【BLEACH】市丸ギンとは!斬魄刀や卍解の能力や強さを検証!死神との関係も
『BLEACH』には市丸ギンという死神が登場します。尸魂界篇で市丸ギンは怪しい人物として描かれていました。この記事では市丸ギンがどのような人物なのか、また斬魄刀の卍解や能力などを紹介します。その他にも劇中の名言や松本乱菊との関係もまとめています。
目次
市丸ギンとは
市丸ギンとは『BLEACH』というバトル漫画に登場する死神です。『BLEACH』の尸魂界篇で初登場しました。ここでは市丸ギンとはどのような人物なのか、プロフィールや性格、名言・名シーンなどを紹介します。
市丸ギンのプロフィール
『BLEACH』に登場する市丸ギンとは護廷十三隊三番隊隊長です。好きな食べ物は干し芋で趣味は人間観察です。三番隊隊長になる前は五番隊副隊長をしていました。外見は銀色の髪と糸目が特徴的です。尸魂界篇で藍染惣右介と共に離反し、その後は拠点を虚圏に移しました。
虚圏に移ってからは破面との戦いが主に描かれるのでほとんど出番はないですが、空座決戦篇では藍染惣右介と共に空座町に現れて平子真子や黒崎一護と戦います。隊長格との戦闘でもどこか余裕がある戦い方をする強い人物です。
キツネの様な細い目元が魅力的
市丸ギンは糸目キャラで目を見開くことはほとんどありません。瞳の色は原作では水色、アニメでは赤で描かれています。このような外見から『BLEACH』では朽木ルキアからは「蛇」、吉良イヅルからは「キツネ」に例られていました。
本人は自分のことを「蛇」だと称しており、名言ともいわれている47巻の市丸ギンの詩も蛇で例えていました。『BLEACH』の読者からはこのような外見がかっこいいと人気です。
トリッキーな性格?
市丸ギンは『BLEACH』の登場人物の中でもトリッキーな性格をしているといわれています。おそらく流魂街時代に松本乱菊が襲われ、復讐を決めた時から本来の性格を押し殺しながら生きてきたのではないかといわれています。
なぜなら市丸ギンはいつも腹の内を見せないような喋り方をしており、薄ら笑いを浮かべているので何を考えているのか分かりません。このようなことから、他の隊からは距離を取られていたようです。
市丸ギンは自分に持たれている怪しげなイメージを逆に利用し、『BLEACH』の尸魂界篇ではわざと自分が犯人だと思わせるような行動をしていました。そして空座決戦篇の終盤では実は藍染惣右介までも騙していたことが判明します。松本乱菊に見せる素の性格は優しげですが、劇中ではトリッキーな性格を演じてとことん周りの人物を惑わしました。
市丸ギンの初登場名シーンを振り返り
市丸ギンの登場シーンは名言がたくさんあります。初登場したのは『BLEACH』の死神代行篇で朽木白哉に声をかけた時です。朽木白哉は副官も連れずに何をしているのだとその場に居た市丸ギンと更木剣八に言います。更木剣八は朽木白哉を挑発し一触即発の事態となります。
しかし次の瞬間市丸ギンは更木剣八を拘束して怒らせる気はなかったと謝り、「妹さんによろしゅう」と言って去りました。処刑にはほぼ無関係のはずの市丸ギンがなぜ朽木ルキアの処刑について気にしているのかこの時は謎でしたが、後のストーリーの伏線になっていた名シーンでした。
ちなみに黒崎一護の前に初めて現れたのは『BLEACH』の尸魂界篇で瀞霊廷の門が開けられた時です。黒崎一護は瀞霊廷の門番・兕丹坊を倒すと、兕丹坊は負けたから門を開けてやると言いました。しかし門を開けて待ち構えていたのは市丸ギンだったのです。
市丸ギンは兕丹坊の片腕を斬り落とし、「門番は門開けるためにいてんのとちゃうやろ」と言いました。これは市丸ギンの名言としても有名なセリフです。理不尽にも思える名言ですが、瀞霊廷の門を守る者として得体のしれない者の侵入はどんな理由があっても許されないのでこの市丸ギンのセリフは正論です。
もし旅禍が黒崎一護ではなく星十字騎士団だったら、このように簡単に瀞霊廷に侵入されると大変なことになっていたかもしれないからです。その後黒崎一護が兕丹坊を守るために戦うのですが、ここで市丸ギンは初めて始解を見せます。その時の「脇差やない、これがボクの斬魄刀や」も名言の一つです。
市丸ギンは始解して一突きで黒崎一護と兕丹坊を門の外へと追い出しました。このように初登場シーンでは護廷十三隊三番隊隊長として圧倒的な力の差を見せつけました。
市丸ギンの斬魄刀や卍解は?
