【進撃の巨人】エレンの死亡理由と経緯を調査!変貌してしまった原因とは?
大人気漫画『進撃の巨人』で、衝撃的な最期を迎えたエレンの死亡理由と経緯を徹底調査しました。本記事では、仲間と決別したエレンが悪者に変貌して、死亡するまでの経緯をネタバレ解説するとともに、エレンの関係者のその後について紹介します。
エレンとは?
エレンは、『進撃の巨人』に登場する主人公です。熱くなりやすい反面、仲間思いで、無茶を承知で戦いに挑むような無鉄砲な性格をしています。人類の為に戦っていたエレンですが、物語の途中から、人類の敵として悪者化していき、悲しい最期を迎えることになります。エレンの死亡や悪者へ変貌していった経緯について解説する前に、まずは、エレンのプロフィールや作品の概要とあらすじについて紹介していきます。
エレンのプロフィール
- 名前:エレン・イェーガー
- 誕生日:3月30日
- 身長:170cm→183cm(マーレ編)
- 体重:63kg→82kg(マーレ編)
- 所属:調査兵団→ イェーガー派(マーレ編)
- 年齢:15歳→19歳(マーレ編)
- 出身地:ウォール・マリア南端シガンシナ区
エレンは、幼少期から壁の外の世界に憧れを持っていて、調査兵団に入ることを夢見ていました。突然の巨人襲来で母親と故郷を同時に亡くし、巨人を根絶やしにすることを目標に掲げて調査兵団に入団します。少年時代は直情的な性格でしたが、巨人との戦いや自分の出生、壁の外の世界を知っていくうちに、冷酷で思案を巡らす性格へと変貌していきます。
進撃の巨人の概要
エレンが活躍する『進撃の巨人』は、『別冊少年マガジン』の創刊号から約11年半連載されていた漫画作品です。突如現れた巨人により、住む場所を追われた人類が、存亡をかけて巨人と戦う姿を描いたダークファンタジーとして人気があります。2013年よりテレビアニメ化がスタートすると、その知名度と人気が一気に上がり、2022年9月には単行本の累計発行部数が1億1000万部を突破しました。
進撃の巨人のあらすじ
主人公のエレンは、少年時代に目の前で母親を巨人に喰い殺されたことで、巨人を深く恨むようになり、復讐を誓って調査兵団に入団します。その中で、エレンは自分が巨人になれる能力を持っていることに気付き、巨人を駆逐する為の手段として、残された人類の為にその力を使おうとするのでした。物語は、主にエレンとその仲間達が巨人との戦いを通して成長していく姿を描いています。
エレンの死亡理由と変貌の理由をネタバレ
巨人を根絶やしにする為に、エレンは自らが持つ巨人化の力を使って戦っていました。しかし、戦いの舞台が壁の外へ移り、巨人の真相に近付くにつれ、エレンはそれまで仲間だったミカサやアルミンを突き放し、悪者へと変貌していきます。そして、最終的には自らの意志で死亡する道を選びます。ここからは、エレンの死亡、そして悪者へと変貌していった理由についてまとめていきます。
エレンの最期はミカサにトドメを刺されて死亡
エレンにトドメを刺したのは、誰よりもエレンを想っていたはずのヒロイン・ミカサでした。エレンの持つ進撃の巨人の力で、仲間達は次々と無垢の巨人となっていきます。それを止める為には、エレンを殺害する他に方法はありませんでした。最愛の人を殺害することになってしまったミカサですが、エレン自身がミカサに殺されることを受け入れた為、一撃で首を斬り落とします。
エレンが死亡した理由
エレンが死亡した理由は、巨人化する力そのものをなくす為です。エレンは、進撃の巨人と始祖の巨人の2つの力を父親から継承していました。巨人化する力の源である始祖の巨人を失えば、この世から巨人が消え、巨人化していた人々は元の姿に戻ることになります。それを知っていたエレンは、自ら死亡する道を選んだのでした。エレンの望みでもあった、巨人そのものの消滅は、エレンの命と引き換えに叶えられたのです。
エレンがミカサたちを突き放し悪者に変貌した理由
