【ヒロアカ】セメントスの個性や必殺技を解説！強さやこれまでの活躍まとめ

ヒロアカの主人公である緑谷が最高のヒーローになるために雄英高校に入学すると、その学校の教師陣の1人としてセメントスが登場しました。セメントスは現役プロヒーローと教師を両立しており、作中では主に闘技場の修復や訓練のための地形作りなど目立たずとも必要な役割を実直にこなす姿がよく描かれています。まずはセメントスのプロフィールを紹介し、ヒロアカの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

セメントスはプロヒーローかつ雄英高校の教師です。大柄で全身灰色な体色、直方体な顔が特徴的で堅そうな容姿に反して非常に穏やかで優しい性格をしています。ヒロアカ作中では雄英高校のイベントごとで登場することが多く、体育祭の闘技場修復を担当したり、個性強化訓練で地形を作り変えることで生徒たちをサポートしています。

ヒロアカこと僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。最高のヒーローを目指して主人公と仲間たちが切磋琢磨するストーリーが描かれており、魅力的なキャラクターと迫力あるバトル描写が人気を博しています。2023年2月時点で全世界累計発行部数8500万部を突破しており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスも展開されています。

世界総人口の約8割が超常能力・個性を持つようになった超人社会にて、世間は個性を悪用する敵（ヴィラン）を撃退するヒーローという職業に注目していました。緑谷出久は平和の象徴と謳われたオールマイトに憧れを抱き自身もそんなヒーローになりたいと夢見ていましたが、診断の結果緑谷は無個性だと言われてしまいました。しかし、友人のために危険を顧みない行動とオールマイトとの奇跡的な出会いによって、緑谷の人生が大きく揺れ動くのでした。

ヒロアカにおける個性とは他作品でいうところの異能力であり、本作のストーリーにも関わりを持つ重要な要素で戦闘シーンに欠かせない代名詞的存在にもなっています。セメントスは表立って戦闘することがあまりないキャラクターではありますが、対ヴィランを想定した模擬戦にてA組生徒を相手にした時は大人な戦い方を披露しました。ここからはヒロアカにおけるセメントスの個性や必殺技をまとめていきます。

セメントスの個性は『セメント』でコンクリートを粘土のように操ることができます。コンクリートに触れることで発動することができ、粘土のように操れるコンクリートは壁にして攻撃を防いだり相手を囲って閉じ込めたりと自由自在に利用できます。また、『粘土のように』とあるように操る速度も非常に早く、体育祭にて全力を出した緑谷と轟が衝突する際にとっさに複数の壁を築き上げて威力を緩和しました。

操る時は粘土のようになりますが一瞬で固められるため、コンクリ本来の強度を発揮してあらゆる攻撃を防ぐことができます。切島と砂糖を相手にした時はパワー系の彼らの攻撃をコンクリートで防ぎながら彼らを囲っていき、完全に無力化することに成功しました。都市部での戦闘はコンクリートが多いため高い戦闘力を発揮できますが、その反面山や森といった自然地帯では個性を発揮できないという弱点があります。

必殺技は『破城槌（はじょうつい）』という技を持っています。ヒロアカ作中でセメントスが必殺技を発動した描写は描かれていませんが、リ・デストロたちのビルを破壊する時に技名を叫ばずに破城槌を使用していた可能性があります。なお、破城槌の元ネタは城門を破壊するために丸太を利用した攻城兵器です。

ヒロアカの主要キャラクターは緑谷を始めとした雄英高校1年A組の生徒たちであり、教師陣のセメントスは彼らの成長を後押しするために活躍することがほとんどです。緑谷たちの成長や活躍の裏にはセメントスの献身的な働きがあるこらこそ成り立っていると言えるでしょう。ここからはヒロアカにおけるセメントスの活躍や名言についてまとめていきます。

