【ヒロアカ】白雲朧が黒霧の可能性はある？相澤先生との関係も考察

ヒロアカに登場する白雲朧は、かつて雄英高校ヒーロー科2年A組に在籍していた水色の髪が特徴の人物です。個性「雲（クラウド）」を使って様々な形の雲を作り出します。ここでは、白雲朧のプロフィールやヒロアカのあらすじをまとめました。

白雲朧は水色の逆立った髪型が特徴のキャラクターです。現在、雄英高校で教師を務めている相澤消太（あいざわしょうた）や山田ひざしの同級生で、共に雄英高校ヒーロー科2年A組に在籍していました。明るい性格で、クラスではムードメーカー的存在となっていました。個性は「雲（クラウド）」で色々な形の雲を作り、その上に自分を乗せて自由に移動できます。また、ヒーローコスチュームは西遊記に登場する孫悟空のようなデザインとなっています。

『ヴィジランテ』はヒロアカのスピンオフ作品で、ヒロアカ本編より数年前の出来事が描かれています。白雲朧も『ヴィジランテ』に登場し、インターン先で同じクラスの相澤と協力してヒーロー活動を行っていました。しかし、インターン中にヴィランの襲撃を受け、白雲は子ども達を助けるため命を落としてしまいます。

『僕のヒーローアカデミア』略称ヒロアカは、堀越耕平先生作の大人気ヒーロー漫画です。2014年に週刊少年ジャンプで連載が開始され、2022年にはヒロアカの漫画が世界累計発行部数6,500万部を突破しました。「無個性」の少年が最高のヒーローを目指し、成長していく物語です。2016年にはヒロアカのアニメ第1期が放送されました。

世界総人口の約8割が「個性」と呼ばれる特殊能力を持つ時代、その力を使い人々を助けるヒーローは世間から讃えられていました。無個性の少年、緑谷出久（みどりやいずく）もヒーローに憧れる一人です。ある日、ヴィランに襲われた緑谷は偶然、ナンバーワンヒーローのオールマイトに救出され、彼からヒーローの資質を見出されます。オールマイトから個性を受け継いだ緑谷は、ヒーローを育成する雄英高校へ入学し、最高のヒーローになるため奮闘します。

ヒロアカでは白雲朧はすでに死亡しており、相澤の回想シーンでのみ登場します。しかし、ヒロアカ253話で白雲朧の正体がヴィラン連合の黒霧である可能性が出てきました。ここでは、白雲朧の正体についてネタバレを含みながら紹介します。

黒霧は黒い霧に包まれた体と、黄色く光る目が特徴の人物です。ヴィラン連合の一人で、ワープゲートの個性を使い、人や物を別の場所へ移動させることができます。普段は礼儀正しく冷静沈着な性格ですが、怒ると言葉遣いが荒くなり、内に秘めた冷酷さが垣間見えます。

個性「ワープゲート」でヴィラン連合の仲間の逃走をサポートしたり、脳無の移送を行ってきたりした黒霧ですが、ヒロアカ162話でグラントリノや警察によって捕らえられます。捕まった後は、特殊刑務所のタルタロスへ収監されました。

ヒロアカ254話にて、黒霧が白雲朧の遺体を使って作られた特殊な脳無であると判明します。白雲は相澤の学生時代にインターン先で亡くなっていますが、遺体をオール・フォー・ワンが入手し、改造されて黒霧となりました。また、黒霧を作る過程で多くの個性因子が混ざり、白雲の個性「雲」が「ワープゲート」へ変化したといわれています。

ヒロアカやヴィジランテで、白雲朧が相澤や山田と同じクラスであることが分かりました。彼らは学生時代、どのように過ごしていたのでしょうか。ここでは、白雲朧と相澤、山田の関係や過去について紹介します。

白雲朧と相澤、山田は雄英高校の同級生で、共にヒーローを目指していました。学生時代は「A組の3バカ」と呼ばれるほど仲が良く、ヒロアカでは白雲が将来、3人でヒーロー事務所を建てる計画を話す場面が描かれています。また、教師となった相澤が生徒に厳しく接するのは、白雲のような有望な生徒を若くして死なせないためだったこともヒロアカ254話で明らかになりました。

白雲朧は相澤と同じインターン先で、協力し合いながらヒーロー活動を行っていました。ある日、インターン中に白雲と相澤はヴィランの襲撃を受けます。ヴィランと戦闘中、白雲は子ども達を救出しようとして瓦礫の下敷きになり、死亡します。

