【進撃の巨人】ゾフィアはマーレの戦士候補生!死亡についても考察
ゾフィアは『進撃の巨人』のマーレ編で登場する人物です。マーレの戦士候補生でこれからの活躍が期待されていた矢先、突然死亡しました。登場する場面はあまり多くありませんが、さまざまな情報をもとに『進撃の巨人』の登場人物ゾフィアについて考察します。
目次
【進撃の巨人】ゾフィアはマーレの戦士候補生
『進撃の巨人』のマーレ編は、原作第91話「海の向こう側」から始まりました。今までの中世風の街並みから一転し、第一次世界大戦を彷彿させる塹壕戦が描かれます。圧倒的と思われた巨人の力も近代兵器の前に優位性が低下し、「海の向こう側」の国であるマーレの軍事力に疑問符が付くようになりました。マーレは次の巨人継承者を戦士候補生として育てていましたが、そのうちの一人がゾフィアです。そこで、まずゾフィアのプロフィールを紹介します。
ゾフィアのプロフィール
- 誕生日:9月26日
- 身長:142cm
- 体重:34kg
- 出身:マーレ国レベリオ収容区
- 所属:マーレ陸軍戦士候補生
マーレの戦士候補生ゾフィアは、まだ子供なので身長・体重ともに小柄ですが、戦士候補生のファルコ、ガビ、ウドと比べると、ウドに次いで2番目に体が大きいキャラです。戦士候補生のため普段は軍服を着用していますが、薄い黄土色の髪と色白の肌が美しい少女です。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は諫山創(いさやまはじめ)による漫画作品です。原作は2009年から2021年にかけて講談社の「別冊少年マガジン」で連載されました。連載開始後すぐに人気を博し、テレビアニメ、実写映画、ゲームやスピンオフ作品なども製作されています。アメリカや韓国などでも広く受け入れられており、原作漫画の世界発行部数は、すでに1億冊を超えています。なぜ巨人が存在するのか、世界はどうなっているのかなど多くの謎がありますが、ストーリーの展開にしたがって解明されていきます。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の脅威に晒され、壁の中での生活を送っていた人類は、突然超大型巨人の襲撃を受け壊滅的な被害を受けます。巨人に母親を殺されたエレンは、巨人を倒すために、幼馴染みのアルミンやミカサと一緒に訓練兵団に入団しました。訓練の全課程を終え無事に解散式を迎えた翌日、再び超大型巨人がエレンたち卒業生の前に現れます。同期の仲間が次々に死んでいく中、アルミンも巨人に捕食されそうになりましたが、エレンが身代わりになりました。しかし、死んだと思われたエレンは「巨人を殺す巨人」の中で発見されます。
【進撃の巨人】ゾフィアの経歴や最期
『進撃の巨人』マーレ編から登場する戦士候補生の一人ゾフィアは、口数が少なく活躍する場面もあまりありません。しかし、数少ない登場場面からさまざまな考察がされています。ここからは、ゾフィアの経歴や死亡に至る最期の様子を紹介します。
ゾフィアの経歴
ゾフィアはマーレの戦士候補生です。戦士候補生とは、巨人継承権を目指す子供たちを指します。応募は幼少期の間に限られ、体力・知力・射撃能力・格闘技・マーレへの忠誠心で選抜されます。戦士候補生に選ばれたゾフィアは、文武両道を兼ねているキャラです。仲間のガビとファルコは鎧の巨人の継承者を競っていますが、ゾフィアがどの巨人を狙っているかは明らかにされていません。
ゾフィアの性別
ゾフィアは戦士候補生で普段は軍服を着用しているため、性別がはっきりしませんでした。しかし、『進撃の巨人』原作第98話の祭の場面やゾフィアの最期を描いたシーンではスカートを履いているので、女性であることが確定しています。
ゾフィアの性格
ゾフィアは無口で無表情なキャラのため、同期でも何を考えているのかよく分からないところがあります。『進撃の巨人』原作第93話「闇夜の列車」で、ウドが「巨人が戦争で役に立たなくなったら」「エルディア人はどうなるだろう」と問いかけた時に、近所のおじさんの話をし始めました。それも海の水がなぜしょっぱいのかという内容だったことから、話の流れと全く関係ないことを言ったりすることがあるキャラと言われています。しかし、祭を楽しんでいる姿からは、仲間に溶け込んでいることが推測されます。
ゾフィアの役割はアルミンと似ている?
