【ハイキュー】セッターのキャラを一覧で紹介！最強ランキングも紹介

『ハイキュー』とは、古舘春一による高校のバレーボール部を題材にした少年漫画です。小さい身体で高い身体能力を持つ日向翔陽と、セッターとして天才的な強さを持つ影山飛雄が、烏野高校バレーボール部で切磋琢磨しながら全国を目指します。主人公だけでなく、他の高校のキャラクターも個性豊かで魅力的な作品です。

『ハイキュー』の作者・古舘春一(ふるだて・はるいち)さんは、1983年3月7日生まれの漫画家です。岩手県出身で、仙台デザイン専門学校を卒業しています。中・高校時代はバレーボール部に所属しており、専門学校進学を機に宮城県に8～9年ほど住んでいたようです。バレーボールを題材にした作品を目標としていたらしく、初めは読み切りで『ハイキュー』を掲載した後、連載に至りました。

『ハイキュー』は、作者・古舘春一による高校のバレーボール部を題材とした作品です。少年ジャンプNEXT!と週刊少年ジャンプにて読み切り掲載をした後、2012年～2020年まで連載されました。小柄な体格ながらスパイカーとして驚異の身体能力を見せる日向と、天才的な才能を持つセッター影山が切磋琢磨しながら仲間達と全国大会を目指していきます。

バレーボールが大好きな主人公・日向翔陽は中学時代の因縁の相手、影山飛雄と同じ高校になってしまいます。正反対の性格をした2人は、チームメイトとしての相性は最悪でした。しかし、2人は同じ高校の仲間や他校のライバル達と、バレーボールを通して成長していきます。性格が合わなくても、バレーボールでは最強の強さを見せる日向と影山。全国大会出場を目標に戦う、王道のスポーツ漫画です。

烏野高校には2人のセッターがいます。正反対の性格をした2人のセッターは、どのようなプレースタイルなのでしょうか。また、OBのセッターもいるので、それぞれの特徴をまとめました。

『ハイキュー』で最初に登場するのが、天才セッター影山飛雄です。針に糸を通すような繊細で正確なトスを上げることができ、中学の頃から有名で他校の人にも名前を知られるほどです。ですが、コミュニケーション能力が低く、周囲のプレイヤーは影山のトスを打つことができません。他人に合わせることを知らない影山は、「コート上の王様」と呼ばれ仲間から孤立していました。

しかし烏野高校に入学し、高い身体能力を持つ日向と出会ったことで影山のバレーボールは変わり始めます。さらに、影山が中学時代から尊敬するセッター・及川の助言もあってスパイカーの個性に合わせたトスを上げるようになり、影山のセッターとしての才能はさらに開花します。誰よりもバレーボールが好きでストイックな影山は、読者からも高い人気を得ています。

『ハイキュー』で烏野高校のセッターを務めている三年生の菅原孝支は、影山とは真逆なセッターです。秀でた能力があるわけではありませんが、仲間との深い信頼関係が強いのが特徴です。特に同学年のエース、東峰とのコンビネーションに優れていて、東峰を最大限に活かすトスを上げることができます。チームのムードメーカーでもあり、練習中や試合中も周囲を気にかけ声をかけることのできる選手です。

烏野バレー部では「お母さん」と呼ばれる立ち位置で、学年問わず頼られる人柄の良さが魅力です。セッターとしての実力では影山に劣っていると自覚していますが、チームの勝利を最優先しながらも試合に出る機会を待つ強い精神力も持ち合わせています。影山のバックに菅原が控えていることが、チーム全体の余裕にもつながる重要な選手です。

『ハイキュー』で鳥養繁心は烏野バレー部のコーチとして活躍します。烏野高校が強豪と呼ばれた時代に監督を務めていたのが、鳥飼一繋でした。繋心はその孫にあたります。普段は烏野バレー部員もよく行く「坂ノ下商店」で働いており、名前が違うためバレー部のメンバーも鳥飼監督の孫であることに気が付きませんでした。

烏野バレー部のOBでもある繋心は、学生時代セッターを務めています。ですが、3年間スタメンに入ることはできず、試合に出たのは正セッターの後輩が怪我をしたときの1度だけでした。そのため、試合に出れない選手の気持ちがよくわかるといい、同時にスタメンを「選ぶ側」の苦悩も感じています。コーチ就任前は町内会でバレーチームを作ってプレーするほどのバレーボール好きです。

