【ハイキュー】矢巾秀はチャラ男だけど魅力的？人物像や名言を紹介

『ハイキュー』に登場する矢巾秀は、青葉城西高校バレー部の選手です。初登場は、烏野高校との練習試合で、セッターとしてスタメン入りしていました。インターハイ予選や春高予選では正セッターの及川徹がスタメン入りしていた為、控えセッターというポジションです。春高予選では、烏野高校を相手にピンチサーバーとしてコート入りもしています。

矢巾秀は、青葉城西高校の2年生セッターで、烏野高校との練習試合で初登場しました。青葉城西高校の中でも及川徹と並ぶイケメンで、明るくチャラい性格が目立つキャラです。しかし、チームワークを第一に考える部分もあり、チームメイトで同級生の京谷賢太郎に対して強気に喝を入れる熱い一面もあります。3年生の引退後、及川徹の後釜になることにプレッシャーを感じています。

『ハイキュー』で矢巾秀が所属する青葉城西高校バレー部は、宮城県内でもベスト4に名を連ねる強豪校です。レギュラーメンバー全員が、どこの高校に行ってもエースになれるだけの実力を持っています。北川第一中学の出身者が多く、メンバー同士の仲が良くてまとまりのあるチームです。ユニホームは、白と淡い緑色で爽やかなデザインとなっています。

矢巾秀が登場する『ハイキュー』は、週刊少年ジャンプに2012年から2020年まで連載されていた古舘春一先生原作の少年漫画作品です。ジャンルは、高校のバレー部を題材にした王道のスポコン漫画となっています。原作コミックスは45巻で完結しており、アニメは第4期まで放送されています。コミックスの累計発行部数は、2022年8月で5500万部を突破しました。

主人公の1人・日向翔陽は、小学生の頃に偶然テレビで見た春高バレーの中継で烏野高校の選手として活躍する「小さな巨人」の存在を知ります。長身の選手が多いコートの中で、誰よりも高く飛ぶ小さな巨人に憧れを持った日向翔陽は、バレーにのめり込んでいきます。そして烏野高校に入学し、もう1人の主人公・影山飛雄と出会いチームメイトとなりました。2人は、個性的なメンバーが揃う烏野高校でバレー技術と精神力を成長させていきます。

『ハイキュー』に登場する矢巾秀は、イケメンな見た目とチャラい性格が特徴でお調子者の印象が強いキャラです。そんな矢巾秀の人物像とはどのようなものなのでしょうか。ここからは、『ハイキュー』本編での活躍を基に、矢巾秀の魅力を紹介していきます。

かっこいいキャラが多く登場する『ハイキュー』の中ですが、矢巾秀もとてもイケメンな容姿をしています。アニメでは、薄茶色の髪色で前髪を外ハネの七三分けにしているのが特徴です。目も大きいので、かわいいという印象も受けます。試合中の真剣な顔はまさにイケメンと言えるでしょう。

矢巾秀のポジションはセッターですが、青葉城西高校には3年生で主将の及川徹という正セッターがいます。バレーボールでは、セッターは1人しかコートに入れない為、矢巾秀はレギュラーメンバーですが控えセッターという立ち位置です。しかし、ボールのコントロールや試合中の判断力は鋭く、決して実力不足の選手というわけではありません。3年生の引退後は、天才セッターと呼ばれている及川徹の後釜になることにプレッシャーを感じていますが、まだまだ伸びしろのある期待の選手です。

試合中は真剣にバレーに打ち込む姿がかっこいい矢巾秀ですが、普段の姿はチャラくてお調子者の性格です。年頃の男子らしく、他校の女子マネージャーに色目を使おうとしたり、後輩達と気さくに会話しています。アニメでは、烏野高校の女子マネージャーである谷地仁花に近付く際に無駄にイケメンさを際立たせようと顔芸を披露しました。

普段はチャラくてお調子者の矢巾秀ですが、大好きなバレーと部活の先輩達のこととなると熱い一面を覗かせます。春高予選で烏野高校と試合をしていた青葉城西高校は、自己中心的な動きを連発する京谷賢太郎によってなかなか得点を得られない状況となります。そんな京谷賢太郎に対して、矢巾秀は強気な喝を入れるのです。1試合でも多く3年生に試合をしてもらいたいという矢巾の先輩に対する思いやりが窺えるシーンです。

