【進撃の巨人】奇行種を一覧で紹介！発生する条件や走り方について調査！

『進撃の巨人』では奇行種と呼ばれる巨人がおり、ファンの間から人気となっています。巨人にもいくつか種類があり、奇行種は通常種よりも特徴的な巨人です。その特徴的な走り方や行動、見た目や発生の経緯が面白いと、ファンから人気を集めています。そんな『進撃の巨人』の奇行種の巨人の種類や発生条件、発生した経緯や走り方などの特徴、知性のある九つの巨人、ロッド・レイスが奇行種となった理由や経緯などを紹介します。

巨人にはエレンのような知性のある巨人と、知性のない無垢の巨人という種類があります。また無垢の巨人には一般的な巨人の「通常種」と「奇行種」という種類に分けられています。

通常種の巨人は、捕食対象である人間に向かっていきますが、奇行種は人間を無視して突然走ったり、奇妙な動きをする巨人もいます。通常種と違って、予測できない巨人を奇行種と呼んでいます。エレンの進撃の巨人や、女型の巨人に対しても初めは情報がなかったために奇行種と呼んでいました。

通常種の巨人は、馬の走るスピードには追いつけませんが、奇行種の中には猛スピードで走る種類も存在します。特にトロスト区に現れた巨人の奇妙は走り方は話題になり、大人から子供まで奇妙な走り方の奇行種を認識している程です。

『進撃の巨人』は諫山創によるダークファンタジー漫画で、『別冊少年マガジン』（講談社）で連載されていました。単行本は全34巻で完結となり、見事な伏線回収は感動するものでした。2013年からテレビアニメが放送され、2023年には完結編が放送されます。シリーズ4作品がテレビアニメ化となり、さらに舞台なども上演され、人気な作品となっています。

『進撃の巨人』は壁の外の自由を求める少年エレン・イェーガーを主人公にした物語です。巨人に母親を殺され、巨人を駆逐するために調査兵団に入団したエレンは、自身が巨人になる能力を持っていました。エレンの巨人化の能力で、他の巨人たちに対抗しようとする調査兵団ですが、エレンを狙った女型の巨人が現れます。女型の巨人の他にも顎の巨人や鎧の巨人、壁を壊した超大型巨人も姿を現します。

『進撃の巨人』の巨人にはエレンのような知性を持った巨人と、知性を持たない無垢の巨人という種類があります。無垢の巨人のなかでも、通常種に当てはまらない種類の巨人を奇行種と呼んでいます。奇行種は一度見ると頭から離れなくなり、ファンの間でも人気を集めています。そんな『進撃の巨人』に登場する奇行種の巨人を一覧で紹介します。

『進撃の巨人』の奇行種の中でも一番人気なのが、トロスト区で建物にぶつかりながら走る奇行種です。通常種とはかけ離れたスピードで迫ってくる様子には、恐怖を覚えました。走り方が特徴的で、この奇行種の走り方を真似する人もたくさんいました。また、第57回壁外調査で出会った奇行種も、突然走り出していくる種類でした。馬のスピードにも追いつく勢いで、こちらも特徴的な走り方をしていました。

ライナーとベルトルトが正体を明かし、エレンとユミルを攫って巨大樹の森に逃げ込んだときに登場した奇行種です。ライナー達は木の上で休息を取っていましたが、その様子をしっかりと見ている種類がいました。4人は知性のある巨人になれる人物ですが、巨大樹の森にはたくさんの巨人がいるため、戦うことは避けていました。

目だけこちらを見ている巨人と同じく、ライナー達が休息しているときに登場した奇行種です。木に隠れるようにライナー達を見ており、ユミルは「繊細なんだろうな」と言っていました。通常種は人間をただ襲うだけの生き物ですが、奇行種は人間に近い行動を取ることも特徴的です。

ヒストリアの父であるロッド・レイスが、巨人の脊髄液を舐めて巨大な巨人になりました。超大型巨人と同じくらいの大きさで、周りの人間には興味を示さずに壁に向かっていく奇行種でした。大きすぎて体を支えきれず、地を這って移動していたため、顔の表面がありませんでした。

壁外調査でリヴァイとハンジがイルゼという調査兵団の手帳を見つけました。その手帳にはイルゼが出会った奇行種と思われる巨人について書かれていました。その巨人はイルゼを見て「ユミル様」と言い、敬意を示すような仕草をしました。その後、気が動転したのか何かに耐えられなかったのか、イルゼはその巨人に殺されてしまいます。