USAにてオールマイトが激闘を勝ち抜いた時、正体が生徒たちにバレそうになったところにセメントスが駆け付け壁を築いてオールマイトを隠してあげました。雄英体育祭が開催されるとセメントスはステージの製作及び修復を担当し、副審的な役割も同時に果たしていました。演習試験編では切島と砂糖の敵役として戦闘を行い、力任せな2人を個性の得意分野を押し付けて完封しました。

超常解放戦線との全面戦争ではプロヒーローの1人として群訝山荘制圧班に配属されました。超常解放戦線の本拠地をこじ開けるためにセメントスの個性が利用され、警戒していないヴィランたちを瞬間的に抑え込むための切り口を開きました。その後は外典と交戦し一進一退の攻防の末相討ちという形で決着しました。

雄英高校内には生徒たちをサポートするための施設が幾つか設立されており、その中でTDLはセメントスが考案した施設と言われています。TDLとは『トレーニングの台所ランド』を省略した施設で、生徒たちの個性を強化するために利用されます。

セメントスはオールマイトのファンであることを明かしています。USJ事件にてオールマイトの正体を生徒から隠した後、裏でセメントスは保健室まで隠すと話しながら「毎度無茶しますね」とも言っていました。毎度、ということからオールマイトが後先考えずに行動する場面に何度か立ち会っていることが窺えられます。

セメントスはサブキャラクターであることからセリフ量にあまり恵まれていない人物ですが、ヒロアカ作中にはセメントスの魅力が伝わるかっこいい名言が描かれています。ここでは読者の間で特に人気がある名言を2つ紹介します。

USJでの騒動が終わった直後、セメントスはオールマイトの正体を個性で隠してからオールマイトに上記のように語りかけました。普段は無表情なセメントスでしたが、オールマイトの前では『ニー』という擬音と共に笑みを浮かべており、プロヒーローでありながらオールマイトファンという可愛らしい一面を見せました。

A組の演習試験にてセメントスは切島と砂糖ペアを相手にすることが決まり、実際に試験が始まるとコンクリートを粘土のように操って2人を一瞬で封じ込めました。その際にセメントスは上記のようにアドバイスし、正面から殴る以外の戦い方を考えるよう2人に促しました。

ヒロアカを原作漫画ではなくアニメ作品として楽しんでいる人は少なくないでしょう。アニメ版では映像となったバトル描写や声優の卓越した演技力などが評価されており、非常に高い人気を博しています。ここからはアニメ版ヒロアカにてセメントスの声を担当している声優についてまとめていきます。

セメントスを演じた声優は大隈健太（おおくまけんた）さんです。賢プロダクションに所属している男性声優で、水泳や絵、自転車を趣味としています。2013年から本格的に声優活動を開始しており、落ち着いたテノールボイスで男性キャラを中心に様々なキャラクターを演じています。

これまでセメントスの個性や必殺技、強さなどをまとめてきましたが、彼の個性や活躍シーンを見たヒロアカファンはどういった感想を呟いているのでしょうか。ここではヒロアカファンが実際に呟いているコメントを参照し、セメントスに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

セメントスは見た目がかわいい、オールマイトのファンという一面がかわいいと評判になっていました。全身が灰色で堅苦しそうな印象を思わせる容姿ですが、ファンの間では表情が可愛らしく見えているそうです。

演習試験にてセメントスの個性が発揮されるとその強さに驚いた人が多くいました。コンクリートを粘土のように操る能力は試験以前に明かされていましたが、戦闘面で生徒2人を完封するほど強いと思っていた読者はきっと少なかったことでしょう。

超常解放戦線との全面戦争にてセメントスのプロヒーローとしての活躍が描かれると、その時の言動がかっこいいと絶賛されていました。セメントスがプロヒーローとして強い覚悟を持っていたことや、アニメ版では外典との戦いが追加されていたところが評価されていました。

セメントスは個性セメントの持ち主でコンクリートを粘土のように操って敵を封じる強い先生でした。普段は生徒をサポートしているセメントスが、戦闘シーンにて意外な強さを発揮したことに興奮した読者は多かったことでしょう。今後もそつなく生徒たちを助けるセメントスの活躍に期待しておきましょう。