【ハンターハンター】ヒソカとマチの関係を考察!冨樫先生の解説も紹介
『ハンターハンター』には魅力的なキャラがたくさんいますが、その中でご紹介するキャラは「ヒソカ」と「マチ」です。今回の記事ではヒソカとマチの関係性について迫ると共に、それぞれのキャラを担当された声優さんの情報についてもご紹介します。
ヒソカとマチとは?
ヒソカとマチは『週刊少年ジャンプ』で連載されているバトルマンガ作品『ハンターハンター』に登場するキャラです。2人とも「幻影旅団」というお宝のためなら殺しも平気で行う盗賊団に所属しています。幻影旅団は普通の盗賊団とは比べ物にならないほど強いため、ヒソカとマチはかなりの実力者であることが推測されます。因みに2人の出会いは幻影旅団内です。
ヒソカのプロフィール
- 名前:ヒソカ=モロウ
- 年齢:不明
- 誕生日:6月6日
- 性別:男性
- 血液型:B型
- 身長:190㎝
- 体重:不明
- 出身:不明
- 性格:気まぐれ、嘘つき
- 念能力:伸縮自在の愛(バンジーガム)、薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)
- 真の正体:キルアの兄のイルミ
マチのプロフィール
- 名前:マチ=コマチネ
- 年齢:不明
- 誕生日:不明
- 性別:女性
- 血液型:A型
- 身長:159㎝
- 体重:48㎏
- 出身:流星街
- 性格:気が強く、棘がある
- 念能力:念糸(ネンシ)
ハンターハンターの概要
『週刊少年ジャンプ』には『ワンピース』のような長期連載作品が存在しますが『ハンターハンター』もそのような作品の1つです。また『ハンターハンター』はどのような年代層の人が観ても楽しめる作品であるため、長期連載作品として多くの人々から支持されているのです。
ハンターハンターのあらすじ
『ハンターハンター』の世界には、「念能力」と呼ばれる特殊能力を使って世界中を冒険する「ハンター」という職業が存在しています。主人公ゴンは旅の中で念能力や自身の戦闘能力を高めつつ、たくさんの仲間と出会い一流のハンターになるための大冒険を繰り広げます。また一流のハンターを目指しつつ、生き別れとなった父親の捜索も同時進行で行います。以上のことが、『ハンターハンター』のおおまかなあらすじです。
ヒソカとマチの関係を考察!冨樫先生の解説は?
ここからは『ハンターハンター』におけるヒソカとマチの人間関係の考察や、出会いのきっかけについてご紹介します。またインターネット上のファンによる2人の関係性の考察だけでなく、原作者である冨樫義博先生による解説についてもご紹介します。
ヒソカとマチの出会い
ヒソカとマチは、ヒソカが幻影旅団に加入した際に出会いました。それ以降は、天空闘技場にてヒソカの体の傷の治療をマチが有料で請け負うといった関係性をもっています。以上のようにヒソカとマチは、ある意味運命的な出会いを果たしたのです。
ヒソカのマチへの好意がわかるシーン
実は作中にて、ヒソカはマチに対して好意をもっていると分かるシーンが存在します。それはグリードアイランド編にてヒソカがマチに対し、「クロロと自分のどちらに生き残って欲しいか」と聞くシーンです。実はマチは幻影旅団のリーダーであるクロロのことを慕っています。だからこそマチの心を射止めているクロロのことを嫉妬し、このようなセリフを言ったのだと考察されます。
マチのヒソカへの好意がわかるシーン
作中では分かりにくいですが、マチがヒソカに対し好意をもっていると分かるシーンが存在しています。それはグリードアイランド編にてマチは、ヒソカが裏切り者だと分かっていながら殺害しなかったことです。このシーンから幻影旅団を裏切ったヒソカを恨みつつも、心のどこかでヒソカを想う気持ちがマチにはあるのだと考察されます。
マチがヒソカのお世話係だった理由
マチがヒソカのお世話係を担当していた理由は、2つあります。1つ目の理由は、幻影旅団のリーダーであるクロロから依頼されたからです。マチはクロロのことを心から慕っているため内心はやりたくないと思っていても、きちんと従ったのだと考えられます。
2つ目の理由は、ヒソカが幻影旅団のメンバーの中で唯一マチだけに心を開いているからです。先ほども述べた通り、ヒソカはマチに対し好意を抱いているのです。だからこそ、幻影旅団の方針に不満をもっているヒソカのお世話をすることに関しては、マチが適任だったのです。
マチはヒソカの正体に気づいていた?
