【フェアリーテイル】ゼレフは悲しい過去を持つラスボス?正体や最期も解説
本記事では『フェアリーテイル』に登場するゼレフが悲しい過去を持ったラスボスであることについて調査します。また『フェアリーテイル』におけるゼレフの真の正体や最期の状況・死亡シーンだけでなく、ゼレフの声を演じた声優についても詳しく解説します。
目次
【フェアリーテイル】ゼレフとは?
ゼレフとはマンガ作品『フェアリーテイル』に登場するキャラです。ゼレフは作中史上最も凶悪な黒魔導士として恐れられており、数々の禁忌に触れる魔法を作り出してきました。またゼレフの身体には「アンクセラムの黒魔術」が掛けられており、周囲の生命エネルギーを吸い取る力を利用して不老不死になったのです。
ゼレフのプロフィール
- 名前:ゼレフ
- 性別:男性
- 年齢:不明
- 身長:不明
- 誕生日:11月20日
- 血液型:B型
- 趣味:TV鑑賞
ゼレフの強さや能力
『フェアリーテイル』におけるゼレフの強さ・能力ですが、先述した通り最凶の黒魔導士と呼ばれるに相応しい強さを有しています。使用魔法攻撃の具体例を挙げると、笛の音を聞いたものを死に至らしめる「呪歌ララバイ」、過去・未来へ行ける「エクリプス」などがあります。また悪魔とも使役関係を結んでおり、不死の悪魔である「デリオラ」、冥府の門を設立した「マルド・ギール」などが控えています。それ故にゼレフは魔術師として高い戦闘能力があると推察できます。
フェアリーテイルの概要
『フェアリーテイル』とは2006年~2017年にかけて『週刊少年マガジン』で連載されていた大人気バトルマンガ作品です。原作者は真島ヒロ先生であり、魔法・ドラゴン・悪魔といった定番のファンタジー要素と魅力的なキャラ達が織りなす冒険譚が面白いと幅広い読者層を虜にしました。2020年時点で単行本累計発行部数は7200万部を突破し、かつ『フェアリーテイル』連載終了後に続編ストーリーが制作されるなど、今なお高い人気を有しています。
フェアリーテイルのあらすじ
魔法・ドラゴン・悪魔の概念が当たり前に存在する架空の世界にて一人前の魔導士を目指すルーシィは旅の途中で滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の力を持つ主人公・ナツと人語を喋る青猫のハッピーと出会います。その後王国最強と謳われているギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入し、様々な依頼をこなしながら実力を付けていきます。戦いの中でナツ達は困難を乗り越えながら互いに関係性を深めていきます。
【フェアリーテイル】ゼレフの悲しい過去や正体
『フェアリーテイル』に登場するゼレフは、悲しい過去を背負って生きていました。そこで以下の項目ではゼレフが持つ悲しい過去や正体に関する情報だけでなく、妖精の尻尾の初代マスター・メイビスとの関係性や主人公・ナツの実の兄である事実についても詳しく解説します。
ゼレフの正体はナツの実の兄
『フェアリーテイル』における最凶の黒魔導士であるゼレフの正体は、主人公・ナツの実の兄だったのです。かつてはミルディアン魔術学院に所属し、学院創立以来の天才として謳われていました。ゼレフの家族はナツを含めた4人家族であり、仲睦まじく何不自由なく日常生活を送っていたのです。
ゼレフの悲しい過去
平穏な家族生活を送っていたゼレフですがゼレフの家族がドラゴンの攻撃を受け、自身の両親とナツを失ったのです。現実を受け止めきれなかったゼレフは、兄弟関係のあったナツを蘇らせるために生と死に関する研究を開始しました。研究過程でRシステムやエクリプスといった魔術の禁忌に触れるものを生み出してしまったゼレフは、学院を退学させられたのです。この時学院が信仰するアンクセラム神の怒りに触れてアンクセラムの黒魔術の呪いに掛かり、不老不死となったのです。
ゼレフとメイビスの関係
メイビスの正体は、ナツとルーシィが所属する妖精の尻尾の初代マスターを務めていた人物であり、現在は天狼島の頂上の墓で眠っています。ゼレフとの関係性ですが、共にアンクセラムの黒魔術の呪いを受けた理解者同士として接していました。メイビスはアンクセラムの黒魔術の効果により身体の成長が止まっていました。しかしゼレフと出会ったことで禁術レベルの黒魔術に対する知識を得ることができ、最期にはゼレフと口づけをすることで生命エネルギーを吸われて一生を終えたのです。
ゼレフの性格
最凶の黒魔導士として恐れられているゼレフですが、悪役の立場でありながら真面目で家族想いな性格を有しています。人間味溢れる性格を持っていることからファンの間で同情を誘い、人気キャラとして認知されるようになったのです。
ゼレフがナツを蘇生させた理由
弟想いだったゼレフは、ナツの死を受け入れられなかったために蘇生させようと試みたのです。最終的にナツを蘇生させることに成功しますが、禁忌に近づきすぎたために不老不死の身体へとなってしまったのです。そこでゼレフはナツに自分を殺して欲しいと願いを込め、悪人として君臨しました。
【フェアリーテイル】ゼレフの戦いや最期