エレンの母親を襲った巨人は、グリシャ・イェーガーのかつての妻であったダイナ・フリッツでした。ダイナ・フリッツは王家の血を継いでおり、マーレ帝国で報復を企てていたグリシャ達と行動していました。息子に告発され、ダイナはグリシャの目の前で巨人にされてしまいます。ダイナの巨人は他の通常種の巨人と見た目が大きく違っており、行動も何かおかしいところがあるということで、奇行種とされています。

コニーの故郷であるラガコ村は、ジークの能力によって巨人化させられてしまいます。コニーの家で倒れていた巨人は、後にコニーの母親であることがわかりました。コニーの母親の巨人は自立できるほどの筋力がありませんでした。コニーを見た時に「オアエリ」と言い、コニーはその巨人に母親の面影を感じています。通常種ではないということから、奇行種に入るのではと言われています。

お笑い芸人のアンガールズ田中さんも『進撃の巨人』の奇行種では？と言われています。何度かモノマネやネタで奇行種のマネをしていることが理由で奇行種だと言われています。トロスト区にいた、走り方が特徴的な奇行種のマネをして、とても似ていると話題になりました。

巨人になる方法が作中でどんどん明らかになっていきます。巨人になる方法はいくつか種類がありますが、その方法や経緯、巨人化させられた理由についても紹介したいと思います。

エレンが見たグリシャの過去で、マーレ収容所でエルディア人が巨人にさせられる場面を見ました。そこではマーレ軍の男が「3〜4メートル級の巨人に調整する」というセリフが登場しました。このことから、巨人化の薬の量を調節することで、巨人の大きさを変えられることがわかっています。

マーレ収容所で巨人化させられたエルディア人は、みな首元に注射器を刺されています。注射器で巨人化の薬を撃たれたエルディア人は、基本的には無垢の巨人の通常種になっているようです。しかし、巨人化の薬を舐めて接種したロッド・レイスは大型の奇行種になっていました。どのように薬を接種するかで、巨人の種類も変わるのではと言われています。

巨人化する薬には、種類があるのではとも言われています。エレンがロッド・レイスに連れてこられた洞窟で、エレンは「ヨロイ」と書いたラベルを見ています。その薬を接種したことがきっかけで、エレンは鎧の巨人のような硬質化の能力を得られたのではとも言われています。

奇行種の発生条件に、脊髄を損傷していることが関係していると言われています。ロッド・レイスは巨人になる前に、ヒストリアに投げられて負傷しています。この経緯で、ロッド・レイスは奇行種になったのではないかと言われています。

奇行種の発生条件に、体の負傷や健康状態も関係するのではないかと言われています。エレンがハンジと共に巨人化の実験をしたときは、何度も巨人化している内に体長がどんどん小さくなっていました。また、巨人になった後は体力も消耗しており、知性もなくなっていっていました。無垢の巨人にされたときの体の状態や健康状態で、奇行種が発生することもあるかもしれません。

奇行種の発生条件に、年齢も関係していると言われています。奇行種となったロッド・レイスが高齢であった経緯や、マーレ収容所で巨人化された人たちもある程度の年齢だったという理由から、年齢が関係しているのではと言われています。

女型の巨人は叫ぶことによって、巨人に自分を食べさせました。また、ジークは叫ぶことで、巨人を生み出して命令をすることができます。この経緯から、叫びの力によって、何かしらの命令をして奇行種にしているのではないかとも言われています。しかし、ロッド・レイスが叫びの力で発生した巨人ではないので、すべての奇行種が叫びの力で操られているわけではないとされています。

奇行種の発生条件に、人間のときの思いや強い意思が反映されているのではという声もあります。思い残すことがあり、自我をある程度持ったまま巨人になり、奇行種になったという説もあります。奇行種となったダイナ・フリッツは、巨人になる直前に「どこに行ってもグリシャを探し出す」と言っています。ダイナはグリシャの後妻であるカルラを殺し、奪還作戦の際もエレンの側に来ました。ダイナは巨人になっても、グリシャを探してさまよい、グリシャの関係者であるカルラやエレンの前に現れたのではと言われています。

エルディア帝国時代に、エルディア人が無理やり他の人種と交わり、子を産ませたという歴史があります。この歴史から、純血のエルディア人と混血のエルディア人で、通常種と奇行種という違いがでるのではという説もあります。この発生条件については作中では明らかになっておらず、考察に留まっています。