今まで仲間だったミカサ達に対して、エレンはわざと冷たい態度をとって突き放しました。そして、1人で巨人の歴史を終わらせようと動き出すことになります。エレンのこの行動には、理由が2つあり、1つ目は、巨人を根絶やしにする為に仲間に自分を殺してもらおうと考えていたからです。始祖の巨人を受け継いでいることを知ったエレンは、自分が死亡すれば巨人の能力が消えると知りました。そこで、巨人化した自分を殺してもらう為に友達のままではいけないと思い突き放したのです。
2つ目は、自分が悪者になることで、エレンを倒したミカサやアルミンが英雄となることを望んだからです。全ての元凶である始祖の巨人を倒し、巨人の能力を消し去ることができれば、それを実行したミカサ達は英雄となります。エレンは、自分が死亡した後のミカサ達の将来のことを考えて、わざと悪者へ変貌したふりをしていたのです。
エレンが死亡したその後の世界
始祖の巨人であるエレンが死亡したことで、巨人化する能力そのものがこの世界から消え去ります。無垢の巨人化された仲間達は元の姿に戻り、エレンを倒したアルミン達は人類の英雄となりました。それから3年後、エレンの意志を継いで生き残ったアルミン達は、マーレとエルディアの和平交渉に臨むことになります。
エレンの死亡までの経緯をネタバレ
巨人を駆逐する為に戦っていたエレンでしたが、途中から悪者へと変貌し、最終的に死亡してしまいました。多くの伏線や謎が解き明かされる中、エレンの最期となる戦いでは、どのようなことが起こっていたのでしょうか。ここからは、エレンにとっての最期の戦いで、エレンが死亡に至るまでの経緯について順番に解説していきます。
経緯①ジークの脊髄液を飲むファルコ
ファルコは、マーレ編で登場するマーレの陸軍の戦士候補生です。同じく戦士候補生のガビと共に、捕虜としてパラディ島を訪れていました。後に2人は脱走し、元マーレの戦士・ニコロが経営するレストランに立ち寄るのですが、ガビがニコロの想い人である調査兵団所属のサシャを殺害したことを知りワインの瓶で襲撃を受けます。
隣にいたファルコは、身を挺してガビを守りました。瓶は、ファルコの頭に直撃し、中身のワインがファルコに付着します。実はこのワインには、ジークの脊髄液が混入されていて、体に取り入れた者はジークが呼びかければ無条件で無垢の巨人と化してしまう代物でした。ファルコは頭を殴られ気絶している中、無意識にこのワインを口にしてしまい、ジークの脊髄液を体に取り入れてしまいました。
経緯②ファルコが巨人化する
戦いが激化し、追い詰められてしまったジークは、この場を切り抜けようと無垢の巨人を呼ぶことを決意します。ジークが叫び声を上げれば、ジークの脊髄液を飲んだ者は無垢の巨人化してしまいます。それに気付いたファルコの兄・コルトは、戦いの最中にジークに叫ばないでほしいと懇願しました。しかし、ジークがコルトの願いを聞き入れることはなく、叫び声を上げたことでファルコは無垢の巨人化し、隣にいたコルトは爆発に巻き込まれて死亡します。
経緯③エレンの首を撃つガビ
ガビは、コルトの死とファルコの巨人化を目の当たりにして絶望してしまいました。すると、ジークと共闘していたエレンが、ジークの下に駆け寄ろうとする場面を目撃します。大事な仲間を奪われたガビは、怒りからコルトが持っていた対巨人用のライフルでエレンの首を撃ち抜きました。巨人の弱点でもあるうなじを吹き飛ばされたエレンは死亡したと思われていましたが、エレンの頭が落ちる直前に背骨当たりから光るムカデのようなものが現れ、エレンの首と繋がり一命を取り留めています。
経緯④道の座標にいたエレン
ガビに首を吹き飛ばされて死んだと思ったエレンでしたが、気が付くと「座標」と呼ばれる場所に立っていました。ここは、全てのエルディア人に繋がる道の座標であり、エレンが死ぬ直前にジークと接触できたことで辿り着けた場所でした。ジークは、この場所で2人の父親であるグリシャの記憶をエレンに見せ、グリシャの目的を知らせます。
経緯⑤エレンはグリシャを操っていた?