『BLEACH』の市丸ギンが使う斬魄刀は脇差サイズで刀身が短いのが特徴的です。一般的に斬魄刀は始解や卍解をすると形を変えるのですが、市丸ギンの斬魄刀はどのように形を変えるのか、また始解・卍解の能力などをまとめています。
斬魄刀は神鎗
市丸ギンが使用している斬魄刀は「神鎗(しんそう)」といいます。市丸ギンは斬魄刀を使って敵を斬るというよりも高速で突いて攻撃します。戦闘ではすぐに始解をすることが多いのですが、『BLEACH』の尸魂界篇で日番谷冬獅郎と戦った時には短い刀身で突くだけで氷の竜を砕いています。突く力は始解しなくても相当強いことが分かります。
神鎗の始解
市丸ギンの斬魄刀「神鎗」は「射殺せ 神鎗(いころせ しんそう)」という解号で始解します。始解をすると自在に伸縮する能力を使えるようになり、短い刀身も通常の刀以上の長さに伸ばすことができます。『BLEACH』の劇中では尸魂界篇で門から侵入しようとする黒崎一護に対して初めて使われました。
黒崎一護は伸びた「神鎗」を「斬月」で防ぐものの、そのまま兕丹坊ごと門の外へと吹き飛ばされてしまいました。巨体の兕丹坊を吹き飛ばすには相当な力が必要です。このシーンから単純に伸縮するというだけでなく、伸びた時の突く威力は相当な強さがあることが分かります。
また日番谷冬獅郎と戦った時には気絶した雛森桃を伸ばした刀身で遠距離から狙いました。このように近距離・遠距離のどちらにも対応した斬魄刀です。
卍解は神殺槍
市丸ギンの斬魄刀「神鎗」の卍解は「神殺鎗(かみしにのやり)」です。初めて卍解を使ったのは『BLEACH』の空座決戦篇で黒崎一護と戦った時です。
神殺槍の能力は13km伸長?
『BLEACH』の空座決戦篇で黒崎一護と戦った時、卍解「神殺鎗」の能力が市丸ギンの口から語られます。その卍解の能力とは、始解よりももっと速く長く伸びるという能力です。その長さは13kmで、伸びる速度は音速の500倍です。ちなみにこの時市丸ギンが言った「13kmや」というセリフは名言にもなっています。
なぜ名言になったのかというと、そこまで伸びる必要性があるのかと読者の間で話題になったからです。しかし劇中ではこの能力で黒崎一護を圧倒しました。実際に「神殺鎗 舞踏(かみしにのやり ぶとう)」という技を使った時には伸びた刃を避けた瞬間にはもう刀身が元の短いサイズに戻っており、黒崎一護を驚かせました。
続いて「神殺鎗 舞踏連刃(かみしにのやり ぶとうれんじん)」という何度も伸縮を繰り返して相手を突く技を受けた時、黒崎一護は虚化してやっと攻撃を避けることができました。この時黒崎一護はほぼ反撃できずに戦意喪失し、逃げてばかりいました。しかし実はこの能力は市丸ギンの嘘で、本当の卍解の能力が別にあることが判明します。
神殺槍の「真の能力」とは
卍解「神殺鎗」には相手に刺さった時に一瞬塵になる能力があります。そして斬魄刀の欠片の一部を敵の体内に残すことができるのです。その欠片は細胞を破壊する強力な毒なので刺されると回避することはできません。
市丸ギンが実際に卍解を使用したシーンを見ると、「死せ 神殺鎗(ころせ かみしにのやり)」と言った瞬間に藍染惣右介の体は斬った部分を中心に崩壊していきました。真の能力は13km伸びたり音速の500倍で伸縮するわけではなく、毒を使った能力だったのです。
もしもこれまでの戦いでこの能力を使っていれば、体を両断された猿柿ひよ里や何度も斬られた黒崎一護は助からなかったかもしれません。
市丸ギンと松本乱菊のミステリアスな関係
市丸ギンはつかみにくい性格をしているのですが、実は松本乱菊と親しい関係です。なぜ松本乱菊と仲が良いのか、どのような関係があるのかここでは詳しくまとめています。
