を与えてくれました。しかし、あくまで「執行猶予」であり、死刑がなくなったわけではありません。ただ、この時点では、とりあえず一時しのぎをしておくのがベストだと判断したのでしょう。

その後の五条悟の行動を見ていれば、本気で虎杖を死刑にさせたがっているわけではないことがわかります。虎杖にとって五条悟は、自分を呪術師の世界に引き込んだ張本人であり、呪術師の修行をつけてくれた師匠でもあります。

五条悟のイメージソングを歌っているASIAN KUNG-FU GENERATIONは、もともと人気が高いロックバンドです。そのため、自分の好きなバンドの曲がイメージソングであることを知って、喜ぶ人のコメントが多く見られました。これを機に、多くの人に歌を聞いてもらいたいというファンの声もありました。

五条悟のイメージソングは2つありますが、両方とも歌詞が悲しい曲です。そのため、初めてイメージソングを聞いて、思っていたよりも辛い歌に驚く人もいました。2つとも曲調は明るいため、歌詞とのギャップに驚いてしまうこともあるようです。

イメージソングを聞いた人の感想を見ると、五条悟の夏油に対する思いを感じている人がほとんどでした。五条悟のイメージソングを聞いて、夏油への思いに胸を打たれる人も多くいました。「未だ見ぬ明日に」は学生時代の五条悟の歌だと言われることが多いですが、先生時代の五条悟の歌だと感じる人もいるようです。

五条悟のイメージソングは、2つとも歌詞が悲しいものでした。原作を読んでからこれらの曲を聞くと、五条悟の辛さや悲しみがひしひしと伝わってきます。まだこれらのイメージソングを聞いたことがない人は、ぜひ『呪術廻戦』の原作と一緒に楽しんでみてください。