【チェンソーマン】岸辺は最強デビルハンター?能力や魅力を徹底紹介
『チェンソーマン』には岸辺という初老のデビルハンターが登場します。敵味方を問わず残虐なキャラクターが多く登場する『チェンソーマン』の作中において、彼は最強のデビルハンターを自称しています。本記事では、そんな岸辺の能力や魅力、作中の名言などについて解説します。
目次
【チェンソーマン】岸辺とは?
岸辺は『チェンソーマン』第14話、早川アキの回想シーン内が初登場となります。その後、第29話にて主人公のデンジとバディであるパワーの二人を指導するため、本編に登場しました。ここでは岸辺がどのようなキャラクターであるか、解説していきます。また、『チェンソーマン』のあらすじもおさらいします。
岸辺のプロフィール
岸辺は年齢50歳以上の男性。フルネームは明かされていません。髪型は白髪のツーブロックで口の左側に大きな縫い目があります。左耳に二つ、右耳に一つピアスをつけています。『チェンソーマン』初登場時は公安対魔特異1課に籍を置く、自称最強のデビルハンターですが、後にデンジたちの所属する特異4課の隊長を務めます。好きなものは「酒と女と悪魔を殺すこと」です。
岸辺の性格
岸辺は初対面のデンジとパワーに対して、自身を最強のデビルハンターであると言い切るなど、とても自信家です。感情を強く表に出さず、余裕を持った大人な性格です。教え子となるデンジ、パワーの二人への指導は一切手を抜かず、それどころか不死身であるデンジを20回以上死に至らしめます。どんなに緊迫した場面であっても、ハードボイルドな口調、態度を崩しませんが、一方で仲間の死に対する悲しみを吐露する場面もあり、人間的なやさしさも垣間見えます。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は藤本タツキ氏の作品で、2019年より週刊少年ジャンプにて「第1部公安編」が連載開始されました。2022年からは掲載誌を変え、少年ジャンプ+にて「第2部学園編」が現在連載中です。2022年7月にはなんと累計発行部数が1,300万部を突破、同年10月11日からファン待望のアニメ放送が開始されます。
チェンソーマンのあらすじ
亡き父の借金を返済するため、主人公デンジは悪魔のポチタとともに極貧生活の中、日銭を稼ぐ毎日を送っていました。ある日、雇い主のヤクザに裏切られ命を落としたデンジは、ポチタに命をもらい「チェンソーの悪魔」として復活し、ヤクザに復讐を果たします。ひと暴れした後、駆け付けた謎の女性マキマに拾われ、公安のデビルハンターとなったデンジはマキマの部下、早川アキの部隊に配属。「血の悪魔」の魔人パワーなど、個性的な仲間とともに強力な悪魔や魔人に立ち向かいます。
【チェンソーマン】岸辺は最強デビルハンター?能力を考察
岸辺はデンジとパワーに対して、自分自身を最強のデビルハンターであると評しました。数多くの強キャラが命の奪い合いをする『チェンソーマン』の世界において、果たしてこれは本当なのか、あるいはハッタリなのでしょうか。ここでは岸辺の謎に満ちた能力について考察していきます。
岸辺の身体能力の高さ
岸辺の能力を表す場面として、クァンシとの戦闘シーンがあります。クァンシは岸辺自身が高く評価する実力者で、何十人ものデビルハンターを瞬時に倒していきます。岸辺は高層ビル内でクァンシと交戦の末、窓から投げ捨てられます。彼はなんと空中でとっさに身をひるがえし、落下中ナイフをビルの壁に突き立て、落下の衝撃を抑えます。ここで戦闘から離脱しますが、「いてぇ」とつぶやくだけで、大きなダメージを受けた様子もありませんでした。
岸辺の戦闘スタイル
岸辺は刃渡り30~40cmほどのナイフと徒手空拳を用いて戦います。悪魔、魔人たちの人智を超越した能力が飛び交う『チェンソーマン』の世界においては、非常にシンプルな戦い方です。デンジとパワーへの指導の際は、軽々と二人の攻撃をかわしつつ、ナイフを何度も胸やのどに突き刺し、確実に相手の命を絶つように洗練された動きを見せます。無駄なく相手をしとめる、悪魔討伐に特化した戦闘スタイルであると言えます。
