【進撃の巨人】リコ・ブレツェンスカの人物像や魅力まとめ！声優や名言も紹介

進撃の巨人には、リコ・ブレツェンスカというキャラクターが出てきます。保守的な性格で知的な印象の女性兵士です。進撃の巨人ファンの中でも彼女を支持する声は多くあります。この記事では、そんなリコ・ブレツェンスカの魅力について紹介します。

リコ・ブレツェンカは、進撃の巨人の登場人物の一人で駐屯兵団の班長を務めています。身長156cmと小柄な女性兵士ですが、ミタビ・ヤルナッハ、イアン・ディートリッヒに並ぶ精鋭兵士です。進撃の巨人ファンの中でもリコ・ブレツェンカの12月7日の誕生日を祝うツイートが多くあります。

進撃の巨人は、少年漫画の漫画家である諫山創（いさやまはじめ）の代表作です。講談社の別冊少年マガジンで2009年10月号から2021年5月号までの約12年に渡り連載されていました。2015年には、「劇場版進撃の巨人後編～自由の翼～」も公開された有名な作品です。

突如として現れた巨人に追われ、人類は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という巨大な3重の壁の中に都市を作り、そこで暮らすことを余儀なくされます。しかし、ある日「ウォール・マリア」が巨人によって破壊され、次々と多くの人類が死亡しました。主人公のエレン・イェーガーが10歳の時に、巨人のせいで母が死亡したその日から復讐を誓い、巨人を倒すための調査兵団へ入団し巨人と戦っていく姿を描くダークファンタジーです。

リコ・ブレツェンスカは一言でいうと、正義感が強くどんな時も冷静沈着で知的な性格です。小心者の上司キッツ・ヴェールマンを支える優秀な部下で、勇敢に戦うその姿と魅力のある性格から、進撃の巨人の作品の中でも周りから慕われている関係性がうかがえます。

リコ・ブレツェンスカの初登場は、進撃の巨人の原作の10話、アニメでは9話の「左腕の行方」でエレン達を取り囲んでいるシーンです。エレンが初めて巨人化して敵なのか、人類の味方なのか分からない状況で、保守的な考えのリコ・ブレツェンスカはエレンを敵と考え、攻撃するように意見しているので良い関係とは言えない状況です。

キッツ・ヴェールマンは駐屯兵団の隊長で身長195cm、体重は110kgと大柄な男性です。リコ・ブレツェンスカとキッツ・ヴェールマンの関係は、上官のキッツ・ヴェールマンの臆病な所を冷静なリコが部下としてサポートする関係です。キッツ・ヴェールマンは巨人化したエレンに怯えて考えることができずにいた時もリコ・ブレツェンスカは冷静に状況を分析し、上司に攻撃した方が良いと言っています。まさにバランスの取れた上司と部下の関係です。

リコ・ブレツェンスカの初登場の所でも記載しているように、リコ・ブレツェンスカが初めてエレンに会った時は、エレンは巨人化した状態でした。巨人化したエレンを見て、まだ巨人に関する知識などもなかった兵士達は身動きができずにいました。そんな状況でも保守的なリコ・ブレツェンスカはエレンを敵の可能性が高いと考え、攻撃するように発言をしています。しかし、それ以降、リコ・ブレツェンスカ達兵士はエレンをサポートする関係になっています。

エレンは大岩を運んで扉の穴を塞ぐために巨人化しましたが、エレンは暴走し、ミカサを攻撃してしまいます。監視していた精鋭班のリコ・ブレツェンスカは作戦は失敗したことを知らせる赤い煙弾を頭上に放ちました。しかし、作戦続行の指令からリコ・ブレツェンスカ達はエレンを守るために地上に降り、巨人の気をエレンから逸らす作戦を実行します。エレンが壁を塞ぐ直前に立ちふさがった1体の巨人に真っ先に切りかかったのはリコでした。

自分の命を犠牲にして、死亡した多くの兵士達の犠牲を無駄にしたくない思いからエレンをサポートし、無事に穴を塞ぐことに成功しました。そしてリコ・ブレツェンスカは、作戦成功を意味する黄色の煙弾を空に放ちました。実は、リコ・ブレツェンスカは、イアンを含む仲間たちがエレンを守るために死亡した姿を見て、エレンが人類のために役に立つのかどうか懐疑的でしたが、このトロスト区奪還の件を境にエレンとの関係が変わっていきます。

リコ・ブレツェンスカが最後に登場したのは、原作13巻、アニメ2期3話（28話）のシーンで、それ以降、登場していないことからリコ・ブレツェンスカが死亡したのではないかと考える人もいて、彼女の死亡に関するツイートも散見されます。しかし、作品中でもリコ・ブレツェンスカの死亡シーンは描かれておらず、最終話でセリフはないものの、彼女が映っていることから生存しているのが確認されています。