『ハイキュー』は、登場キャラの高校卒業後の進路についてもしっかり描かれています。矢巾秀は、宮城県内でスポーツインストラクターとして働いているそうです。イケメンのスポーツインストラクターに成長しています。また、烏野高校の田中龍之介も同じ宮城県内でスポーツインストラクターをしています。

『ハイキュー』には、数多くのかっこいい名言や名セリフが登場します。矢巾秀も、本編での登場は少ないですが、春高予選で読者の心に響くかっこいい名言と名セリフを口にしています。こちらでは、矢巾秀が本編で発した名言や名セリフを3つ紹介します。

この名言は、春高予選で自分勝手な動きを連発する京谷賢太郎に対して発したセリフです。3年生の先輩達にとって後がない大事な試合である春高予選の舞台で、ミスを連発しても反省の色を見せない京谷賢太郎に対して怒りを抑えられない矢巾秀。我慢していた本音を京谷賢太郎にぶつけました。矢巾秀の先輩思いの一面が垣間見える『ハイキュー』屈指の名シーンです。

この名言も、春高予選で京谷賢太郎に対して発したセリフです。明るくチャラいイメージとは真逆の、熱い一面を見せた矢巾秀の姿に驚いた京谷賢太郎は「もっとチャラいやつだと思ってた」と矢巾秀に言います。それを聞いた矢巾秀は、普段の自分がチャラいと認めながらも、先輩に対しては尊敬の眼差しを向けていることを素直に認めるのでした。

この名言も、春高予選で京谷賢太郎に対して発しています。自己中心的な行動を繰り返す京谷賢太郎に対して、矢巾秀はバレーボールがチームで助け合って戦うスポーツであることを諭します。その後、チームが勝つ為に「頼むから力を貸してくれよ」と京谷賢太郎に協力を仰いでいます。

『ハイキュー』のアニメには、人気声優が多数出演しています。そんな中、明るくチャラい性格で試合になると熱くなる一面を見せるイケメンの矢巾秀の声は誰が担当しているのでしょうか。ここからは、矢巾秀の担当声優を紹介していきます。

『ハイキュー』のアニメ版で矢巾秀の声を担当した声優は、河西健吾さんです。男性ですが、中性的で高めの声が特徴的な声優です。男子高校生らしい元気な矢巾秀を元気に演じていました。

幼い頃からアニメやゲームが好きだった河西健吾さんは、学生時代に演技をすることに興味を持ち声優になったそうです。アミューズメントメディア総合学院の声優学科を卒業後、2006年に声優デビューしました。出身地が大阪なので、大阪弁を得意としています。また、実家は喫茶店を営んでいるそうです。

男性にしては高めの中性的な声が特徴の声優である河西健吾さんは、落ち着いたキャラや優しい口調のキャラを多く演じています。声優としてデビューした当初は洋画の吹き替えが主で、テレビアニメでの主演は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役が初めてです。

『ハイキュー』に登場する矢巾秀は、チャラい見た目のイケメン選手です。しかし、バレーのことになると真剣で熱い一面を覗かせるところから、登場回数は少ないながら多くのファンがいます。

バレーの実力ももちろんあり、試合中もかっこいい姿を見ることができますが、中でも読者が一番かっこいいと感じたのは、春高予選で京谷賢太郎に喝を入れたシーンでした。普段の柔らかいイメージとのギャップに、多くの読者は心を奪われたようです。

『ハイキュー』に登場するキャラは、みんなそれぞれに個性があってかっこいいのですが、矢巾秀も例外ではありません。本編での活躍は少ないですが、天才セッターである及川徹が後釜に指名する程の実力を持ち、チャラい見た目に反して素直で先輩思いの矢巾秀はとても人気がありました。

『ハイキュー』に登場する矢巾秀は、控えセッターですが確かな実力を持った将来有望なキャラだということが判りました。チャラくてお調子者のイケメンという印象が強い矢巾秀ですが、チームの為に同級生の京谷賢太郎に喝を入れるシーンはとてもかっこいいです。矢巾秀のかっこいい姿を堪能したい人は、是非、烏野高校との練習試合や春高予選の回を読んでください。