通常種と奇行種という種類の違いは、あくまで調査兵団がそう呼ぶだけで、個性がある巨人が奇行種と呼ばれるだけではないかとも言われています。ランダムに発生し、個性が突出している個体が奇行種と呼ばれているだけかもしれません。人間も個性やこだわりがあるように、巨人にも個性があるのかもしれないと言われ、作者の諌山先生が意図せずに作り出した「個性」かもしれないとも言われています。

ヒストリアの父であるロッド・レイスは、奇行種の巨人になって壁を襲います。ロッド・レイスはどういった理由や経緯で奇行種の巨人になったのでしょうか。ロッド・レイスが巨人化した理由や経緯、そして死亡理由や、巨人化に失敗した理由・経緯をまとめて紹介します。

ロッド・レイスはヒストリアの実の父親です。超大型巨人が壁を壊したとき、ロッド・レイスは家族と共に祈りを捧げていました。そこにエレンの父親のグリシャが襲撃し、ロッド・レイスの娘フリーダの持つ始祖の巨人の力を奪います。そしてレイス家の血筋を絶滅させるために他の家族も皆殺しにしました。ロッド・レイスだけがその場から逃げて生き延び、隠し子であるヒストリアを巨人にして、始祖の巨人の力を奪還しようとします。

ヒストリアとエレンを攫い、ヒストリアを巨人化させようとしましたが、ヒストリアやケニーによって阻止されることになります。ヒストリアに拒絶されたロッド・レイスは、壊れた注射器から漏れ出た液体を舐め、超大型巨人にも勝る大きさの巨人になります。ロッド・レイスの巨人は大きすぎて自立できず、這いつくばって移動します。以上がロッド・レイスが巨人化した理由や経緯です。周りの人間には目もくれずに壁に向かっていくため、奇行種ということになっています。

ロッド・レイスは巨人になって壁へと向かっていきます。壁内人類を守るため、調査兵団はロッド・レイスを止めようとします。ロッド・レイスは地面にめり込みながら移動していたので、顔や体の表面がありませんでした。そこに目をつけ、巨人の中に爆弾を入れて爆発させます。たくさんの肉片が飛散しますが、ヒストリアが本体を仕留め、ロッド・レイスは死亡します。巨人から壁内人類を守ったとして、ヒストリアは女王となり、戦線から引いて生活をしています。

ロッド・レイスが巨人化に失敗した理由や経緯は何だったのでしょうか。ロッド・レイスは巨人化の薬を注入したのではなく、舐めて接種しました。薬の量が少なかったこと、接種の方法が奇行種となって巨人化に失敗した理由と言われています。また、ロッド・レイスはエレン達とくらべて歳をとっていたことや、直前にヒストリアに投げられて首や脊髄を損傷していたことも失敗した理由や経緯になるとされています。

『進撃の巨人』には知性を持った巨人「九つの巨人」が登場します。ユミル・フリッツが手に入れた巨人の力が様々な経緯で九つに分かれて出来た力です。エレンの進撃の巨人やアニの女型の巨人、ライナ－やベルトルトの巨人も九つの巨人にあたります。九つの巨人は各国が戦争をしてでも手に入れようとする戦力です。無垢の巨人とは違い、知性を持ったまま巨人化することができ、特徴的な力を持っています。そんな九つの巨人を一覧で紹介します。

「始祖の巨人」は九つの巨人の中でも最も強力な存在とされています。すべての巨人の祖であり、ユミルの民と無垢の巨人を操る能力があります。始祖の巨人の力を使えるのは王家の血筋を引く者だけです。しかし、王家が始祖の巨人を継承すると「不戦の契」によって、初代レイス王の思想にとらわれてしまいます。ヒストリアの家系であるフリッツ家が代々継承していましたが、グリシャ・イェーガーがフリッツ家を襲って始祖の巨人を奪いました。その後、エレンに自分を食わせ、エレンが始祖の巨人を継承しています。

「超大型巨人」は50mの壁から顔が出るほどの巨大な巨人です。マーレが所有している巨人で、巨人化するだけで周りを吹き飛ばす威力が特徴的です。また巨大な体を維持するため、全身の肉を消費しています。そのときに吹く熱風のせいで、立体機動装置では歯が立ちません。ベルトルトが所有していましたが、後にアルミンが超大型巨人の力を継承しています。