ジークは、グリシャが自分の目的の為に2人の息子を洗脳していると考えていました。しかし、グリシャを壁の外と戦うように仕向けていたのは、進撃の巨人の能力を使ったエレンでした。進撃の巨人には、未来を知るという特殊な能力があり、道を通じて継承者の記憶を継承することができます。エレンは、都合の良い記憶だけをグリシャに見せることで、グリシャを操っていたのです。
経緯⑥始祖ユミルの解放
巨人の始祖であるユミルは、2000年前の世界でフリッツ王の奴隷として仕えていた少女でした。王家の血を引く人物の命令には逆らえないと本能的に悟っている為、王家の血を受け継ぐジークから「ユミルの民全員の生殖能力を奪う」という命令を受けて実行しようとします。
しかし、そんなユミルを止めたのは、エレンでした。エレンは、ユミルに「奴隷でも神でもない」と訴え、命令を無視しても大丈夫であることを伝えます。エレンの言葉を聞いたユミルは、涙を流しながら自分の中にある始祖の巨人の力をエレンに託しました。
経緯⑦地鳴らしを発動するエレン
始祖の巨人の力を得て復活を遂げたエレンは、能力を使って地ならしを発動させます。地ならしをすることで、壁の外にいた全ての巨人を呼び寄せると一斉に行進させ、パラディ島以外を全滅させようとするのでした。巨人化する力そのものを消し去るには、始祖の巨人を継承した自分が死ぬ以外に道はないと考えたエレンは、その役目をミカサ達に託します。エレンがわざと世界を滅ぼそうとする悪者に変貌を遂げた理由には、巨人をこの世からなくして人類を救いたいという願いがあったからなのでした。
エレンの関係者のその後
エレンが死亡したことで、長年続いた人類と巨人の戦いに終止符が打たれました。多くの犠牲者を出しながらも、生き残ったエレンの関係者達は、その後どのように過ごすことになるのでしょうか。ここからは、エレンと深く関わった主要キャラのその後の様子を紹介します。
その後①ミカサ
ミカサは、エレンの最期を看取り、エレンの首をパラディ島に持ち帰って思い出の木の根元に埋葬します。巨人を巡る「天と地の戦い」から3年後、ミカサは、エレンの首を埋めた気に寄りかかり、エレンとの思い出に浸っていました。すると、どこからか鳥が飛んできて、肩から落ちたミカサのマフラーを巻き直します。ミカサはこの鳥がエレンの生まれ変わりだと感じ、感謝の言葉を口にしてエレンが自由になれたことを素直に喜んでいます。
その後②アルミンやジャン
エレンの死亡後、生き残ったエレンの仲間達は、マーレとエルディアの和平交渉の連合国大使として活動を始めます。始祖の巨人を倒した英雄となっているアルミン達は、これまでの出来事を全て話し、争いを両国からなくそうとするのでした。これは、エレンが望んだことでもあり、アルミン達の大きな目標となっています。その後の未来では、エレンの墓に花を手向けるミカサの傍らにジャンと思われる人物が立っていることから、ジャンとミカサが結婚したとの考察もされています。
その後③リヴァイやファルコ
激しい戦いの連続で、心身共に大きな傷を負ったリヴァイですが、人類最強の兵士は最後まで生き残りました。エレンが死亡した直後、リヴァイはこれまでの戦いで死亡した仲間達の幻影を見ます。普段感情を表に出さないリヴァイですが、この時は涙を流して喜んでいます。エレンの死亡から3年後、生き残りはしたものの、足を負傷して歩くことができなくなったリヴァイは、車椅子生活を余儀なくされました。最終回では、リヴァイの車椅子を押すファルコの姿を見ることができます。
その後④ヒストリア
エルディアの真の王族であるヒストリアは、エレンの死亡後もエルディアの女王として立派に務めをはたしています。幼少期に過ごした土地で幼馴染みの少年との間に娘を儲けていて、忙しいながらも幸せに暮らしているようです。マーレとエルディアの和平交渉にやってくるかつての仲間・アルミン達に自ら手紙を送り、女王の立場で迎え入れようとしています。
エレンの死亡に対する世間での評判や人気
最終的には死亡してしまうエレンですが、これまでも作中で巨人の力がなければ死んでいたとされる怪我をいくつもしてきました。その度にエレンの死亡フラグが立っていた為、毎回ハラハラした気持ちで読み進めるファンは非常に多かったようです。
最終回の直前で、エレンはミカサによって首を斬り落とされて最期を迎えます。これにより、エレンの死亡が確定しました。主人公がヒロインに殺されるという展開に、多くの読者が驚き、最終回ではどのようなことが起こるのかと期待を寄せていました。
主人公のエレンが死亡することで人類が救われるという衝撃のラストには、多くの読者が驚き感動していました。
エレンは死亡していた
エレンの悲願であった巨人の根絶は、エレンが死亡することで成し遂げられたことが判明しました。エレンは、巨人の真相を知る中で、自分が死ぬことで世界が救われると気付き、殺す役目をミカサ達に託す為にわざと悪者に変貌を遂げています。最期の時まで仲間を想い、そして人類を守ろうとしたエレンの優しさと強さは、非常に感動的です。是非、『進撃の巨人』を1巻から読んで、エレンの生き方を堪能してみて下さい。
この記事のライター
ルキナ
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