『ハイキュー』では烏野高校以外にも、人気の高い高校が数多くあります。その中でも今回は特に人気の高い「青葉城西高校」「伊達工業高校」「白鳥沢学園」の三校に登場するセッターの名前や強さについて解説していきます。

『ハイキュー』で烏野高校のライバルと言えば、青葉城西高校です。影山の中学時代の先輩であり、セッターとして圧倒的な強さを誇る及川徹の率いるチームです。及川はセッターや主将としての実力だけでなく、そのルックスから読者人気の高いキャラクターです。

『ハイキュー』に登場する及川徹は、影山と同じ北川第一中学校出身です。中学時代からセッターとして高い実力を持っていました。ですが、実際は凄まじい努力によって身に付けたもので、それ故に及川は「天才」と呼ばれる選手に対しコンプレックスを抱く一面もあります。同じチームの選手だけでなく、別のチームの選手と組んでもスパイカーの特徴や性格に合わせたトスを上げることができます。その実力から中学時代に「ベストセッター賞」を獲得します。

高校に入学してさらに努力を重ねた及川は、県内でトップクラスのセッターとなります。及川はバレーの実力だけでなく、その爽やかな見た目から女子からの人気がとても高いです。普段はおちゃらけている及川ですが、試合になるとがらりと雰囲気が変わるのも人気の理由です。

『ハイキュー』に登場する矢巾秀(やはば・しげる)は、青葉城西の2年生セッターです。及川の控えではありますが、練習試合に参加したり、ピンチサーバーとして試合に出場することもあります。烏野のマネージャーに目を付け絡みに行く様子や、女の子の前で紳士ぶる姿がコメディータッチで描かれたりしています。ところが、試合になると熱い気持ちをぶつける場面も多いです。

青城の問題児・京谷がチームに戻ってきたときは、普段の軽いノリではなく、本気で試合に勝つためにぶつかり合うこともありました。及川の出る最後の大会に泥を塗ったら許さないと矢巾は京谷に気持ちをぶつけます。誰の話も聞く耳を持たなかった京谷が、矢巾の想いに動かされチームを立て直しました。試合に出ることがなくても、ベンチから盛り上げる矢巾は、チーム内でも信頼できる選手です。

『ハイキュー』に登場する高校の中でもトップクラスの防御力を誇る伊達工業高校。長身の選手による「鉄壁」と呼ばれるブロックが有名な伊達工ですが、セッター達の強さや特徴についてまとめました。

伊達工業高校のセッターは、主将の茂庭要(もにわ・かなめ)です。普段は温厚で目立つ選手ではありませんが、クセの強いチームをまとめている縁の下の力持ちタイプです。試合中は冷静に相手チームを分析して攻撃を組み立てます。日向と影山の「変人速攻」を見た時も、トリッキーな攻撃に惑わされずに日向しか打てないと見破りました。試合中やそれ以外でも、主将としてチームメイトには積極的に声をかけ雰囲気を作っています。

伊達工一年生の黄金川は、身長が191.5cmと高身長です。「鉄壁」としてもセッターとしても期待値の高い選手ですが、バレーボールの技術は日向よりも未熟なキャラクターです。明るく素直な性格をしていて、他校の生徒とも関わりが多いです。熱血キャラでたまにから回ってしまうこともありますが、一生懸命バレーボールに取り組む姿は見ていて憎めません。そのため先輩からも可愛がられており、高身長セッターとしても期待されています。

指にいつもテーピングを巻いており、技術の未熟さが目立ちます。しかし身体能力が高く、高身長な上にバネやスピードもあります。春高予選の準々決勝では二口の助言を元に強烈なツーアタックを決めており、ポテンシャルのとても高い選手です。

『ハイキュー』では「絶対王者」と呼ばれる白鳥沢学園ですが、個々の能力の高さを中心に組み立てられた未完成のチームと言われています。ハイレベルな選手達の中でも別格なスパイカーが牛島若利です。牛島にトスを上げているセッターはどのような実力を持っているのでしょうか。

白鳥沢学園の3年生・瀬見英太(せみ・えいた)は、正セッターではありません。中学時代から全国に名を轟かせる実力を持つセッターで、とても主張の激しいプレースタイルです。そのため、自身の力でブロックを振り切りたいという思いが強く、白鳥沢のプレースタイルと異なることが控えに回っている原因です。本人もレギュラーになれないことを理解しており、それでも自分のプレースタイルを変えないプライドを持ち続けていました。