松本乱菊とは
『BLEACH』に登場する松本乱菊とは護廷十三隊十番隊副隊長の女性死神です。金髪碧眼のスタイルが良い美しい人物です。好物は市丸ギンと同じ干し柿です。約20年前の黒崎一心が隊長を務めていた頃から副隊長をしていました。性格はサバサバしており、隙を見つけては仕事をサボろうとします。檜佐木修兵や吉良イヅルを呼んで飲み会をすることもあります。
松本乱菊とは幼馴染関係
実は市丸ギンと松本乱菊は幼馴染の関係です。『BLEACH』の本編では二人だけで喋るシーンはほとんどないのですが、松本乱菊や市丸ギンの回想シーンで二人の過去が明かされます。流魂街に住んでいた頃、松本乱菊は貧困地域である東流魂街六十二地区花枯で暮らしていました。
そこは草履も履いている人が居ないほど貧しい地域です。流魂街に住む人々は食べなくても生きていけるのですが、霊力がある人は食べ物を食べないと死んでしまいます。松本乱菊は空腹で倒れていたところを市丸ギンに助けられました。
市丸ギンは干し柿を差し出し、松本乱菊に食べるよう言いました。それから二人は一緒に暮らすようになります。ちなみに松本乱菊も市丸ギンと同じく干し柿が好物な理由はこのような過去があったからです。また死神になってもお酒を飲む時には市丸ギンが作った干し柿を取りに来ていたようです。
出会った日が松本乱菊のバースデー
『BLEACH』では松本乱菊の回想で実は誕生日が市丸ギンと出会った日であることが判明しました。一緒に暮らすようになった時、市丸ギンはふと松本乱菊に誕生日を聞きます。しかしこれまで生きていくことに必死だった松本乱菊は誕生日など覚えていませんでした。
そんな松本乱菊に対して市丸ギンは、自分と出会った日を誕生日にしようと提案します。市丸ギンの普段のイメージとは違い、この時は優しい雰囲気がありました。このシーンでの「ならボクと会うた日が乱菊の誕生日や」というセリフはファンからも人気の名言です。
松本乱菊への友情を超えた愛?
『BLEACH』では明確に市丸ギンが松本乱菊に対して好意を持っていることは描かれていませんが、ファンの間では市丸ギンは松本乱菊のことを愛していたのではないかといわれています。ちなみにファンブックでは市丸ギン「泣かなくても済むようにする」と言っていた意味について解説されています。
その解説によると、市丸ギンはただ平和な世界を取り戻して松本乱菊の傍にいたいという願いを叶えたかっただけのようです。だからこそ、松本乱菊の魂魄を奪った藍染惣右介への復讐を誓ったのです。松本乱菊はずっと護廷十三隊を裏切った市丸ギンの真意が分かりませんでした。
市丸ギンは何も言わずに作戦を決行していたので、松本乱菊はまさか自分のために藍染惣右介と戦っているとは思いもよらなかったようです。松本乱菊は市丸ギンの想いを知らないままですが、自分の財産を使って二人の出会いの場所でもある東流魂街六十二地区花枯に市丸ギンの墓を建てました。
市丸ギンと他のキャラの関係も調査
市丸ギンは松本乱菊以外にも関わりの深いキャラクターがいます。そこで『BLEACH』で市丸ギンと関わったキャラクターとの関係についてまとめます。
市丸ギンと吉良イヅルの関係
『BLEACH』で市丸ギンと吉良イヅルは上司と部下の関係でした。しかし市丸ギンが離反したことで敵対関係になってしまいます。ここでは吉良イヅルのプロフィールと二人の関係について詳しく紹介します。
吉良イヅルとは
『BLEACH』に登場する吉良イヅルとは、護廷十三隊三番隊副隊長です。気弱な性格をしており、自分の考えを押し殺して他人を優先するタイプです。しかし空座決戦篇では鬼道で松本乱菊や雛森桃を治療したり、千年血戦篇では消えた流魂街の住人に対する不審な点を見つけたりと何かと優秀な人物です。