原作36巻にてマチは、幻影旅団に接近してきたキルアの兄であるイルミを常に睨んでいるシーンが存在します。36巻におけるイルミは自らの一人称を「オレ」と呼ばず、ヒソカのように「ボク」と呼んでいます。またヒソカは自らの正体を隠すために薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)を使ってイルミに変装していた可能性が高いです。
これらの不自然な点からマチは、「ヒソカはイルミに変装しているのかもしれない」と既に正体を見破り、そしてヒソカに正体を見破ったことを悟られないよう警戒していたためイルミのことを注視するマチの姿が描かれたのだと考えられます。故にマチは、幻影旅団メンバーの誰よりも先にヒソカの正体に気づいていたと推測されます。
ヒソカとマチの今後の関係は?
ヒソカとマチの今後の関係ですが、完全に敵対する方向になると考えられます。理由は天空闘技場におけるクロロとヒソカとの戦いの後、死んだと思われていたヒソカが復活し幻影旅団のメンバーを殺し始めたことにマチが完全にキレたからです。
幻影旅団のメンバーを大切に思っていたマチにとって、ヒソカの行為は相当頭にくるものです。それ故に今後の2人の間には、幻影旅団に対し反旗を翻したヒソカと殺意をむき出しにするマチという敵対関係が築かれると推測されます。
ヒソカとマチの関係に関する冨樫先生の解説
実は作中におけるヒソカとマチの関係について、原作者の冨樫義博先生による解説が存在します。どういった解説かというと、ヒソカがマチの身動きをとれなくしたにも関わらず、マチのことを殺さずメッセンジャー役を頼むシーンについてです。これについて富樫先生が「本当はヒソカにマチを殺させようとしたが、考えが変わってマチを生かすことにした」と暴露しています。
ヒソカとマチの念能力や強さ
ここからは『ハンターハンター』におけるヒソカとマチのもつ念能力の特徴や強さについて、実際の戦闘シーンの情報を基に解説します。上記でも述べた通り、2人とも最強クラスの戦闘能力を誇る盗賊団である幻影旅団に所属しているため、かなり強力な力を有しています。
ヒソカの念能力や強さ
まずヒソカの念能力の特徴や強さについて解説します。ヒソカは主人公ゴンがハンター試験に挑戦しているときから自らの力の大きさをアピールしていました。またヒソカの命を狙う刺客達を、彼は圧倒的な差を見せつけて返り討ちにしています。
ヒソカの念能力
ヒソカのもつ念能力を代表するものとして、「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」が挙げられます。以下の項目で詳しく説明しますが、どちらの技もヒソカの高い思考能力と組み合わさることでさらなる効果を発揮します。
- 「伸縮自在の愛(バンジーガム)」:自らのオーラを「ガムとゴムの両方の性質をもつ物質」に変化させ、他の物体にくっつけることで効果を発揮する能力。
- 「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」:自らのオーラで敵の目を欺くカモフラージュを作成することができる効果を発揮する能力。
ヒソカの強さ
ヒソカの強さの理由は素手とトランプ、そして念能力を併用することで遠近両用の戦闘スタイルを確立していることです。ヒソカの身体能力は非常に高いため、彼が投げるトランプは手裏剣並みの火力をもっています。故にヒソカは、全くの隙を作らせないため強いのです。
マチの念能力や強さ
次にマチの念能力の特徴や強さについて解説します。マチは気が強いですが冷静に思考できる性格をもっているため、常に安定した戦い方を模索しています。後ほどご紹介しますがマチは念能力で作った糸である「念糸(ねんし)」を上手く利用して敵を倒します。
マチの念能力
マチのもつ念能力を代表するものとして、先ほどもご紹介したように「念糸」を用いたものが挙げられます。念糸は戦いのためだけでなく、「念糸縫合」といって切断された人間の神経組織を再び繋ぎなおすといった医療用の用途としても利用できます。作中でも、切り落とされたヒソカの腕をマチが念糸縫合しているシーンが描かれています。
マチの強さ
マチの強さの理由は見た目からは分かりにくいですが、強靭な筋肉をもっていることにあります。持ち前の筋肉で念糸を素早く扱うことができ、またキルアがマチの心臓を抉ろうと試みましたが、マチの胸筋の壁によって阻まれてしまうシーンが存在します。故にマチの強さは、彼女のもつ筋肉によって支えられているのです。
ヒソカとマチの声優
ここからはアニメ版『ハンターハンター』でヒソカ役とマチ役を担当された声優さん情報についてご紹介します。フジテレビ版と日テレ版で担当声優さんが入れ替わっているため、それぞれの放送時期ごとに分けてご紹介します。
