【チェンソーマン】マキマ定食とはどのようなもの?誕生秘話も紹介
漫画『チェンソーマン』の第一部のラストで、料理番組のように次々と料理がでてきます。通称マキマ定食と呼ばれているこの料理は、どのような経緯で出てきたものか、マキマ定食の詳細なメニューや誕生秘話などをネタバレを含みながら紹介していきます。
目次
マキマとは?
マキマ定食の解説の前に、本記事で取り上げるマキマのプロフィールについて紹介していきます。併せて、漫画『チェンソーマン』の概要とあらすじについておさらいしていきます。
マキマのプロフィール
- 名前:マキマ
- 所属:公安対魔特異4課
- 生年月日:不明
- 身長/体重:不明
- マキマの正体:支配の悪魔
マキマは、公安対魔特異4課所属のデビルハンターで主人公・デンジの上司です。赤い髪を三編みにしていて黄色い目が特徴的で、作中でも屈指の美人です。仕事中は黒いスーツのパンツスタイルで登場することが多く、大人っぽい落ち着いた上司、という印象です。しかしその正体は、支配の悪魔でした。マキマは、チェンソーマンを支配し、マキマにとって良い世界を作ることが目的でしたが、最終的にチェンソーマンに敗れてしまうのでした。
チェンソーマンの概要
藤本タツキ(ふじもとたつき)原作の漫画『チェンソーマン』は、第一部は「週刊少年ジャンプ」に連載され、現在第二部が「少年ジャンプ+(ジャンププラス)」にて学園編が連載中です。過激な戦闘シーンが多く、主人公・デンジはダークヒーローとしての活躍が描かれています。2021年にアメリカのハーベイ賞のBestManga部門を受賞し、海外でも人気の高い作品です。コミックスは、2022年10月時点で12巻発行しており、累計発行部数は1800万部を突破しています。
チェンソーマンのあらすじ
「悪魔」という人間の恐怖を原動力とする化け物が存在する世界で主人公・デンジは、父親の借金を返すべく、非正規のデビルハンターとして働いていました。借金の返済に当てられ、手元に残る金額は極小のため、デンジの願いは普通の日常を暮らしたいというものでした。ある日、仕事を斡旋していたヤクザに騙されゾンビの悪魔に殺害されますが、チェンソーの悪魔であるポチタの心臓をもらうことでチェンソーの悪魔へ変身する力を得ることから物語が始まります。
マキマ定食とは?生姜焼きなどのメニューを紹介
ここでは、本記事の本題であるマキマ定食について紹介していきます。悪魔と戦う作品の中で話題となった、マキマ定食が生まれた背景や、生姜焼きや悪魔のフルコースの詳細なメニューをまとめていきます。
マキマ定食はマキマを倒す為のデンジの手段
マキマ定食は、結論から言うとマキマの身体をデンジが料理して食べる定食のことです。だいぶ狂気的な話ですが、マキマという支配の悪魔の対処法で、デンジの愛の現れでした。マキマは契約の悪魔のため、マキマへの攻撃はすべて適当な日本国民の病気や怪我に変換され、マキマ自身は復活してしまいます。デンジの持つチェンソーマンの能力は食べた悪魔の存在を消滅させるというものです。そのため、デンジはマキマを解体し食べることで復活しないと考えたのでした。
マキマ定食ができた経緯をネタバレ
デンジとマキマは、上司・部下なのになぜ最終的にデンジがマキマ定食を作ることになるのか、ここではその経緯をまとめていきます。ネタバレ含みますので、苦手な方は飛ばしてください。
ネタバレ①マキマとチェンソーマンの戦い
マキマの目的は、チェンソーマンを手に入れて操り、より良い世界を作るために世界を支配することです。そのため、マキマはデンジの持つチェンソーマンの能力を手に入れようと、デンジを追い詰めます。アキを銃の魔人にしてデンジに殺させ、精神にダメージを与え、全てを憎む怪物のようなチェンソーマンにしようとします。チェンソーマンはマキマを阻止しようと何度も立ち向かって行きますが、支配の悪魔の能力で何度も復活するマキマにおされてしまいます。
ネタバレ②マキマと戦っていたのはポチタだった
弱っているチェンソーマンは為す術もなく、マキマによって核であるポチタを引きずり出されてしまい動けなくなります。マキマは勝利の余韻に浸り、戦いは終わったと思っていたところに、デンジが現れ後ろから、チェンソーで切りつけるのでした。実はマキマは目が見えず、匂いで人を判断しています。マキマはチェンソーマンをポチタの匂いで判断していたため、デンジのことは気づけませんでした。デンジの攻撃が致命傷となりマキマは倒れます。
マキマ定食のメニューや悪魔のフルコース
デンジは、マキマの身体を解体してタッパーに入れ冷蔵庫に保管していました。デンジは全部を余すことなく食べきるメニューを考えます。最初のメニューが、肉と玉ねぎの生姜焼き、ごはんと味噌汁付きだったため定食と呼ばれるようになりました。デンジが考えた悪魔のフルコースメニューは、ハンバーグ、カツ、ナゲット、モツ味噌煮込み、肉だけカレー、肉団子、寿司、ステーキ、刺身、鍋、肉まん、マジ闇鍋、ヤバジュースとなっています。
マキマ定食の誕生秘話や海外の反応
人の肉を食べるという衝撃的な結末となったマキマ定食ですが、生姜焼きや悪魔のフルコースを、そのまま掲載するかどうか、作者の藤本タツキと編集者の間では議論があったみたいです。ここでは、マキマ定食の誕生秘話や海外の反応についてまとめていきます。
マキマ定食のネームを見た担当編集
担当編集者の林氏は、マキマ定食のネームを見たときから掲載は難しいと、作者の藤本タツキ氏に伝えたそうです。人の肉を食べる、という衝撃的な内容にコンプライアンス違反だけではなく炎上もありうるような内容に、林氏もネームの変更依頼をし、何度も電話をかけたそうです。
作者はマキマ定食を絶対に諦めなかった?
