【転生したらスライムだった件】ティアの強さや素顔を紹介!顔を見せない理由も
ティアは「転生したらスライムだった件」に登場するキャラクターです。仮面をかぶっている少女で、様々な場面で暗躍しました。ティアの強さや能力、顔を見せない理由や、アニメ版の「転生したらスライムだった件」で彼女を演じた声優についても見ていきます。
目次
【転生したらスライムだった件】ティアとは?
ティアは「転生したらスライムだった件」に登場するキャラクターの一人です。道化師を連想させる姿をしており、顔には「泣き顔」を模した仮面をつけています。まずはティアのプロフィールや、彼女が登場する「転生したらスライムだった件」の作品詳細、あらすじについて見ていきます。
ティアのプロフィール
ティアは同じく素顔を隠して活動する「中庸道化連」の一員で、妖死族(デスマン)と呼ばれる種族であること以外、一切のプロフィールが謎に包まれています。「涙目の道化(ティアドロップ)」と呼ばれる魔人で、喋り方や立ち振る舞いはどこか幼い少女を連想させます。ですが、いまだに「転生したらスライムだった件」の作中でもそのはっきりとした素顔は明らかになっていません。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
「転生したらスライムだった件」は2013年から2014年の間、「小説家になろう」にて連載された伏瀬さんによって連載されたライトノベル小説です。ファンからは「転スラ」の愛称で親しまれており、2014年には書籍化され、以降もコミック化、アニメ化と様々なメディアに展開しています。2020年の時点で書籍の発行部数は1000万部を突破しており、いまもなお高い人気を誇る作品となっています。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
主人公・三上悟は社会人として普通に暮らしていましたが、通り魔に襲われてしまい、37歳にしてこの世を去ってしまいます。しかし、彼は最弱のモンスターである「スライム」として転生を果たします。自身の待遇を不満に思いつつも気楽に暮らす三上でしたが、強大なモンスター・暴風竜ヴェルドラと出会うことで、その運命が大きく動き出していきます。
【転生したらスライムだった件】ティアの強さやスキル
「転生したらスライムだった件」に登場するティアは幼い少女を連想させる可愛らしい存在ですが、一方で高い戦闘能力を有しているキャラクターでもあります。ここからはティアの強さや、彼女が身に着けているスキルについて説明していきます。
ティアのユニークスキル「楽天家」
ティアはユニークスキルである「楽天家(ムチナルモノ)」を持っています。これは考えることをやめ、ただ命令に従うことを最上とすることにより、命令を受けることでステータスを向上させるという、限定条件を持つスキルです。一見するとデメリットが多いスキルにも見えますが、能力を発動した際のティアの強さは他を寄せ付けず、同時に複数のキャラクターを相手取ることもありました。
ティアの存在値
「転生したらスライムだった件」の作中では、登場キャラクターの強さを数値化した「存在値」と呼ばれるステータスが出てきますが、ティアの存在値は240万と作中でも上位に当たる強力なキャラクターです。しかし、強靭な肉体を持つ一方で戦闘経験がないことから技量が低く、「転スラ」に登場する他の強キャラ達に後れを取ることもあります。
ティアはユウキから力を与えられた?
「転生したらスライムだった件」の作中で、中庸道化連を陰で操る黒幕が、作中でも強キャラとされているユウキだったことが明らかになりました。ティアをはじめとする中庸道化連のメンバー達は、天魔対戦の際にユウキによって力を与えられたことで、魔王に匹敵する強さを手に入れています。
【転生したらスライムだった件】ティアの正体や素顔
「転生したらスライムだった件」の作中では徹底して仮面を外さないティアですが、彼女がこのような姿をしているのは、その過去に大きな理由があります。ここからはティアの正体や、その素顔について考察していきます。
ティアの正体
ティアは元々、超魔導大国と呼ばれたソーマにて、カガリに仕えていた侍女の一人でした。カガリの父はある日突如変貌し、彼女を「妖死族(デスマン)」として蘇生させるなど、凶行に走るようになります。やがて国は滅びてしまいますが、カガリは呪術「妖死冥産(バースデイ)」を発動させ、ティアやフットマンといった中庸道化連の面々を生み出したのです。
ティアの仮面の下の素顔はかわいい?