岸辺の契約悪魔
岸辺の契約悪魔は「爪」、「ナイフ」、「針」であることが、クァンシの取り巻きの魔人であるピンツィによって判明しています。この中で、ナイフのみ戦闘シーンで使用されていますが、爪、針の使用は『チェンソーマン』作中ではまだ確認されていません。またピンツィの能力で、岸辺の体にはすでに悪魔との契約で払える物はほとんど残っていないことがわかっています。おそらく、長年にわたる戦闘で体のあらゆる部位を悪魔との契約代償として消費してしまっているものと考えられます。
【チェンソーマン】岸辺のかっこいい魅力や過去
『チェンソーマン』には多彩な悪魔や魔人のビジュアル・能力。また魅力的な人間キャラクターが登場します。特に人間のキャラクターはそれぞれが過酷な過去を持ち、ストーリーに深みを与えます。ここでは岸辺のいぶし銀な魅力、謎の多い過去や人間関係を見ていきます。
魅力①若い頃はイケメンだった?
『チェンソーマン』コミックス8巻の巻末におまけとして若かりし頃の岸辺が描かれており、ファン必見です。黒髪のさわやかイケメンで、バディとして組んだばかりのクァンシを口説いています。
魅力②クァンシのことが好き
後に敵として交戦することとなる岸辺とクァンシは、バディとして長年のパートナーでした。前述の『チェンソーマン』コミックス8巻にて、岸辺は出会ってすぐ、クァンシに言い寄りますが「無理」と殴り返されます。その後めげずに何度もアタックしますが、その都度顔面を殴られます。何度断られようが岸辺は情熱的で、一途にクァンシを想っていたのでしょう。彼女がマキマに首を落とされた際、「何も見たくねえ」と言った岸辺の心情は、泣き叫ばずとも、深い悲しみが伝わるシーンでした。
魅力③アキや姫野を指導していた
岸辺はデンジだけではなく、デンジの先輩デビルハンターであるアキや姫野も指導していたようです。岸辺はかつて、アキを育て姫野の新たなバディとして紹介しています。その姫野もまた、かつてのバディの墓参りをする回想シーンにて、岸辺のことを師匠と呼ぶことから、その関係性がうかがえます。長年デビルハンターとして活動する岸辺は、多くの後輩を育ててきました。
魅力④デンジとの関係
マキマからデンジとパワーの指導を依頼された岸辺は、出会って早々、デンジの首をへし折ります。そこから、不死身のデンジを鍛えるため何度も戦闘不能に陥れます。しかし、岸辺はマキマに対して、デンジやパワーにも情が湧くと言います。一見無愛想ですが、教え子となったデンジに対する思いが伝わります。その後、マキマとの戦闘でダメージを負ったデンジを岸辺は匿い、デンジを今まであった中で一番デビルハンターに向いている、と評し、死ぬなと伝えます。
魅力⑤マキマとの関係
岸辺は『チェンソーマン』作中の早い段階から、マキマに対して強い不信感をあらわにしています。特異課への襲撃に関しても、知っていてわざと見逃したのではないかと直接マキマに問いますが、人間の味方であるうちは見逃すと言い、その場ではそれ以上詮索はしませんでした。その後、支配の悪魔として暴走するマキマに対して、岸辺は対マキマ対策部隊を指揮し、一斉に攻撃を行います。作戦は失敗に終わりましたが、強すぎる力を持ったマキマを討伐することに情け、容赦は一切ありません。
【チェンソーマン】岸辺のかっこいい名言
ここからは岸辺が『チェンソーマン』の作中で発した名言を取り上げていきます。数々のキャラクターが印象的なセリフを残す『チェンソーマン』ですが、その中でもいぶし銀の彼が放つ言葉はどれもかっこよく、大人の魅力が感じられます。
岸辺の名言①「獣が狩人の言葉を…」
獣が狩人の言葉を信用するな