「ジャンプに載せられないなら、Twitterでもネットでも載せるつもりだった」と藤本タツキ氏は言っているほど、内容も挑戦的なネームであったことは自覚していました。編集者から鳴り続ける電話を無視し続けたら、どうなるのかと逆にワクワクしていたと言うほど、作者自身も状況を楽しんでいました。編集と何度も競技を重ねてこの結末が必要であることを粘り強く訴えたことで、マキマ定食が世に出されることになったそうです。
マキマ定食への海外の反応
チェンソーマンは海外でも人気のある作品で、アニメも放送されています。人を食べるという衝撃の結末について、海外からは「ジャンプなのに、人を食べる描写を出していいのか」「デンジは作品を通して、心身ともに成長した。」「もっとチェンソーマンのファンになりそう」と、戸惑いつつもこの結末を受け入れ、チェンソーマンの魅力にハマっていく人が多かったです。
マキマ定食でマキマは復活していない?
マキマを食べるというデンジの策は、本当に成功したのでしょうか。ここでは、マキマが消滅した真偽と、生姜焼きや悪魔のフルコースにしてマキマを食べ終わったあとの結末や漫画のラストについて、まとめていきます。
マキマはその後も復活していない
デンジ自身が明確に「怒りや憎しみではなく愛だ」と宣言していることから、マキマを食べるという行為は、攻撃ではなくデンジの愛情表現による行為と受け取られてたと推測されます。そのため、食べるという行為が攻撃としてみなされることが無く、デンジの策は成功し、マキマの復活を阻止することができました。
ラストで登場したナユタはマキマの転生した姿?
第一部のラストでデンジの元に見知らぬ女の子が現れ、デンジは追い払おうとしますが、その女の子はデンジの指に噛みきます。その力が、昔マキマに「私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて」と言われて噛まれた力と同じであることに、デンジは気づき驚愕するのでした。その女の子は、ナユタという名前の支配の悪魔、つまりマキマの生まれ変わりが現れるという次の展開が楽しみになるラストでした。
ナユタは第二部で再登場する?
第一部のラストで登場したナユタが第二部にどう関わってくるのか、読者の中では話題になっていますが、今のところ第二部ではまだナユタは登場していません。今後支配の悪魔であるナユタが、どう関わってくるのが物語の展開に目が離せません。
マキマ定食に対する世間での評判や人気
チェンソーマンは、美しいマキマとダメダメなデンジの出会いから始まり漫画が進むごとにその展開に読者も様々な反応をみせていました。第一部のこのマキマ定食の展開に対して、読者や世間からの評判はどのようなものだったのか、実際のコメントをみていきます。
もはや生姜焼きにはご飯と味噌汁をつけ、マキマ定食とする、という生姜焼きの食べ方が読者にも定着しつつあります。マキマ定食を意識していなくても、生姜焼きというメニューを見ると、チェンソーマンを彷彿させてしまうくらい読者に与えた影響も大きかったことがわかるコメントです。
やはり衝撃的なマキマ定食がアニメでどう描かれるのか、気になる読者も多かったです。生姜焼きや悪魔のフルコースは、グロテスクな描写になってしまうことは間違いないのですが、それがアニメでどこまで表現されることが許されるのか、楽しみにしているコメントです。
グロテスクな描写だったため、気持ち悪いと感じてしまったり、その衝撃な結末にチェンソーマン自体に拒否反応を示す人もいました。生姜焼きや悪魔のフルコースが、万人に受け入れられるものではないことがわかるコメントです。しかし、チェンソーマンのラストにはナユタとしてマキマが復活することもあり、面白かったとプラスの面の評価も非常に多かったです。
マキマ定食は衝撃的だと話題になっていた
マキマ定食のメニューは、生姜焼きや悪魔のフルコースなど、調理内容の詳細も描かれており、少年ジャンプ作品史上でも類をみない衝撃的な結末でした。デンジがデビルハンターとして頑張っていた姿もマキマと過ごした時間も全部、このラストに繋がっているのかと納得した読者も多くいました。そのストーリー性にも人を引き付ける魅力があるチェンソーマンは、現在第二部の学園編を連載中です。ぜひチェックしてみてください。
この記事のライター
macoco
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