【ハンターハンター】ビスケの新旧声優担当は？代表作や出演作を紹介

『ハンターハンター』に登場するビスケは、二ツ星(ダブル)の称号を持っているプロハンターです。宝石に目がなく、ストーンハンターとして主に宝石を集めています。可愛らしい見た目とは裏腹にプロハンターとしてかなりの実力を持っていて、その強さはゴンやキルアも驚く程です。

ビスケは変化系の念能力の使い手です。宝石の他にもイケメンが大好きで、グリードアイランドではヒソカに注目していました。金髪（1999年アニメ版は茶髪）にピンクのワンピースとケープを身に付けた美少女の姿で登場し、読者からの人気が高いキャラクターです。

ビスケの初登場はグリードアイランド編です。ビスケは、グリードアイランドにしかないと言われている「ブループラネット」という宝石を手に入れる為にグリードアイランドに参加していました。そこでゴンとキルアに出会うことになります。

ビスケの普段の見た目はゴンやキルアと同い年の少女ですが、その正体は57歳の熟練プロハンターです。40年以上前から念能力を使っていることから、念能力の扱いに長けています。グリードアイランドにやってきたゴンとキルアに出会い、2人が本来持っている実力を発揮できずにいたことを不憫に思い、稽古を付ける様になります。ビスケがゴンとキルアの師匠になったことで、2人は飛躍的に成長しました。

『ハンターハンター』は、『幽☆遊☆白書』や『レベルE』で有名な漫画家・冨樫義博先生によるダークファンタジー漫画です。「念能力」と呼ばれる特殊な能力を扱うキャラクター同士の激しい能力者バトルと、複雑で細かな心理戦が繰り広げられます。作中に数多くの伏線が敷かれており、ファン達から様々な考察が行われる程の人気作品です。

『ハンターハンター』の主人公はゴン＝フリークスという12歳の少年です。ゴンは自然豊かなくじら島で平和に暮らしていましたが、8歳の時にハンターであるカイトに命を救われます。カイトはゴンの父親であるハンター・ジンの弟子であることを明かすと、ゴンはジンを探す目的でハンターになることを決意します。ハンター試験に挑むゴンは、その中で知り合った仲間達と数多くの冒険を繰り広げていきます。

『ハンターハンター』は1999年と2011年の2度アニメ化しています。その中でビスケは新旧どちらにも登場しますが、スタッフが一新された為にビスケの声優も変更されました。ここからは、ビスケの声を担当した新旧声優をご紹介します。

旧アニメでビスケの声を担当した声優は、樋口智恵子さんです。明るく元気なビスケにぴったりな可愛らしい声ではまり役でした。

学生時代からミュージカルなどの舞台に立って活躍をしていた樋口智恵子さん。声優としてのデビューは1996年です。

樋口智恵子さんは元気な少女役や気の強い女性役を多く演じています。舞台女優としての経験も長い為、演技力は抜群です。

旧アニメでビスケの声を担当したもう1人の声優は、木村亜希子さんです。元々ビスケの声を担当していた樋口智恵子さんが短期留学の為にアメリカへ行っていたので、代役として木村亜希子さんが起用されました。木村亜希子さんは『ハンターハンター』でゴンの叔母であるミト役で出演していた声優です。

木村亜希子さんは、大学を卒業後に働きながら養成所に通って声優になりました。合気道の有段者でもあるそうです。

木村亜希子さんは、少年少女役から大人の女性役まで様々な役を演じ分けています。落ち着きのある優しい声が特徴的です。

旧アニメでビスケの正体である本来の姿の声を担当した声優は、萩野崇さんです。女性声優が男性役を演じることはよくありますが、男性声優が女性役を演じることは非常に珍しいです。しかし、ビスケの正体が体格の良い姿であることから、萩野崇さんの声はとても合っていました。

俳優としてデビューし、その後2004年からは声優としても活動しています。数多くのドラマや舞台で活躍している為、俳優として有名な人です。

萩野崇さんは、俳優としての活動が多く声優としてアニメやゲームにはあまり出演していません。しかし、演技力は抜群で声も渋めの為、力強い男声に定評があります。

新アニメでビスケの声を担当した声優は、横山智佐さんです。横山智佐さんは、可愛らしい見た目の少女姿のビスケと本来の姿のビスケ両方を担当しています。ハイトーンボイスの少女姿と重厚感のある落ち着いた声の本来の姿を見事に演じ分けています。

声優になる為に高校生の時から声優の学校に通い、歯の矯正を行った経験があります。また、舞台女優としてミュージカルにも出演して活躍しています。主演でもあるミュージカル『サクラ大戦』では本格的な殺陣も披露しています。