元々、カガリは父・ジャヒルによって「妖死族(デスマン)」にされた際、醜い顔となってしまったことから仮面をつけていました。一方でティアをはじめとする中庸道化連のメンバーは、普通の顔をしていながら仮面をつけています。作中でティアが仮面を外した明確な描写はありませんが、その仮面の下は普通の少女の顔をしていると考えられます。
ティアが顔を表に出さない理由はなぜ?
「転生したらスライムだった件」の作中でティアや中庸道化連の面々が仮面を外さないのは、彼らが使えているカガリへの思いが関係しています。ジャヒルは己の醜い顔を隠すために仮面をつけていましたが、ティア達もカガリに対する「仲間意識」から、動揺に仮面をかぶるようになったと考えることができます。
【転生したらスライムだった件】ティアの登場シーン
「転生したらスライムだった件」の全編を通し、裏で暗躍する中庸道化連ですが、そのメンバーの一人として度々、ティアも登場し活躍します。ここからはティアが「転スラ」で活躍した場面について、順番に見ていきます。
登場シーン①魔王来襲編
「転生したらスライムだった件」の魔王来襲編にて、ティアは初めて登場しました。彼女はクレイマンの依頼からフレイのテリトリーを調べ上げ、彼にカリュブディスの復活が示唆されていることを告げました。さらに彼女はクレイマンの命を受け、三獣士の戦士・ファビオに接触。彼をカリュブディスの「依代」にさせるため、暗躍を続けました。
登場シーン②魔王誕生編
「転生したらスライムだった件」の魔王誕生編にてティアは、フットマンと共にクレイマン軍とテンペスト部隊の激突を観察していました。しかし、ファビオとゲルドに居場所を感づかれたことで、戦いにもつれ込みます。この戦いでティアは傷つきはしたものの、その強さをいかんなく発揮し、二人を苦しめました。
登場シーン③聖魔対立編
カザリーム達の元へ戻るティアでしたが、ここで「魔王達の宴」のさなか、クレイマンが死亡したということを知ります。彼の死に涙するティアでしたが、一方で「自分達が幸せに暮らすためには、世界征服が必要である」と再認識し、団結をより強固なものとしました。
登場シーン④領土掌握編
秘密結社「三巨頭(ケルベロス)」の頭領の一人・ダムラダが拠点を移すことを受け、彼が保有していた「特定機密商品」をティアはフットマン、ラプラスと共に受け継ぎます。これは「不完全召喚」をされた子供達のことを指しており、西側諸国に現れた異世界の大人は東の帝国に受け渡し、子供達はレオンへ渡すという取引をユウキは行っていました。
登場シーン⑤勇者覚醒編
カザリームにとって宿敵とも呼べる魔王・レオンと、ティア達は対峙します。ティアはレオンとの商談役を装いつつ、リムルらをレオンと敵対させることを画策します。しかし、グランベルとクロノアによる戦いが始まってしまったことにより方針を変え、ユウキ達が逃亡する時間を稼ぐだけでなく、魔力弾を放ってレオンに注意を向けさせることに成功します。
登場シーン⑥竜魔激突編
東の帝国を拠点に、ティアはユウキらとクーデターの計画を進めていきます。しかし、結構直前の会議にて、協力関係だったダムラダが精神支配を受けてしまい敵となってしまいます。ユウキが時間稼ぎをする間に逃亡するティア達でしたが、行く手を阻むように近藤が現れます。カザリームが精神支配を受けたことで、ティアも行動不能となってしまいます。
登場シーン⑦深淵解放編
ティアは意思は残っていましたが体を自由に動かすことができず、ドワルゴン東部の侵略戦へと連れていかれます。ティアは嫌々ながらもユウキとリムルの同盟と戦うことになってしまい、対峙したアンリエッタ、ゴブアに「自分達を止めてほしい」と懇願。フットマンと共に操られながら、望まない戦いを強いられてしまいます。わざと二人に負けようと画策するティアでしたが、その強さゆえにアンリエッタ達を追い詰めてしまいます。
登場シーン⑧野望終焉編