アニメ・進撃の巨人は、2013年4月から現在にわたり放送されている作品です。進撃の巨人の合理的な頭脳派兵士のリコ・ブレツェンスカ役を演じた声優について紹介していきます。SNS上でも、リコ・ブレツェンスカの落ち着いた声がとても良いと言う意見が多くありました。

進撃の巨人のリコ・ブレツェンスカの声優は、鷄冠井美智子（かいでんみちこ）さんです。リコ・ブレツェンスカは進撃の巨人の中でも人気な主要キャラクターです。2012年から声優として活動を開始し、翌年2013年から10年ほどリコ・ブレツェンスカ役を演じています。

鷄冠井美智子（かいでんみちこ）さんは、青森県出身の6月24日生まれの声優です。明治学院大学文学部芸術学科で美術・舞台芸術・芸術学を学び、スクールデュオ（13期生）を卒業しています。2012年から声優としてのキャリアをスタートさせ、2013年から賢プロダクションに所属し現在も多くの作品で活躍中です。

進撃の巨人の他にも数々の人気アニメのキャラクターを担当しており、「NARUTO-ナルト-」の出雲テンマ役や「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」の戸隠タイジュ役を演じています。また、「ガンダム Gのレコンギスタ」では、ミック・ジャック役として映画にも出演しています。さらに、アニメのみならず映画「PANDEMIC パンデミック」のローレン役や映画「サドンデス」のサブリナ役など海外映画の吹き替えもしており、幅広い分野で活躍している実力派声優です。

進撃の巨人はストーリー自体も面白いと人気ですが、作品中に各登場人物が放つ名言も心に残ります。リコ・ブレツェンスカも、作品中で多くの名言を残しており、名言の中でもトロスト区奪還作戦の際に言った一言は、グッとくる名言という声が多く上がっています。それでは、リコ・ブレツェンスカの名言3つを紹介します。

進撃の巨人「左腕の行方」で駐屯兵のリコ・ブレツェンスカが初めて登場したシーンで冷静なリコ・ブレツェンスカらしい一言となっています。困惑しているキッツ・ヴェールマンとは対照的に冷静に迅速な判断を行い、進言している場面での名言です。

トロスト区奪還作戦の際に、巨人化したエレンが岩ではなくミカサを攻撃してしまったのを見て、リコ・ブレツェンスカは作戦が失敗した時にがっかりした気持ちで言った言葉です。信煙弾を取り出し深刻な問題の発生を示す赤い煙弾を頭上に放つ姿は哀愁が漂います。

リコ・ブレツェンスカが放った赤い煙弾を見ても、ピクシス指令は作戦続行を命令します。この時点で既に多くの仲間が犠牲になっているので、これ以上の犠牲を出したくないリコ・ブレツェンスカは、作戦続行に対して乗り気ではありませんでした。切迫した状況下で、イアンから他に巨人に打ち勝つ方法を質問された時に、リコ・ブレツェンスカは諦め混じりにこの言葉を言います。しかし、その後人一倍仲間思いな性格のリコ・ブレツェンスカは、犠牲となり死亡した兵士達のためにも巨人と戦います。

進撃の巨人のリコ・ブレツェンスカの勇敢で仲間思いなキャラクターは、多くの読者の心に残っているようです。そこで、リコ・ブレツェンスカの評判はどういったものか、またその人気の理由についてSNS上の反応を紹介します。

リコ・ブレツェンスカは、やはりどんな状況下でも正確な指示を仲間に出すしっかり者という評判が散見されます。仲間思いなあたたかい一面も支持を集める理由の一つとなっているようです。

リコ・ブレツェンスカは内面の性格を評価する声が多くありますが、リコ・ブレツェンスカの端正なビジュアルも人気があります。メガネをかけたスッとしたイメージの横顔が美しいと評判です。

リコ・ブレツェンスカの魅力として特徴なのは、今まで女性キャラクターが好きなタイプではなかった人もリコ・ブレツェンスカに惹かれてしまう人が多いことです。進撃の巨人のリコ・ブレツェンスカに対する世間での評判や人気を見てみると、リコ・ブレツェンスカのビジュアルが好きという声や一見、保守的で冷たい印象もある一方で、正義感の強い性格がギャップのあって魅力という声が多くあります。リコ・ブレツェンスカに心惹かれる進撃の巨人ファンは多く、外見も性格も世間の評判や人気は高いことがうかがえます。

進撃の巨人に登場するリコ・ブレツェンスカは、かわいいキャラで人気を集めていました。他にも、巨人に対峙する場面でも物怖じせず冷静に対応するクールさや、仲間思いな熱い部分を感じさせるところも魅力となっています。いざという時に頼りになり、弱音を吐かないリコ・ブレツェンスカが登場する、進撃の巨人をチェックしてみてください。