戦闘でも十刃の従属官を簡単に倒していました。千年血戦篇では一度殺されてしまうものの、その後涅マユリの被検体となってゾンビとして蘇りました。
吉良イヅルは市丸ギンを尊敬
『BLEACH』の尸魂界篇では多方面から怪しまれていた市丸ギンでしたが、吉良イヅルはずっと市丸ギンのことを信じていました。しかし藍染惣右介にはその気弱な性格と市丸ギンの言うことには絶対的なところを利用されてしまいました。そのため、吉良イヅルは市丸ギンのことを怪しんでいた松本乱菊や日番谷冬獅郎を襲います。
そして市丸ギンが藍染惣右介と共に虚圏へ向かったことを知ると、憔悴しきった顔でショックを受けていました。このように『BLEACH』の尸魂界篇での吉良イヅルを見るだけでもどれほど尊敬していたのか分かります。尸魂界篇以降は松本乱菊に攻撃したことを謝り、その後中央四十六室の裁判にもかけられました。
雛森桃ほど心に傷は負っていないものの、まだ市丸ギンのことを引きずっているようなシーンがあります。「死神図鑑」で男性死神協会で通信機のデザインを考えた時には市丸ギンをイメージしたデザインを提案していました。それほど市丸ギンのことを慕っていたようです。
市丸ギンと朽木ルキアの関係
『BLEACH』の尸魂界篇では市丸ギンと朽木ルキアが話すシーンがたくさんあります。この二人にはどのような関係があるのか詳しく紹介します。
朽木ルキアとは
『BLEACH』に登場する朽木ルキアとは護廷十三隊十三番隊に所属する女性死神です。黒崎一護に死神の力を分け与え、物語が始まるきっかけを作った人物でもあります。死神代行消失篇では十三番隊副隊長に昇進し、千年血戦篇から10年後には十三番隊隊長になりました。朽木白哉の義理の妹でもあります。
朽木ルキアとは不仲?
『BLEACH』の尸魂界篇では、市丸ギンが頻繁に朽木ルキアに対して挑発するシーンがあります。そのためか朽木ルキアは市丸ギンのことを避けており、実際に劇中では「この男が嫌いだった」と嫌悪感を顕にしています。その理由はどんなに小さな隙でも見逃さずに取り入ってくるような恐怖を感じたからです。
朽木ルキアがそこまで嫌っていた理由は、捕まっていた時に市丸ギンが嫌がらせのようなことをし続けていたからです。また市丸ギンは朽木白哉に対しても朽木ルキアのことで挑発するようなことを言っています。
なぜここまで朽木ルキアに絡んでいたのかは定かではありませんが、考察では悪役になりきっていたからではないかといわれています。藍染惣右介が黒幕だと悟られないための演技だったとも考えられます。ただ純粋に性格が悪いからという考察もあります。
なぜなら当時作者は市丸ギンを本当に悪役にするか味方にするか迷っていたといわれているからです。読者の間では市丸ギンの死亡後に朽木ルキアとの過去篇が描かれるのではないかと期待されていましたが、残念ながら特にその後の絡みはありませんでした。
市丸ギンと藍染惣右介の関係
市丸ギンは藍染惣右介に協力していたのですが、それにはある目的がありました。ここでは市丸ギンと藍染惣右介の関係やその目的などを紹介します。
藍染惣右介とは
『BLEACH』に登場する藍染惣右介は護廷十三隊五番隊隊長です。誰にでも優しく他の隊からも人気の人徳者です。教えることが得意でよく講習会などを開いていました。しかし実は野心家であることが尸魂界篇で判明します。本来の藍染惣右介は、目的のためなら部下を利用して簡単に切り捨てるような性格をしていたのです。