ヒロアカ253話で、相澤と山田は黒霧となった白雲朧とタルタロスで再会します。ここで相澤と山田は、グラントリノから黒霧がヴィラン連合の情報を話さないこと、黒霧の正体が白雲の遺体から作られた脳無であることを聞かされます。動揺する2人に対し、更にグラントリノは過去に生前の人格を残した脳無もいたと話した上で、ヴィラン連合の情報を吐かせるため、黒霧の中にいる白雲の人格を呼び覚ましてほしいと依頼しました。

黒霧の中にいる白雲朧を呼び覚ましてほしいと依頼された相澤と山田は、必死に呼びかけますが黒霧は何の反応も示しません。しかし、涙を流し「3人でヒーローになろう」と訴える相澤を見て、黒霧の脳波に変化が現れます。更に相澤と山田が畳みかけると、黒霧の脳波の反応も強くなり、2人のことを思い出し始めます。そして、霧に包まれた黒霧の中から一瞬、白雲のような人物が出現し「病院」と一言2人に伝えました。

オール・フォー・ワンによって黒霧に改造された白雲朧ですが、生前の彼の個性や性格はどのようなものだったのでしょうか。ここからは、白雲朧の個性や性格、インターン先についてまとめていきます。

白雲朧の個性は「雲（クラウド）」です。自分で様々な大きさの雲を作り出し、その上に乗って自由自在に移動できます。また、雲の上に負傷者を乗せて避難させたり、敵の目くらましとして使えたりと応用も利きます。ヴィジランテでは、戦闘時、白雲が自分で作った雲に乗り、長い棒のような武器で戦う姿が描かれていました。

白雲朧は常に明るく、クラスのムードメーカー的存在でした。友達思いなところもあり、ヴィジランテには学生時代、内気な性格の相澤に白雲は「その気になれば何でもできる」と声をかけ、励ます姿が描かれています。また、ヒロアカで相澤も「白雲は優柔不断な自分を引っ張ってくれた」と語っている点から、白雲が元気で前向きな性格であったと推察できます。

白雲朧と相澤のインターン先はプロヒーロー「ハイネス・パープル」です。1年先輩であるミッドナイトの推薦で決まりました。インターン先では相澤と協力してヴィランを捕らえていましたが、その時に相澤の個性「抹消」の弱点が目潰しであると発覚します。そこで白雲は目潰しを防ぐため、「友情の証」として相澤にお揃いのゴーグルを渡しました。

2022年10月からヒロアカのアニメ第6期が放送されました。豪華声優陣がキャラクターの声を務めるヒロアカですが、白雲朧を演じた声優は誰なのでしょうか。ここでは、ヒロアカのアニメで白雲朧役を担当した声優情報をまとめていきます。

アニメ『ヒロアカ』で白雲朧役を演じたのは、小野賢章（おのけんしょう）さんです。小野賢章さんは声優だけでなく、俳優や歌手としても活躍しています。SNSでは「小野賢章さんの声が白雲にぴったり」という意見がいくつかみられました。

小野賢章さんは4歳で子役デビューを果たし、テレビドラマや舞台で活躍してきました。12歳で海外作品の吹き替えをして以降、声優としても活動を開始します。現在はテレビドラマ以外に様々なアニメやゲーム作品に出演し、活躍の幅を広げています。

小野賢章さんは12歳で声優デビュー後、数多くのアニメやゲーム作品でメインキャラクターの声を務めてきました。少し高音で爽やかな声が特徴の小野賢章さんは、青年や少年役をアニメでよく演じています。

謎に包まれた黒霧の正体は、ヒロアカファンの間で考察の対象でした。ヒロアカ254話で黒霧の正体が白雲朧の遺体を使い作られた脳無だと明らかになった時は「想像もつかなかった」と驚く声がSNSで数多く挙がっていました。

ヒロアカ253話で黒霧となった白雲朧と相澤、山田が再会した際、2人は白雲の意識を呼び戻すため必死に訴えかけます。普段は感情をあまり表に出さない相澤が涙を流し白雲を呼ぶ場面を見て、SNSでは「見ていて辛い」「涙なしでは見られない」といった声が多く挙がっていました。

黒霧に改造された白雲朧ですが、ヒロアカ254話で相澤や山田の呼びかけに対し、反応するような素振りをみせています。SNSでは「この出来事がきっかけで白雲が復活するのではないか」と予想する意見がいくつかみられました。

白雲朧は雄英高校時代の相澤や山田の友人で、共にヒーローを目指していました。しかし、インターン先で子ども達を守り死亡します。その後は遺体を改造され「黒霧」となって登場しました。タルタロスで再会した際、相澤や山田の呼びかけに反応をみせましたが、白雲として復活する未来はあるのでしょうか。今後のヒロアカのストーリー展開に注目です。