横山智佐さんは正義感のある元気な少女役を演じることが多い声優です。歌唱力も抜群で、50歳を超えた現在でも音楽活動に積極的に取り組んでいます。

見た目は可愛いビスケですが、その正体は宝石を中心に高価な石を収集するプロのハンターです。そんなビスケの念能力や強さを詳しく知りたくはないですか？ここからは、ビスケの念能力と強さについて詳しく解説します。

『ハンターハンター』に登場する念能力は、大きく分けて6つの系統があります。その中で、ビスケが扱うのは変化系の念能力です。ビスケはこの念能力で「クッキィちゃん」と名付けたエステティシャンを具現化させて体をマッサージすることで、様々な効果を与えることができます。主にサポート面で役立てています。

ビスケは『ハンターハンター』作中での念能力を使うシーンが少ないキャラクターです。本来の姿に戻れば念能力を使わなくても相当な強さを持っているので、戦闘で念能力を使う必要がないのかもしれません。その為、グリードアイランド編で見るビスケは癒しの力を持った変化系能力の使い手と思われています。しかし、暗黒大陸編で王子の警護役として再登場していることから、この先の展開で新たな念能力を発揮する可能性は高いです。

ゲンスルーは『ハンターハンター』グリードアイランド編に登場するキャラクターで、具現化系の念能力使いです。念能力を使って様々な攻撃を繰り出すゲンスルーに対して、ビスケは念能力を使わずとも本来の姿に戻れば拳1つで相手を倒す程の強さを持っています。2人の能力から考察すると、念能力を使わなくても強いビスケの方が簡単に勝ってしまうと考えられます。作中でビスケがゲンスルーと戦わなかったのは、ゴンに戦わせても勝機があるとの考えがあったからでしょう。

普段は可愛らしい美少女の姿をしているビスケですが、実はこの姿は仮の姿です。では、本来の姿はどの様なものなのでしょうか？ここからはビスケの正体や年齢、性別について詳しく解説していきます。

普段のビスケは、ゴンやキルアと大差ない背格好で幼さの残る容姿をしています。しかし、ビスケの正体は筋肉質でガッチリとした体格の良い人物です。腕や足の太さは少女姿の時の2倍以上になり、背も2mを越えるであろう巨体になります。ビスケはこの容姿が気に入らないのと、本来の自分の強さを隠す為に自身が持つ変化系の念能力を使って少女の姿に変身しているのです。

普段のビスケの見た目からは、10代半ばぐらいと思われています。しかし、ビスケの正体は40年以上念能力を使い続ける熟練のプロハンターで、実年齢は57歳です。ビスケの本来の姿を見ると、その只者らしからぬ風貌から57歳と言うのも納得できます。年齢が中年である為、「ババア」という言葉には非常に敏感です。

ビスケの正体が筋肉質でゴツイ為、しばしば男性と思われることがありますが、ビスケの性別は女性です。女装癖のある男性ではありません。女性だからこそ、本来の姿にコンプレックスを持って姿を変えている様です。また、作中で登場する際に髪型がツインテールやポニーテールなどに変化するのも女性的な一面と言えます。

ビスケは、『ハンターハンター』の中でもトップクラスの美少女キャラとしてファンから非常に人気が高いです。アニメ版では旧アニメの方が少し大人っぽく描かれており、新アニメはゴンやキルアと同い年ぐらいの幼い感じに描かれています。作画では、新アニメのビスケの方がかわいいとの声が多い様です。

声優に関しては、本来の姿に戻ったビスケの声を旧アニメで萩野崇さんが担当していたことに驚くファンが多かったです。有名な俳優である萩野崇さんが、マッチョな見た目の女性キャラクターを演じたことに注目が集まっています。

『ハンターハンター』は、旧アニメのイメージが強いファンが多く、声優も全体的に旧アニメ版を推す声が多いです。しかし、ビスケは新声優である横山智佐さんの声が合っているとの意見も多く、新旧どちらも多くの人に受け入れられている印象があります。

旧アニメでは、通常の姿と本来の姿で声優が違っていましたが、新アニメでは横山智佐さんがどちらも演じています。この演じ分けがすごいと驚く声も挙がっていました。

『ハンターハンター』に登場するビスケの新旧アニメ声優についてそれぞれご紹介しました。4人とも素晴らしい経歴を持つ実力派声優であることが判りました。可憐な容姿のビスケも本来の姿のビスケも、素晴らしい声優が担当している為、ビスケの魅力をより増していると言えるでしょう。気になる人は是非新旧どちらのアニメも視聴して聴き比べてみて下さい。