デンジとパワーを指導する岸辺は、頭を使ったデンジたちの奇襲を評価します。二人の作戦に対し、今回はよかったから終わりにするとその場を去り、一安心し油断したデンジに容赦なくナイフを投げ刺します。上記はここで放たれた名言です。命の奪い合いをする厳しい悪魔との戦いに、一切油断することのない強さがうかがえます。そしてデンジは、サムライソードを真っ二つにした際にこのセリフを放ちます。岸辺の指導が、戦いの技術だけでなく言葉でも活きたシーンです。
岸辺の名言②「俺もうアイツらは…」
俺もうアイツらは嫌になってきちゃったな。育てた犬が死ぬたびに酒の量が増える。
出典: meigenmeikan.com
「アイツら」とは指導中のデンジとパワーを指します。二人の指導を任せたマキマに放った言葉です。岸辺は育てた犬が死ぬと酒の量が増える、と言い、不死身であるデンジたちならおもちゃのようで壊れても罪悪感はないと思っていたが、そのおもちゃにも情が湧くと嘆きます。「嫌になった」とは指導のためとはいえ、デンジとパワーを強く痛めつけること、そして二人をデビルハンターとして死地に送ること、に対してだと思われます。岸辺の情の厚さが見られます。
岸辺の名言③「お前達みたいのは滅多に…」
お前たちみたいなのは滅多にいない。素晴らしい。大好きだ
出典: dream.jp
こちらはデンジとパワー対して、面と向かって放った名言です。マキマに連れられ、岸辺のもとに現れたデンジとパワー。岸辺は振り返ることなく彼らに質問を与えます。その問いに対し100点だと答え、続けざまに上記の感想を述べます。岸辺は、頭のネジがぶっ飛んでいることが、デビルハンターとして適任であると考えます。情に流されないデンジたちの回答に、デビルハンターとしての素養を感じ取った発言であると言えます。
【チェンソーマン】岸辺に対する世間での評判や人気
岸辺の魅力は年齢を重ねた大人の渋さにあるようです。『チェンソーマン』にはデンジのような少年や、残酷な魔人・悪魔たちが多数登場します。その中で岸辺のような、いつもクールな態度を取り、いざというときは最強のデビルハンターとしての強さを発揮する、とても頼りがいのある大人なキャラクターは、魅力が引き立ちます。
若かりし頃の岸辺も、そのさわやかイケメンっぷりに高い人気を誇っています。『チェンソーマン』本編では岸辺の過去について、まだ多くを語られてはいませんが、前述のクァンシとの関係性など、ファンに強い印象を与えています。
『チェンソーマン』作中ではまだ多くを語られていない、岸辺の「強さ」にも多くのファンの期待が込められています。見た目が渋いただのおじさんの風貌ですが、とてつもない戦闘能力を有している、というミステリアスなキャラクター性に魅力があることがわかります。
渋くて強い岸辺ですが、部下であるパワーの猫ニャーコを留守中に預かり、ニャンボちゃんと呼んで面倒を見るなど、かわいいギャップもまた、多くのファンの心をつかんだようです。
【チェンソーマン】岸辺は強いデビルハンターだった
『チェンソーマン』作中において戦闘描写の少ない岸辺ですが、若い頃の強さはどうだったのでしょうか。クァンシやサンタクロースの襲撃時、民間のデビルハンター吉田ヒロフミは、自分を含め護衛は三流であると言います。それに対し、岸辺は自身を四流だと答えますが、吉田は一流も老いには勝てないと言います。クァンシの取り巻きの魔人4人を相手に圧倒した岸辺ですが、それでもなお、若い頃には及ばないようです。
悪魔との戦いにより、若くして命を落とすデビルハンターたちの中で、50歳を過ぎても第一線で活躍できるほど、並々ならぬ強さを持つ岸辺。マキマが死に、デンジに対してこれから忙しくなると岸辺は言いました。『チェンソーマン』第2部にて、最強のデビルハンターの忙しい活躍に期待です。
この記事のライター
PP西村
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