藍染惣右介の斬魄刀は「鏡花水月」です。この「鏡花水月」は始解の瞬間を見せた相手に、相手を催眠状態にして幻術を見せたり操ったりすることができる能力があります。始解を一度でも見ていると催眠状態から逃れることはほぼ不可能です。
また霊圧も人並み以上あります。鬼道は数字が大きくなるにつれて使うのが難しいのですが、藍染惣右介は九十番台を使うこともできます。このように圧倒的な戦力があることから、ユーハバッハが登場するまでは最強キャラだといわれていました。
藍染惣右介暗殺計画の終止符
藍染惣右介に加担していると思われていた市丸ギンでしたが、実は藍染惣右介に復讐をするために協力するフリをしていました。市丸ギンは実は死神になる前から、藍染惣右介のことを知っていました。藍染惣右介を知ったのは、市丸ギンが流魂街に住んでいた時に、一緒に暮らしていた松本乱菊が襲われた時です。
松本乱菊は藍染惣右介の実験に巻き込まれてしまい、あるものを奪われてしまいました。市丸ギンは死神がそれを藍染惣右介に渡す瞬間を見ていました。その後死神になって藍染惣右介の部下になったのは、松本乱菊を傷つけた復讐をするためだったのです。ただ、藍染惣右介は簡単に倒せる相手ではありません。
破面篇での戦闘を見ると、隊長クラスの死神が集まっても全く叶う相手ではないことが分かります。ちなみに市丸ギンはこの戦闘を見ながら、内心ヒヤヒヤしていたようです。なぜなら「鏡花水月」の弱点も知らずに藍染惣右介に無謀にも立ち向かっていたからです。市丸ギンも藍染惣右介に近づいた時に、「鏡花水月」が始解する瞬間を見ていました。
そのため、斬魄刀を抜かれると勝ち目はありません。だからこそ慎重に、たとえ仲間を傷つけたとしても目的がバレないようにしながら弱点を探っていたのです。ただし簡単に弱点が分かるはずもなく、弱点を探るだけでも何十年もかかっています。それでも諦めなかったところを見ると、松本乱菊に強い想いを抱いていることが分かります。
さらにその弱点が分かったとしても、タイミングを誤ると復讐は失敗してしまいます。こうして市丸ギンは復讐の機会を伺いながら何年も待ち続け、ついに計画を実行に移しました。市丸ギンの企てた計画はほぼ完璧で、弱点にも触れることができました。しかし藍染惣右介はそれで終わる男ではありませんでした。
この復讐劇は『BLEACH』のファンの間でもとても人気の名シーンです。このシーンの前には、『BLEACH』の本編から約100年前の出来事が描かれました。その過去編では、藍染惣右介の真の目的が明らかになります。
この時の藍染惣右介の計画の一部が、市丸ギンの過去とも繋がっており、市丸ギンと松本乱菊の人生を変える事になってしまったのです。もしも藍染惣右介が松本乱菊を襲わなかったら、市丸ギンは死神になっていなかったかもしれません。
市丸ギンが、これまでどんな想いで藍染惣右介に近づいていたのか分かるシーンでもあるので、まさかの展開に驚いたという読者が多いようです。また、これまでに市丸ギンと松本乱菊の関係については伏線が張られていましたが、その伏線回収も行われました。
藍染惣右介戦で松本乱菊に発した「ご免な」
市丸ギンの最期のシーンでは名言がたくさんあります。市丸ギンは目的を果たせなかった後悔の思いを抱きながら、松本乱菊に謝っておいて良かったと思いました。市丸ギンは尸魂界から虚圏へ去る時に、松本乱菊に謝るシーンがあります。その時の「ご免な」というセリフはこの市丸ギンの最期に繋がる伏線となる名言でした。
最期は口もきけなかった市丸ギンですが、黒崎一護の姿を見て安心し、あとのことを託しながら死んでいきました。市丸ギンの死亡シーンは『BLEACH』のストーリーの中でも名シーンだといわれており、市丸ギンの死に泣いたというファンも多いようです。
市丸ギンの声優は?
