【BLEACH】浮竹十四郎に残された謎とは？真の正体や死亡についても解説

浮竹十四郎とはマンガ作品『BLEACH』に登場するキャラです。浮竹十四郎は尸魂界に存在する下級貴族「浮竹家」出身であり、護廷十三隊十三番隊隊長を担当しています。作中ではルキアのことを気に掛けている心優しき上官として知られています。しかし浮竹十四郎は生まれつき病弱体質であることから肺病を患っており、時折吐血して寝込むことがあります。

『BLEACH』における浮竹十四郎の性格ですが、明るく義理堅い性格が高く評価されており自身の部下だけでなく多くの人間から慕われています。また浮竹十四郎は他の隊長と肩を並べることができる程の実力者ですが、決して自分を誇示することなく謙虚に振舞う姿も浮竹十四郎の人柄となっています。

『BLEACH』は『週刊少年ジャンプ』で連載されていた人気マンガ作品です。死神代行となった一護が活躍するバトルアクション作品であり、独自な世界観と迫力あるバトルシーンが話題を呼びました。全世界累計発行部数1億3000万部を記録するだけでなくアニメ化やゲーム化も成功させているため、今なお根強い人気が存在します。

霊感が人一倍強い高校生・黒崎一護は死神を名乗る朽木ルキアと出会い、人の魂を喰らう悪霊・虚の存在を知ります。その後虚によって窮地に陥ってしまった朽木ルキアが最後の手段として一護に死神の力を与えて代わりに戦ってもらったのです。本作では死神の力を手に入れた一護が現世と尸魂界を行き来して平和のために悪の存在との死闘を繰り広げていきます。

『BLEACH』に登場する浮竹十四郎には、数多くの謎が残されています。そこで以下の項目では浮竹十四郎の真の正体に霊王の右腕が関係している点や肺病をミミハギ様に治してもらった点だけでなく、銀城の関係性についてもそれぞれ解説します。

『BLEACH』本編にて浮竹十四郎の正体が霊王の右腕であることが判明しています。霊王の右腕とは遥か昔の尸魂界に突如として天から降って来た存在です。霊王の右腕を祀ったものは東流魂街の目を象かたどった土着神であるミミハギ様と呼ばれています。どういう訳か浮竹十四郎は、霊王の右腕であるミミハギ様を身体に宿していたのです。

先述したミミハギ様に対して「目」以外の部位を捧げることで大きな加護を享受できます。生まれつき重い肺病を患っていた浮竹十四郎は、いつ死んでも可笑しくない状況下にありました。何とかして肺病を治してあげたいと考えていた浮竹十四郎の両親は、ミミハギ様に浮竹十四郎の肺を捧げたのです。これにより浮竹十四郎の肺病が和らぎ、生き長らえることに成功しました。

『BLEACH』における浮竹十四郎と銀城空吾との関係性ですが、良好的とは言えない関係性にあります。これには四代貴族だった綱彌代時灘の策略が大きく関係します。綱彌代時灘は霊王の欠片を受け継ぐ者である完現術者（フルブリンガー）の銀城を利用するために刺客を送り込み、銀城を罪人に仕立て上げたのです。これらの事件に対して疑問を感じていた浮竹十四郎ですが、綱彌代時灘の命令に逆らうことができず銀城達の抹殺を遂行したのです。そのため銀城は、全ての元凶は浮竹十四郎であると考えるようになったのです。

クシャナーダとは劇場版第4作目『BLEACH 地獄篇』に登場する地獄の門番であり、獄へ堕ちた罪人に対して死を与え続ける役割を担っています。クシャナーダが浮竹十四郎だと推察されている理由ですが、巨大な刀でシュリーカーの胴体を背後から突き刺すシーンが浮竹の双魚理がザエルアポロを背後から突き刺した瞬間と似ていることが大きく関係しています。それ故に浮竹十四郎は地獄に堕ちた後、クシャナーダとなったのではないかと言われるようになったのです。

『BLEACH』に登場する浮竹十四郎は、既に死亡しています。そこで以下の項目では浮竹十四郎の死亡シーンや死亡理由は神掛である点だけでなく、死亡後に浮竹十四郎が地獄へ堕ちてしまったのかについてもそれぞれ解説します。

『BLEACH』本編での浮竹十四郎の死亡シーンは、原作68巻・第621話となっています。しかしこの時点では浮竹十四郎の死亡を確信できる描写は存在しないため、まだ生きているのではないかと推測されていました。その後原作74巻・685話にて浮竹十四郎の墓標が確認されたことで浮竹十四郎の死亡が確定しました。

『BLEACH』における浮竹十四郎の死亡理由ですが、「神掛」を使用したことが大きく関係します。神掛とは浮竹十四郎の身体に宿るミミハギ様の力を臓腑に押し拡げて、全身を捧げる儀式を指します。自らの身を霊王の右腕ミミハギ様に捧げて同化することは、同時に死を意味します。しかし浮竹十四郎は死と引き換えに霊王の代わりとなることを昔から決めていたのです。

