【スラムダンク】安西先生の声優を担当したのは西村知道！経歴や代表作も

安西先生といえば、『スラムダンク』で湘北メンバーと同じくらい欠かすことのできないキャラです。アニメの『スラムダンク』では、安西先生の穏やかな声に癒やされた人も多いのではないでしょうか？あの特徴的な声を演じていた、安西先生の声優について紹介します。まずは、安西先生のプロフィールや、『スラムダンク』の概要やあらすじをチェックしておきましょう。

安西先生のフルネームは、安西光義（あんざいみつよし）です。湘北バスケ部の監督で、生徒たちだけでなく他校の監督からも一目置かれている存在です。非常に穏やかな性格で、現在は「白髪仏（ホワイトヘアードブッダ）」と呼ばれています。しかし、5年前まではある大学バスケ部の監督をしており、その厳しい指導内容から「白髪鬼（ホワイトヘアードデビル）」の名で知られていました。

しかし、反対を押し切ってアメリカに渡った教え子が事故死した際、絶望して大学を去りました。湘北のバスケ部ではたまに様子を見る程度の活動しかしていませんでしたが、桜木花道という才能の塊を目の当たりにして、また指導魂に火がついたのでした。

『スラムダンク』の作者は井上雅彦さんで、1990年から1996年にかけて週間少年ジャンプで連載されていました。当時はバスケット漫画は流行らないといわれていたため、初期の頃は不良漫画の色も強く出ています。しかし、人気が定着してきたため、途中から本格的なバスケット漫画になりました。アニメやゲームにも展開され、現在でも人気の高いジャンプ漫画のひとつです。

不良少年の桜木花道は、湘北高校に入学し、そこで赤木晴子からバスケ部に誘われます。春子にひと目惚れした桜木は、春子に気に入られようとバスケが好きだと嘘をついて入部します。まるっきりの素人だった桜木ですが、徐々にバスケの楽しさに気づき、本気でインターハイを目指すようになります。個性的な仲間たちとともに、全国制覇を目指して強豪校たちに立ち向かうのでした。

アニメ版の『スラムダンク』では、声優の西村知道さんが安西先生の声を担当していました。ここでは、声優の西村知道さんの詳しいプロフィールや経歴、現在の様子などを紹介します。『スラムダンク』の新作映画で、続投の可能性があるかどうかについてもまとめています。

西村知道さんは1946年6月2日生まれで、千葉県出身の声優さんです。アーツビジョンに所属しており、声優の他に俳優やナレーターとしても活躍しています。特技は殺陣と野球です。安西先生のような穏やかな役を演じることが多いですが、冷酷な役やコミカルな役を演じることもあり、名脇役として作品を支えています。

声優の西村知道さんは日本大学芸術学部映画学科卒業後、ススキダ演技研究所に入ります。その後、劇団衝撃弾の創立メンバーとなり、最終的にアーツビジョン所属となりました。舞台『三姉妹』で、俳優としてデビューしました。声優としてのデビュー作は『ゼロテスター』で、アナウンサー役を務めました。

西村知道さんの趣味は、将棋、映画鑑賞、競馬などさまざまなものがあります。特に競馬は20年来のファンで、ある年の有馬記念で大勝ちをしたそうです。それ以来さらに競馬にハマりましたが、そこからはなかなか勝つことがないということです。

西村知道さんは現在76歳ですが、いまだに現役で活躍しています。2022年には『リアデイルの大地にて』のアガイド役や、『エスタブライフ グレイトエスケープ』のフェルナン役などを演じています。

西村知道さんは現在も声優として活動しているため、安西先生の続投の可能性は高いでしょう。安西先生は独特な穏やかな声をしているおり、声優さんが変わると雰囲気も変わってしまいます。今までの声優さんの続投を求める声も多いため、安西先生の声だけ変わることはないと思われます。

声優の西村知道さんは、安西先生以外にもさまざまなキャラを担当してきました。西村知道さんが演じた役には、安西先生とは似ても似つかないようなキャラも多くいます。ここでは、西村知道さんが出演した代表的な作品や、演じたキャラについて紹介します。

『NARUTO-ナルト-』のオオノキは、頑固で小柄な老人です。喋り方が特徴的で、語尾に「〜じゃぜ」をつけます。安西先生とは異なる激しいキャラで、戦闘シーンも多く出てきます。オオノキの年齢は公表されていませんが、80歳以上だと推定されます。西村知道さんはしゃがれた声で、オオノキの老人らしさをよく表していました。