ウドの問いかけに対して、ゾフィアが近所のおじさんの話をしたのは、話を逸らすためにわざと無関係な話をしたのではないかと言われています。それは彼らが受けている教育からすれば、「世界で一番嫌われているエルディア人は抹殺されることになる」と答えるしかないからです。そこから考察すると、ゾフィアは頭の回転が速く、周りの空気を読めるキャラということになります。この点がアルミンと似ていると言われる所以であり、作戦を考案したりする役割を担えていたのではと言われています。
ゾフィアの最期や死亡シーン
しかし、ゾフィアはその役割を果たすことはできません。原作25巻101話「戦鎚」でゾフィアはあっけなく死亡しました。タイバー家の当主ヴィリーはエルディア帝国に宣戦布告するため祭事を開きます。そこには多数の民間人の他、軍幹部や外国からの来賓が揃うため、エルディア島勢力の襲撃が予想されていました。やがて演説が始まると、ヴィリーはタイバー家が秘密にしていた「エルディアの真の歴史」を明かして宣戦布告をします。しかし、直後に進撃の巨人が地下から建物を破壊して現れました。
その場にいた多くの群衆がパニックになり逃げ惑う中、ガビは気を失っていました。そこへファルコの兄コルトが助けに来ますが、隣にいたはずのゾフィアの姿が見当たりません。あわてて目を横に向けると巨大な瓦礫の下からゾフィアの下半身が覗いているのが目に入りました。思わずウドが駆け寄り、がれきを動かそうとしますが、ゾフィアは上半身が潰されており、ウドも逃げ惑う群衆の下敷きになって死亡しました。ゾフィアとウドの最期はガビの心に「パラディ島の悪魔」に対する憎悪の念を植えつけます。
【進撃の巨人】ゾフィア以外の戦士候補生や関係
『進撃の巨人』におけるマーレの戦士候補生は、次の巨人継承を巡ってライバルであると同時によき仲間でもあります。対中東連合国戦でも4人一緒に行動し、オフでも4人一緒に祭を楽しんでいました。そこで残り3人の戦士候補生も紹介し、ゾフィアとの関係も考察します。
戦士候補生①ガビ
『進撃の巨人』マーレの戦士候補生ガビは、元気いっぱいで強気なキャラです。鎧の巨人の現継承者であるライナーのいとこで、鎧の巨人の次期継承者を狙っています。そのため、対中東連合国戦でも大活躍をしました。しかし、仲間と楽しく過ごせたのもヴィリー・タイバーの演説まででした。突如現れた進撃の巨人のせいでゾフィアとウドは死亡し、いつも目をかけてくれた門番も射殺されます。親しい者たちが、非業の最期を遂げた理由が分からず復讐に燃えるガビは、マーレ編でのエレンという立ち位置になりました。
ゾフィアとガビの関係は、戦士候補生同士というだけでなく、深い友情で結ばれていたと推測されます。それは、いつも一緒に行動しているということもありますが、何よりもゾフィアが無念の最期を遂げた後のガビの行動と発言がそれを証明しています。その上で、ゾフィアのクールなところを「わけのわからない自己演出」でやめるよう言ったこともありました。それに対しては「私これ素だから」といつもの調子で返答しています。
戦士候補生②ファルコ
『進撃の巨人』マーレの戦士候補生ファルコは、穏やかな性格のキャラです。対中東連合国戦においても、負傷した敵兵を助けようとしていました。また、負傷兵に紛れてエレンがレベリオ収容区に潜入してきた時も、疑いもせず親切に接してエレンに利用されてしまいました。兄のコルトが獣の巨人の継承が確定しているため、名誉マーレ人になれることは確定していますが、思いを寄せるガビを守るために、自らも鎧の巨人の継承者になるべく努力を重ねています。
ファルコがガビに気があることにゾフィアは感づいているようです。鈍感なガビと、素直になれないファルコのやりとりを観察して、楽しんでいるようなところがあります。また、ファルコが訓練中にガビにかけっこで勝った時には、一緒に喜び合っていました。そのようなことから、ファルコとは同じ戦士候補生として仲の良い関係性がうかがえます。
戦士候補生③ウド
『進撃の巨人』マーレの戦士候補生ウドは、レベリオ収容区で生まれ育った他の3人と異なり、他国の収容区で過ごしていました。他国では、マーレよりも激しい敵意をエルディア人に向けており、その経験から戦士となって見返したい気持ちを人一倍持っています。メガネキャラのせいか冷静に見えますが、激しやすい面もあって頭に血が上ると周りが見えなくなり、対中東連合国戦ではマーレ人の上官の目の前で、マーレ海軍を罵倒してしまうこともありました。