浮竹十四郎が神掛を発動した理由ですが、世界の滅亡を一時的に阻止するためだったと判明しています。千年血戦篇のラスボスであるユーハバッハは、霊王を斬り捨てたことで尸魂界・断界・虚圏・現世の崩壊を成功させます。世界滅亡を阻止したいと考えた浮竹十四郎は、死を覚悟して神掛を発動させ、自らが霊王の代わりとなって一時的に崩壊を止めたのです。最終的にユーハバッハによって霊王の右腕の力までも吸い取られますが、浮竹十四郎の活躍が無ければ世界は滅亡していたと推測されています。

千年血戦篇にてユーハバッハは討伐され、世界が平和となりました。その後のストーリーを描いた「獄頤鳴鳴篇」にて千年血戦篇で殉職した死神たちの「魂葬礼祭」が行われていました。魂葬礼祭とは、護廷十三隊の隊長クラスの魂を鎮魂する儀式を指します。しかし隊長クラスの魂は霊圧が高すぎるために尸魂界では処理することができません。そのため隊長クラスである浮竹十四郎の魂は、地獄に堕とす以外に処理する方法が無かったのです。

『BLEACH』に登場する浮竹十四郎は、護廷十三隊にて隊長を務められる程の実力者として知られています。そこで以下の項目では浮竹十四郎の斬魄刀である「双魚理」の強さだけでなく、浮竹十四郎の名言についてもそれぞれ紹介します。

『BLEACH』に登場する斬魄刀とは、持ち主である死神の霊力によって具現化した刀を差します。浮竹十四郎の斬魄刀である双魚理は尸魂界に二つしか存在しない二刀一対の斬魄刀として知られており、始解後に一本の刀から二本の刀へと変化します。双魚理の強さは敵の技を吸収して放出するカウンター性能に優れている点であり、双魚理を手にした浮竹十四郎は数々の強敵と渡り合ってきたのです。

『BLEACH』本編にて浮竹十四郎の斬魄刀が双魚理であることが明らかとなっています。しかし双魚理の卍解シーンは、作中に登場することはありませんでした。今後双魚理に関する詳細情報が公開されるかもしれないため、続報を待ちましょう。

『BLEACH』本編にて浮竹十四郎は、数々の名言を残してきました。そこで以下の項目では数ある浮竹十四郎の中から特筆すべきものを2つ程選出してそれぞれ紹介します。どの名言にも、隊長としての浮竹十四郎の威厳が込められています。

浮竹十四郎の名言①は、虚メタスタシアとの戦闘シーンにて、浮竹十四郎が発したものです。この時虚メタスタシアに苦戦していた海燕に加勢しようとした朽木ルキアを制止し、誇りを持って戦う海燕の意志を尊重したのです。この名言から、浮竹十四郎には剣士としての哲学が存在していることが伝わってきます。

浮竹十四郎の名言②は、霊王の右腕の力の解放を決意したシーンにて、浮竹十四郎が発したものです。この時ユーハバッハによって霊王が倒されてしまい、世界の崩壊が始まってしまいました。そんな状況下で浮竹十四郎は大切な世界と仲間達を救うために自らの命を捧げる覚悟を決めたのです。この名言から、命懸けで戦おうとする浮竹十四郎の闘志が伝わってきます。

テレビアニメ『BLEACH』には数多くの人気声優が出演しています。そこで以下の項目ではアニメ版『BLEACH』で浮竹十四郎役を担当した声優に関する基本プロフィール情報だけでなく代表出演作品情報についてそれぞれ紹介します。

アニメ版『BLEACH』で浮竹十四郎役を担当した声優は、石川英郎さんです。石川英郎さんは1993年から声優活動を開始しており、持ち前のダンディーな声質を活かして中年男性キャラを中心に演じています。代表出演作品として『NARUTO -ナルト-』、『戦姫絶唱シンフォギア』などが該当します。

『BLEACH』に登場する浮竹十四郎は、謎多きキャラとして知られています。そこで以下の項目では浮竹十四郎に対する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在するのかについて『BLEACH』ファンの言葉を参考にしながら紹介します。

浮竹十四郎に対する世間での評判は「最高の上司である」ことです。作中にて浮竹十四郎は部下を気遣っており、いざという時は圧倒的な強さで周囲の人間を守ろうとするシーンが確認されています。それ故に浮竹十四郎の人間性を高く評価する『BLEACH』ファンが多いです。

浮竹十四郎に人気が集まる理由は「整った容姿を持つキャラである」からです。十三番隊隊長を務める浮竹十四郎は容姿だけでなく心もイケメンであると知られています。それ故に浮竹十四郎の魅力に心奪われる『BLEACH』ファンが多いです。

本記事では『BLEACH』に登場する浮竹十四郎について紹介してきました。浮竹十四郎は病弱ながらも護廷十三隊十三番隊隊長を務める実力者であり、多くの部下達から慕われています。しかし作中にて浮竹十四郎の卍解が確認されていないなど、未だに浮竹十四郎に関する数多くの謎が残されています。今後浮竹十四郎の謎が解明されていくのか、続報を待ちましょう。