『うる星やつら』の校長先生は、滅多に怒らない穏やかなキャラです。たまに怒ることもありますが、怒鳴ったりすることはありません。安西先生と雰囲気が似たキャラで、声も非常に似通っています。2022年の10月にはリメイク版が放送されますが、校長先生のキャストはまだ発表されていません。メインキャストが総入れ替えしているため、校長先生の声も変わってしまう可能性はあります。

『超魔神英雄伝ワタル』の剣部シバラクは、ミヤモト村出身の武士です。主人公のワタルが崖から落ちそうになったところを助け、ワタルからは「先生」と呼ばれるようになります。コミカルなシーンやシリアスなシーンを、西村知道さんが上手に演じ分けています。

『重戦機エルガイム』のギワザ・ロワウは、西村知道さんにしては珍しく冷酷な性格をしたキャラです。お年寄りの役を演じることの多い西村知道さんですが、ギワザ・ロワウ役のときは若々しい力強い声で演じています。

西村知道さんは『機動戦士Zガンダム』のジャミトフ・ハイマン大将の声を、テレビアニメ版の後半・劇場版・0083版で担当しました。TV版の前半では、池田勝さんが演じています。大将というだけあって、ジャミトフ・ハイマンは軍人らしいハキハキとした喋り方をします。安西先生ののんびりした口調と比べると、本当に同一人物が演じているのかと驚いてしまうでしょう。

『機動戦士ガンダムZZ』のスタンパ・ハロイは、ハーレムを作るほどの女好きなキャラです。西村知道さんが演じた他のキャラとはまた違い、いかにも視聴者から嫌われそうな悪役です。西村知道さんの全力の演技で、さらに悪役に磨きがかかっていました。

安西先生の台詞は、『スラムダンク』の中でも名言とよばれるものが多いです。そのどれもが胸をうつようなものばかりで、ファンの間でも語り継がれています。ここでは、安西先生の名言と呼ばれる台詞を4つ紹介します。

こちらの台詞は、『スラムダンク』でも1位2位を争うほど有名な名言です。パロディなどで使われることも多く、『スラムダンク』以外の漫画でも目にすることがあります。この名言は、中学時代の三井寿が、試合中の安西先生に言われた台詞です。すでに負けたとあきらめかけていた三井でしたが、安西先生にこう言われて気力を取り戻し、試合をひっくり返したのでした。

山王と戦うことが決まった湘北メンバーに、安西先生は山王vs海南の試合を見せます。圧倒的な力の差に静まり返るメンバーに、全国制覇をするためには断固たる決意が必要だと安西先生は言います。普段あまり厳しいことは言わない安西先生の強い台詞に、湘北メンバーたちは決意を新たにするのでした。

こちらの名言は、安西先生が流川楓に言った台詞です。流川はもっと強くなるため、アメリカ行きを安西先生に相談します。しかし、安西先生はアメリカ行きに反対し、流川にこう言ったのでした。アメリカ行きを反対されてふてくされていた流川でしたが、その後は安西先生の言葉通り、日本一の高校生を目指してさらにバスケにのめり込むようになります。

『スラムダンク』の三井寿は、一時期自暴自棄になってバスケから離れた時期がありました。そのため、どうしても昔の自分と比べてしまう傾向にありましたが、安西先生は三井の成長をしっかりと見ていました。山王戦で活躍する三井に向けてこう呟くと、ゴールした三井にガッツポーズを送ります。無言でガッツポーズを返した三井にも、安西先生の気持ちが十分に伝わっていたことでしょう。

安西先生の声は印象深い声のため、他のアニメで西村知道さんの声を発見したというツイートが多くありました。安西先生と同じ声だと知ったため、そのキャラを好きになったという人も多いようです。

また、安西先生は名言が多いだけあって、ピンチのときなどに安西先生の声を思い出す人もいました。安西先生は湘北メンバーから信頼を寄せられていますが、ファンの間でも頼れる存在となっているようです。

『スラムダンク』の新作映画に関しては、安西先生を同じ声でと願う声が圧倒的多数でした。連載当初よりは高齢になったとはいえ、西村知道さんはまだまだ現役で活躍中です。そのまま続投してくれる可能性も、十分に残っているでしょう。

『スラムダンク』の安西先生の声は、声優の西村知道さんが担当していました。西村知道さんが演じる安西先生の声は、ファンの間でも人気があります。そのため、新作映画でも続投を望む声が非常に多いです。新作映画のキャストはまだ発表されていませんが、続投を期待しながら新しい情報を待ちましょう。