市丸ギンは『BLEACH』のアニメでは本編だけでなく「アランカル大百科」などのスピンオフにも登場しています。ここでは市丸ギン役を担当した声優を紹介します。
市丸ギンの声優は遊佐浩二
アニメ『BLEACH』で市丸ギン役を演じたのは遊佐浩二です。遊佐浩二は「BLEACH "B" STATION」というラジオでマンスリーパーソナリティも務めています。また「BLEACH SOUL SONIC」などイベントにも積極的に出演しています。
遊佐浩二とは
『BLEACH』に出演する遊佐浩二とは1968年8月12日生まれの男性声優です。京都出身であることから市丸ギンのような京都弁を話すキャラクターに起用されることが多い人物です。アニメだけでなく吹き替え・ゲーム・特撮など幅広いジャンルで活動しています。
遊佐浩二の主な出演作品
遊佐浩二の主な出演作品には、『アイシールド21』の葉柱ルイ役、『黒執事』のラウ役、『薄桜鬼』の原田左之助役、『青の祓魔師』の志摩廉造役、『TIGER&BUNNY』のルナティック役、『弱虫ペダル』の御堂筋翔役、『鬼灯の冷徹』の白澤役、『不機嫌なモノノケ庵』の行政役などがあります。
市丸ギンに対する世間での評判や人気
市丸ギンは『BLEACH』のキャラクターの中でも読者から人気のキャラクターです。劇中で死亡した後もその人気は衰えていません。ここでは市丸ギンのSNSでの評判をまとめています。
世間での評判や人気①
『BLEACH』の読者の間では市丸ギンが松本乱菊のために仲間を裏切ってまで戦うところがかっこいいといわれています。そしてその事を市丸ギンは最期まで松本乱菊には言いませんでした。SNSでは二人が幸せに生きるところも見たかったという声もありました。
世間での評判や人気②
『BLEACH』の読者の間では市丸ギンの行動については様々な意見がありました。黒崎一護にはほとんど手出ししなかったものの、猿柿ひよ里に対しては体を両断して瀕死の状態にしました。
市丸ギンが藍染惣右介を裏切るのではないかと思っていた方も、このシーンには驚いたという声が多数ありました。しかし最期は松本乱菊のために戦ったということが分かり、好きになったという方も多いようです。
世間での評判や人気③
市丸ギンの最期のシーンでは泣いたという声が多いのですが、中には市丸ギンは実は死んでいないのではないかと考察している方もいました。なぜなら千年血戦篇では死んだと思われていたキャラクターがたくさん登場したからです。しかし残念ながら市丸ギンは『BLEACH』の最終回まで再登場しませんでした。
もしも市丸ギンが〇〇だったら
ここでは『BLEACH』に登場する市丸ギンがもしも〇〇だったらと仮定し、弟・地元の先輩・彼氏の三つのシチュエーションで考察していきます。
市丸ギン弟篇
『BLEACH』の市丸ギンがもしも弟だったら、家族を大切にする弟になると考えられます。市丸ギンは不敵な笑みを浮かべているので『BLEACH』では他の隊からも敬遠されていました。しかし自分の隊の部下からは慕われていたり、幼馴染の松本乱菊を大切にしたりと仲間内には優しい人物です。
市丸ギン地元の先輩篇
『BLEACH』の市丸ギンがもしも地元の先輩だったら、尊敬できる先輩になると考えられます。『BLEACH』では吉良イヅルをはじめ多くの部下が市丸ギンを慕っていました。
市丸ギンは好物の干し柿を一日中作る日があるのですが、仕事が終わった部下達はその手伝いをしており恒例イベントのように楽しんでいたようです。どのような点が尊敬されていたのか詳しくは語られていませんが、それだけ魅力的な人物である事がわかります。
市丸ギン彼氏篇
『BLEACH』の市丸ギンがもしも彼氏だったら、彼女にとても優しく大切にしてくれるはずです。実際に『BLEACH』では松本乱菊の回想シーンで優しい言葉をかける市丸ギンの姿が描かれました。その姿はこれまでの市丸ギンのイメージとは全く違っていたので驚いたという読者も多いようです。
また松本乱菊とのやり取りで見せる笑顔が素だといわれており、本来は優しい人物であることが分かります。また魂魄の一部を奪われた松本乱菊のために藍染惣右介から崩玉を奪おうとするなど大切な人のために行動できます。このような点から恋人のことを大切にしてくれると考えられます。
市丸ギンは難しい
『BLEACH』の市丸ギンは松本乱菊のために藍染惣右介に近づきました。そのため卍解の能力まで嘘をついており、その本質が見えにくい人物です。しかし松本乱菊とのやり取りを見ると優しいところもあることが分かります。市丸ギンは多くの名言を残しているので、ぜひ『BLEACH』を読んで活躍シーンをチェックしてみてください。
この記事のライター
rg4yd
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