ティアはユウキ、カザリームと共に連れていかれた天星宮にて、熾天使との戦闘をへて「妖天」へと進化します。彼女はこの力を使い、魔王・レオンと対峙。側近らも交えた大混戦の中、フットマンがジャヒルに自我を乗っ取られてしまいます。ジャヒルの圧倒的な力を前に、生命の危機に瀕するティアでしたが、ここで生前の記憶を取り戻し、自身がカガリの侍女であった過去を打ち明けました。
登場シーン⑨王都騒乱編
ジャヒルの大魔法を前に、必死に抵抗するティア達でしたが、健闘虚しく結界が砕かれてしまいます。これによってユウキとラプラスが消滅し、残されたティアとカガリも絶体絶命の状況に追い詰められます。しかし、すんでのところでリムルによって救い出され、一命をとりとめることができました。しかし、その身に受けた傷は非常に大きく、回復薬でも治しきることはできなくなってしまいました。
【転生したらスライムだった件】ティアの声優
「転生したらスライムだった件」は非常に人気の高い作品であることから、アニメ化もされています。数々のキャラクターに新たな命が吹き込まれる中、ティアも登場し、アニメ版の「転スラ」で活躍しています。ここからはティアを演じた声優について詳しく見ていきます。
ティアの声優は「本渡楓」
アニメ版「転スラ」にてティアを演じたのは、声優の本渡楓さんです。2015年に「電波教師」で声優デビューし、同年10月にテレビアニメ「ヒミツのここたま」の主人公四葉こころ役に抜擢されました。その後も第13回声優アワード新人女優賞を受賞するなど、実力派声優として活躍しています。
本渡楓のプロフィール
- 生年月日:1996年3月6日
- 出身地:愛知県名古屋市
- 所属:アイムエンタープライズ
- 愛称:えーでさん
本渡楓さんは元々は女優を志し、高校で演劇部に入ったものの、童顔かつ身長が低かったことから子役ばかりを担当していました。同時期に同学年の生徒の誘いを受け、高校2年生の時に日本ナレーション演技研究所名古屋校に入校します。大学に進学しつつも、養成所にて声優としての訓練も同時に受け持ち、最終的に現在所属しているアイムエンタープライズに配属されました。
本渡楓の主な出演作品
本渡楓さんは様々なアニメにて活躍しており、「転生したらスライムだった件」のティア以外にも数多くのキャラクターを演じています。「キラキラ☆プリキュアアラモード」の剣城みく役や、「ゾンビランドサガ」の源さくら役。「魔女の旅々」のイレイナ役を演じた際は、作中に登場する性格が違う22人のイレイナを演じ切ってみせました。
【転生したらスライムだった件】ティアに対する世間での評判や人気
「転生したらスライムだった件」で活躍するティアを見た読者、視聴者は、彼女の可愛さに心を奪われているようです。高い戦闘力を有していながら、どこかあどけなさの残る子供らしい立ち振る舞いの彼女に魅力を感じるファンは少なくはありません。
「転生したらスライムだった件」にてティアをはじめ、中庸道化連の面々は激闘の中で傷ついていきますが、その中で見える彼らの組織としての「絆」の強さに心を打たれるファンも多いようです。中庸道化連のメンバーは「世界征服」という目的のためとはいえ、全員で一致団結し動いていました。そのチームとしての繋がりは、ファンの心を捉えています。
また、アニメ版の「転生したらスライムだった件」にてティアを演じた本渡楓さんの可愛い演技に魅了される人も多いようです。「転スラ」の作中で時に子供っぽく、そして時に真剣に立ち振る舞うティアというキャラクターを、本渡楓さんは見事に演じ切っています。
【転生したらスライムだった件】ティアは素顔を隠した強いキャラだった
「転生したらスライムだった件」に登場するティアは、仮面で素顔を隠した謎多きキャラクターですが、幼さを見せながらも他を寄せ付けない高い実力を秘めた、強力なキャラクターでした。道化師のように見えるその実、彼女には仮面をつけるようになるまでの重大な過去があり、「転スラ」の全編を通して様々な場面で活躍しました。
この記事のライター
創也慎介
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