セッターとして試合に立てないため、瀬見が活躍できるのはピンチサーバーとしてでした。サーブだけは自由に打てる、という思いでコートに立ち、ノータッチエースを決める活躍を見せます。自分のスタイルを曲げないその姿勢と端整な顔立ちから、多くの女性ファンに支持を得ているキャラクターです。

白鳥沢学園の白布賢二郎(しらぶ・けんじろう)は、2年生にして正セッターを務めています。かなりの実力者が集まる白鳥沢に、スポーツ推薦ではなく一般入試で入学します。推薦をもらえない選手にもかかわらず、正セッターの座を勝ち取った白布は、及川と同じ努力の天才と言えます。クールで淡々とした性格をしていますが、試合中に苛立つ様子を見せたりと短気な一面もあります。

初登場時はモブキャラ的な扱いでしたが、試合で活躍してから人気が高まりました。冷静沈着で牛島に合わせたトスを上げています。スパイカーの技術を生かしたトスを上げるので、白鳥沢の理想的なプレースタイルと言えます。ミスやピンチの時に前髪を触る癖があるようで、その姿もファンからは人気のようです。

『ハイキュー』には多くの高校があり、当然すべてのチームにセッターがいます。各キャラクターの名前や高校、プレースタイルや強さについてまとめていきます。

日向の友人でありライバルの孤爪研磨(こづめ・けんま)は、音駒高校の2年生です。内向的な性格で、バレーボールをしている理由も友達が困るからだという他とは違う雰囲気を持つセッターです。バレーボールへの情熱は薄いですが、その分冷静に相手チームのことを見ており、頭脳戦が得意です。体格・体力は平均以下ですが、その並外れた頭脳により相手チームを自分の策略に誘い込む独特の強さがあります。

梟谷学園の2年生・赤葦京治(あかあし・けいじ)は、副主将も務める優秀なセッターです。冷静かつ真面目な性格で、自由奔放な木兎の相手にも慣れています。木兎に対して少々雑な扱いをするものの、彼を慕っている様子でした。プレー中は常に思考をフル回転させ、木兎のテンションに合わせたトスをあげたり、「変人速攻」への分析・対応も早かったりと、順応性にも長けている強豪校らしい強さを持つセッターです。

常波高校の2年・芳賀良治(はが・よしはる)は、お調子者な性格をしていると言われています。万年1回戦負けの高校でありながら、烏野高校であれば勝てそうと言ってしまったり、烏野の異名をカッコイイと言ったりしていました。

扇南高校の夏瀬伊吹(なつせ・いぶき)は、1年生ながらセッターとして活躍しています。ヤンキーの様な見た目をした選手が多い中、夏瀬は黒髪短髪の真面目そうな見た目の選手です。

角川学園高校のセッターは、2年生・古牧譲(こまき・ゆずる)は、主将も務めています。常に敬語で話し、眼鏡が特徴のキャラです。登場回数が少ないながらも、見た目の良さから多くのファンがいます。

条善寺高校の2年生・二岐丈春(ふたまた・たけはる)は、条善寺らしい自由なプレースタイルの持ち主です。セッターながら打ちたければスパイクを打ったり、ボールを足で取ったりすることもあります。枠にとらわれない強さを持ち、見る人を楽しませてくれます。

和久谷南高校の3年生・花山一雅(はなやま・かずまさ)は、高校生らしからぬ見た目のセッターです。東峰のように髭を生やしていて、小学生の妹と歩いているときに父親に間違われるたというエピソードがあります。

椿原学園高校3年生・越後栄(えちご・さかえ)は、主将も務めています。チームのモチベーションをあげることに長けており、烏野にビビっているチームメイトの気持ちを「なんか良さげ」に持っていくことのできる精神的支柱の役割もあります。及川と同じく、チームメイトの士気を上げるセッターです。

稲荷崎高校2年生・宮侑(みや・あつむ)は、高校NO.1セッターと呼ばれるほどの強さを誇るセッターです。ユースの合宿にも参加しています。双子の弟がおり、名前は治(おさむ)です。治は「サム」、侑は「ツム」と名前を呼び合っています。「変人速攻」を真似することができ、ジャンプフローターとスパイクサーブの二刀流です。お調子者で高圧的な態度をとることはあります。自他ともに認める実力者で、スパイカーに対し真摯で献身的な姿勢を見せています。

早流川工業高校セッターは3年生・白峰周(しらみね・いたる)で、主将も務めています。名前以外の情報は見た目しかわかっておらず、選手達はおそろいのハチマキをしていて気合の入ったチームです。