「鎧の巨人」は全身を硬質化しており、鎧をまとっているような姿が特徴的です。壁内人類の最高火力でも全くダメージを与えられないほどの頑丈さを持ち、さらに素早く動き回ることもできます。巨人の弱点であるうなじも硬質化で守られており、調査兵団の刀は通りません。鎧の巨人はマーレが保持しており、継承者はライナーです。

「顎の巨人」は非常に発達した顎と、小さな体と高い機動力が特徴的な巨人です。マーレが所持していましたが、ライナー達が壁内襲撃をした際に巨人化していたユミルに奪われます。ユミルが継承していたときは鋭い牙が生える程度でしたが、マーレが顎の巨人を奪い返した際は顎と爪に特殊な硬質化が施されていました。エレンが傷一つつけることができなかった戦鎚の巨人の結晶をも砕くことができます。

「女型の巨人は」巨人では珍しい女性の体つきをしている巨人です。マーレが保有していた戦力で、アニが継承していました。アニの身体能力が顕著に出ており、体術を得意とします。また叫びの力で無垢の巨人を呼び寄せるという特徴もあります。作中では継承者はアニのみのため、男性が継承するとどうなるのかはわかっていません。体の一部を硬質化できる能力もあり、多くの調査兵団が女型の巨人に殺されました。

「獣の巨人」は長い手足と、全身が毛で覆われているのが特徴的な巨人です。マーレが保有している戦力で、エレンの腹違いの兄であるジークが継承者です。他の巨人に対して獣の巨人は特別な能力はありませんでしたが、ジークは投石の性能を上げ、人類にとって脅威の力となりました。またジークの脊髄液を接種した人間をジークの叫びの力で巨人にすることもでき、その巨人を操ることもできます。

「車力の巨人」は面長な顔と、四足歩行が特徴的な巨人です。機動力と持続力に優れ、運搬などもこなします。マーレが保持している戦力で、ピークが継承者です。長時間巨人化しているせいか、人間に戻った時は二足歩行が苦痛なようで、すぐに寝転がったり四足歩行になります。巨人化を解いてもまたすぐに巨人化できるという特徴もあります。

「戦鎚の巨人」は優れた硬質化の能力が特徴的な巨人で、マーレの一族であるダイバー家が管理者となり、代々継承しています。肉体を硬質化するだけでなく、周囲の地面から槍のような武器を作り出すこともできます。他の巨人のように本体がうなじに潜んでいるのではなく、紐のように巨人の体の一部を伸ばし、離れて巨人を操ることができます。

「進撃の巨人」は唯一マーレの手から逃れた巨人で、先々代の継承者であるクルーガーによると「いつの時代も自由のために戦った巨人」と言われています。エレンの父、グリシャが継承し、役目を果たしたあとはエレンに力を託しました。進撃の巨人の継承者は過去と未来に限らず、すべての継承者と記憶を共有することができ、また記憶を覗いたり見せたりすることができます。

人気ゲームと『進撃の巨人』がコラボし、奇行種のスキンが実装されてあの特徴的な走り方をするのではないかと話題になっています。奇行種と言えば、トロスト区にいた走り方が特徴的な個体が思い浮かぶほど、世間でも有名になりました。

『進撃の巨人』の奇行種の走り方を真似する人もたくさんおり、笑いを誘っています。奥さんが奇行種の真似をして走ってくる家庭を想像すると、とても微笑ましいです。

息子さんが『進撃の巨人』の奇行種が好きで、イラストを描いているという声もありました。『進撃の巨人』が好きな人はかっこいいリヴァイ兵長や、かわいいヒストリア、ミカサなどが人気になりそうですが、このファンの息子さんは奇行種のイラストを上手に描いています。

『進撃の巨人』に登場する奇行種の種類や特徴的な走り方、通常種とは違った特徴や、発生条件やその経緯、知性のある9つの巨人について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。奇行種には様々な個体がおり、通常種に当てはまらないものを奇行種と言います。奇行種の特徴的な走り方は世間でも話題になりました。奇行種になる経緯や理由も様々で、たくさんの考察も飛び交っています。今後『進撃の巨人』を見る際は、奇行種がどの場面で出てきたか、奇行種の巨人になる前はどんな人間だったか、どんな走り方をしているかなどに注目してみてください。