ウドが、「巨人が戦争で役に立たなくなったら」という問いかけに、ゾフィアが近所のおじさんの話を始めた時は、「え」と言って絶句していました。しかし、訓練でファルコがガビに勝った時は、「歴史的快挙だ」と大げさに讃え、ゾフィアと共に喜んだり、祭を一緒に楽しんだりしている姿が描かれていることから、ゾフィアとの関係も良好と考えられます。ヴィリー・タイバーの祭事で、ゾフィアががれきの下敷きになった時は、必死に助けようとしましたが、ウド自身も群衆の下敷きになり命を落としてしまいました。
【進撃の巨人】ゾフィアの声優
ここまで『進撃の巨人』に登場するマーレの戦士候補生ゾフィアのプロフィールや性格、その最期のシーンを解説してきました。ゾフィアは登場してから進撃の巨人によって最期を迎えるまで、アニメでもほんの数話しかありませんが、簡潔な言葉をとても表情深く表現して印象に残る演技をしています。ここではゾフィアを担当する声優を紹介します。
ゾフィアの声優は「川島悠美」
『進撃の巨人』に登場するマーレの戦士候補生ゾフィアを担当している声優は、川島悠美(かわしまゆうみ)です。川島悠美はSNSで情報発信はしていないため、情報が限られていますが、まずプロフィールから紹介します。
川島悠美のプロフィール
- 誕生日:5月7日
- 出身:茨城県
- 身長:150cm
- 血液型:O型
- 特技:スキー・独創料理
- 趣味:歌・観劇・食べる事
川島悠美は、俳協ボイスアクターズスタジオ、映像テクノアカデミア、talk backを経て、現在ケンユウオフィスに所属しています。映画やテレビドラマの吹き替えを中心に活動していますが、テレビアニメやゲームの仕事もコンスタントに行っています。
川島悠美の主な出演作品
川島悠美のアニメ出演は、『NARUTO-ナルト-疾風伝』の幼少チョウジ役、『ベイビー・ステップ』の森本コーチなどがあります。また、海外アニメの『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』のイジー役も知られており、吹き替えでは韓国ドラマ『王になった男』のサウォル役、アメリカ映画『ロシアンルーレット』のクララ役などがあります。ゲームでは『こいあいkoi-ai』の藤宮加奈役を担当し、主題歌も担当していました。
【進撃の巨人】ゾフィアに対する世間での評判や人気
『進撃の巨人』にマーレ編から登場するマーレの戦士候補生ゾフィアは、登場する場面が少ないのにもかかわらず人気キャラの一人です。そのため、SNSでの投稿も多数見られます。マーレ編では、戦士候補生の日常が何話もかけて丁寧に描かれていたためと考えているファンも多いようです。ここでは代表的な投稿を3つ紹介します。
クールビューティーなゾフィア推しは多いようです。マーレ編が始まった頃は、4人の戦士候補生を104期訓練兵団のマーレ版として重要なキャラと見なしていました。ちょうどエレン、ミカサ、アルミンの関係性があるように、ゾフィアにはクールかつアルミンの要素を重ねていたファンもいました。
マーレ編は初回こそ戦争が描かれていましたが、マーレが勝利した後はつかの間の平和が訪れていました。その後しばらくは回想場面を除いて『進撃の巨人』らしい場面はありませんでしたが、突如現れた進撃の巨人によって、ゾフィアは最期を遂げてしまいました。ゾフィアは、自分の身に何が起こったかさえ知ることもなくなくなってしまったことを指摘する投稿や、無慈悲な死こそ進撃の巨人という投稿も見られました。
ゾフィアを担当している声優・川島悠美の声質はクールなゾフィアによく合っていると言う声もありました。クールな中にも表情豊かなゾフィアのキャラに相応しい演技となっています。ゾフィアの人気は声優・川島悠美に負うところも大きいようです。
【進撃の巨人】ゾフィアはマーレの戦士候補生で死亡したキャラ
『進撃の巨人』マーレの戦士候補生は、将来の巨人継承権を得るために選抜された子供たちです。その中の1人がゾフィアでした。ゾフィアは口数が少なくクールな印象を与えるキャラですが、ガビやファルコ、ウドといった戦士候補生の仲間と良い関係を築き、日夜厳しくも楽しい日々を過ごしていました。ところが、突如現れた進撃の巨人により、非業の最期を遂げてしまいます。生き残ったガビやファルコの運命も大きく変わりました。そして、エルディア島の調査兵団の運命も狂わせていったのです。
この記事のライター
makkun402
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