戸美学園のセッターは3年生・先島伊澄(さきしま・いすみ)で、正セッターを務めています。名前以外の情報は見た目以外ほとんどありませんが、孤爪と張り合うような場面もあり、負けず嫌いな性格のようです。

画像右上にいる前髪のカールした選手が名栗翔太(なぐり・しょうた)です。『ハイキュー』の作中では名栗のプレー等、名前以外の描写はありませんでしたが、森然高校のレギュラーとしてセッターを務めているようです。

鴎台高校の3年生・諏訪愛吉(すわ・あいきち)は、主将も務めています。坊主頭で優しく微笑む様子から、坊主ファンに人気のようです。『ハイキュー』の作中では名前以外あまり描かれていませんが、クセの強い二年生をまとめてきた頼れる先輩であることがわかります。

『ハイキュー』には個性的で魅力的なセッターが多くいますが、その中からセッターの最強キャラtop3をランキング形式でまとめました。

『ハイキュー』の最強セッターtop3、第3位にランクインしたのは、強豪稲荷崎高校の宮侑です。全日本ユースに参加し、影山とはライバル関係にあります。いつも笑顔で喜怒哀楽の激しいキャラですが、試合中はガラリと雰囲気が変わり毒舌になることもあります。バレーの上手い選手とプレーするのが好きで、日向達と同じ「バレー馬鹿」です。弟・治とのコンビネーションと強烈なサーブを持つ宮侑は、最強セッターtop3の称号に相応しい人物です。

『ハイキュー』最強セッターtop3、第2位にランクインしたのは青葉城西高校の及川徹です。同じ宮城県内で烏野高校の最大のライバルとして登場したのが、及川率いる青城です。いつもニコニコと人当たりの良い及川ですが、誰よりも努力し、最強セッターと言われるほどの実力を身に付けました。影山からも一目置かれる存在で、仲間の力を100％引き出せる能力が及川最大の魅力です。

ただスパイカーが打ちやすいトスを上げるのではなく、選手の力を最大限発揮できるような際どいトスを上げます。高い身体能力や体格を持つ及川ですが、「天才」ではないことを十分に自覚しています。努力で天才と並ぶ力を付けた及川が、最強セッターtop3にランクインすることは納得の結果です。

『ハイキュー』の最強セッターtop3、第1位にランクインしたのは烏野高校の影山飛雄です。「コート上の王様」と呼ばれるほど独裁的なプレーをしていた影山ですが、日向やチームメイト、ライバル達のおかげで正セッターとして活躍していました。正確すぎるトスは周囲から「天才」と呼ばれるほどです。天才と呼ばれているにもかかわらず、バレーに対しストイックすぎる姿勢や上達への貪欲さが目立つキャラクターです。

とにかくバレーが好きで、セッターというポジションに誇りを持っています。バレーへの情熱や勝利への貪欲さは誰よりも強く、セッターとして驚異的な強さを持つ影山は、まさに高校バレーにおける最強セッターと言えます。高校一年生ながらtop3にランクインする影山は、『ハイキュー』の「もう一人の主人公」に相応しいセッターです。

セッターはスパイカーのように派手な動きはありませんが、トスを上げる姿勢や動きの綺麗さが際立ちます。アニメで動きが付くことで、キャラごとの個性も感じられました。

セッターの中でも人気の高いのが孤爪研磨です。見た目はスポーツマンらしくはありませんが、試合中に見せる強さとのギャップに人気があります。強さのtop3にランクインはできませんでしたが、人気のtop3であればランクインしていたかもしれません。

『ハイキュー』に影響を受けて実際にバレーボールを始めた方もいるようです。数あるポジションの中でもセッターは人気で、各高校チームの推しキャラが全てセッターに偏るファンも多いです。

『ハイキュー』に登場するセッターは、個性と強さを兼ね備えたキャラクターが多いです。選手としての技術が高いセッターもいれば、仲間との信頼関係によって能力以上の強さを発揮するセッターもいます。チームの司令塔となるセッターは、見た目の派手さはないものの、責任重大なポジションです。しかし、top3にランクインしていた及川は宮のように、サーブで目立つキャラもいました。

セッターは、コート全体の様子を把握したり、クセの強いスパイカーに合わせてトスを上げなければなりません。影山の言う通り「支配者」の様な立ち位置で、試合中最も多くボールに触れるセッターは、まさに「バレー馬鹿」に相応しいポジションではないでしょうか。セッターはとてもかっこいいポジションであり、『ハイキュー』に登場するセッター達は、皆それぞれ違った魅力があって読者からも愛されています。