ヒソカの声優
ヒソカ役を演じられた声優さんについてですが、フジテレビ版では高橋広樹さんがヒソカ役を演じられており、日テレ版では浪川大輔さんがヒソカ役を演じられています。以下の項目でそれぞれの声優さん情報について解説します。
ヒソカの1999年フジテレビ版の声優は高橋広樹
フジテレビ版のヒソカ役を担当されたのは、高橋広樹(たかはし・ひろき)さんです。高橋広樹さんはもともとプロレスラーになることが将来の夢だったのですが、怪我をしたことが原因で断念しました。しかしショービジネスの夢は捨てきれなかったため、声で仕事ができる声優を目指す決意を固めたのです。
ヒソカの2011年日本テレビ版の声優は浪川大輔
日テレ版のヒソカ役を担当されたのは、浪川大輔(なみかわ・だいすけ)さんです。浪川大輔さんは、小学2年生のころに「劇団こまどり」に所属したことが芸能界に入るきっかけとなったのです。このころから『グーニーズ』や『ネバーエンディング・ストーリー』といった人気洋画作品の日本語吹き替えを担当し、着実に声優としてのキャリアを積んでいたのです。
マチの声優
マチ役を演じられた声優さんについてですが、フジテレビ版では2人存在します。1人目が並木のり子さんで、2人目が上村貴子さんです。そして日テレ版では前田玲奈さんがマチ役を演じられました。以下の項目でそれぞれの声優さん情報について解説します。
マチの1999年フジテレビ版の1人目の声優は並木のり子
フジテレビ版マチ役の1人目は、並木のり子(なみき・のりこ)さんです。並木のり子さんは子供のころから声優になりたいと考えていましたが、両親に反対されていたそうです。最終的に泣き落としで声優になる許可をもらったそうです。
マチの1999年フジテレビ版の2人目の声優は上村貴子
フジテレビ版マチ役の2人目は、上村貴子(うえむら・たかこ)さんです。上村貴子さんは続編となる『ハンターハンター』OVAでマチ役として出演されました。なお並木のり子さんから上村貴子さんへのキャスト変更に関しては賛否両論です。
マチの2011年日本テレビ版の声優は前田玲奈
日テレ版マチ役を演じられた声優さんは、前田玲奈(まえだ・れな)さんです。前田玲奈さんは人気作品への出演経験が多く、近年でいえば『ウマ娘プリティーダービー』のグラスワンダー役の声を担当されています。今後の活躍が期待されている声優さんの1人です。
ヒソカとマチに対する世間での評判や人気
ここからはヒソカとマチに関して世間ではどういった評判があるのか、またこの2人はどれくらいの人気を有しているのかについてファンの反応を証拠に解説します。今回の記事を通して、ヒソカとマチの人気の正体について迫ります。
ヒソカに対する評判ですが、上記のツイートから分かる通り、「邪悪な心をもったキャラクター」という評判が立っています。ヒソカは自分が気に入った相手に攻撃を仕掛けたりすぐに殺してしまうシーンが存在することがヒソカの評判を裏付ける証拠となっています。
ヒソカが人気である理由は、ヒソカがイケメンだからです。道化師のようなフェイスペイントの裏側の正体は顔面偏差値の高い容姿であるというギャップも相まって、特に女性ファンからの人気を多く獲得しているイメージが強いです。
マチに対する評判ですが、「作中における最強クラスの強さをもつ女キャラ」という評判が立っています。上記のツイートから分かる通り、マチはキルアの手刀を胸筋だけで受け止め、かつ逃げられないようにガッチリと捕まえています。このような芸当は並大抵の人間にはできません。
マチの人気の理由ですが、可愛らしい見た目をしているからです。上記のツイートから分かる通り、マチは二次元美少女に欠かせない要素を多くもっています。その上なかなか本心を見せない性格と相まって、主に男性ファンの心を鷲掴みにしています。
ヒソカとマチはあやしい関係だった
では最後に今回の記事でご紹介したマチとヒソカの関係についてまとめます。まず2人は幻影旅団内で最初の出会いを果たしました。最初の出会いの後は、天空闘技場におけるヒソカのメディカルチェックをマチが有料で請け負うという関係になりました。作中では「ヒソカがマチはお互いに愛し合っている怪しい関係である」と囁くファンも多いです。
ところでマチは、ヒソカの本当の正体について気付いているという説が浮上しています。これはマチがヒソカに対しなんらかの興味をもっていたため、正体を見破ることができたのだと考えられます。しかしヒソカは幻影旅団員狩りを始めてしまい、完全にマチと敵対関係になってしまいました。今後2人の関係はどうなってしまうのか、目が離せません。
この記事のライター
ゴルベーザ
魔法も奇跡もあるんだよ!
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。