『フェアリーテイル』に登場するゼレフは、弟のナツとの戦闘の末に壮絶な最期を迎えたのです。そこで以下の項目ではグレイとナツそれぞれの戦闘シーンだけでなく、ゼレフの最期や死亡シーンはどういったものなのかについて詳しく解説します。
ゼレフとグレイの戦闘
妖精の尻尾に所属するグレイにとってゼレフは、両親・師匠を殺した仇として長年行方を追っていました。しかしグレイではなくナツに殺されることを望んでいたゼレフは、弟のナツをわざと怒らせるためにグレイを殺そうと計画します。絶対氷結によってピンチに陥ったゼレフですが、ナツの咄嗟の判断によって命拾いしたのです。
ゼレフとナツの戦闘
不老不死となったゼレフは、覚醒したナツに殺されることを望んでいました。それ故にナツとの戦いにおいて死を予感したゼレフは、戦闘を楽しんでいたのです。ゼレフが劣勢になった状況を見て仲間のラーケイドが助けに入りましたが、真剣勝負を邪魔されて怒ったゼレフはラーケイドを粛清したのです。
ゼレフの最期や死亡シーン
ナツとの激闘の末に敗れたゼレフは、死に際に現われたかつての恋人であるメイビスが登場し、口づけを行うことでゼレフは不老不死から解放されました。その後ゼレフは神々しい姿へと変身し、激動の人生に幕を下ろしたのです。長年の夢だった弟のナツに殺されるという目的を果たし、悔いなくあの世に行けたのではないかと推察する『フェアリーテイル』ファンが多いです。
【フェアリーテイル】ゼレフの声優
テレビアニメ『フェアリーテイル』には数々の人気声優が出演しています。そこで以下の項目ではアニメ版『フェアリーテイル』にてゼレフ役を担当した声優に関するプロフィール情報だけでなく、代表出演作品タイトルについても詳しく解説します。
ゼレフの声優は「石田彰」
アニメ版『フェアリーテイル』にてゼレフ役を担当した声優は、石田彰さんです。石田彰さんは1988年から声優として活動しています。多種多様な声質を使い分けられる声優として『美少女戦士セーラームーン』では女性らしい魅力を持つ男性キャラのフィッシュ・アイを演じました。その結果知名度が爆発的に増加しました。代表出演作品として『新世紀エヴァンゲリオン』、『NARUTO -ナルト-』などが挙げられます。
石田彰のプロフィール
- 名前:石田彰(いしだ・あきら)
- 性別:男性
- 生年月日:1967年11月2日
- 年齢:55歳(2023年5月時点)
- 出身地:愛知県日進市
- 身長:163㎝
- 血液型:O型
- 活動期間:1988年~
- デビュー作品:『世界名作童話』
- 所属事務所:ピアレスガーベラ
石田彰の主な出演作品
- 1995年:『美少女戦士セーラームーンSuperS』のフィッシュ・アイ役を担当。
- 1996年:『スレイヤーズ』シリーズのゼロス役を担当。
- 1996年:『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役を担当。
- 2006年:『銀魂』の桂小太郎役を担当。
- 2003年:『NARUTO -ナルト-』の我愛羅役を担当。
- 2008年:『夏目友人帳』の名取周一役を担当。
- 2016年:『坂本ですが?』の久保田吉伸役を担当。
- 2021年:『鬼滅の刃』の上弦の参・猗窩座役を担当。
【フェアリーテイル】ゼレフに対する世間での評判や人気
『フェアリーテイル』に登場するゼレフは、作中最凶の黒魔導士として君臨しました。そこで以下の項目ではゼレフに対する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在するのかについてインターネット上の『フェアリーテイル』ファンの言葉を参考にしながら詳しく紹介します。
ゼレフに対する世間での評判は「ラスボス並の風格を持っている」ことです。本作のラスボスの正体はアクロノギアですが、禁忌レベルの黒魔術を使用できたり悪魔を使役していたりと強キャラとして十分な素質を有していたのです。それ故にゼレフこそ真のラスボスだと考える『フェアリーテイル』ファンが多いです。
ゼレフに人気が集まる理由は「優しい心を持っている」からです。ナツを蘇生させるために悪の限りを尽くしてきたゼレフですが、時折見せる人間らしい一面が多くの読者達に衝撃を与えました。それ故にゼレフの心優しき要素に魅力を感じる『フェアリーテイル』ファンが多いです。
【フェアリーテイル】ゼレフは悲しい過去を持つラスボスだった
本記事では『フェアリーテイル』に登場するゼレフに関する情報について紹介してきました。ゼレフは主人公・ナツの実の兄ですが、過去に家族もろともドラゴンに殺されるという悲しい過去を持っていました。多くの犠牲を払った末にナツの蘇生に成功したゼレフは、最期にナツに殺されることを望み、最凶の黒魔導士として活動を開始しました。
また本作のラスボスはアクロノギアですが、主人公・ナツと兄弟関係にあることや妖精の尻尾の初代マスターであるメイビスと良好な関係にあることからゼレフの方が真のラスボスだと考えるファンが多いです。『フェアリーテイル』でのゼレフの活躍を再確認するために、再度『フェアリーテイル』単行本を開いてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ゴルベーザ
魔法も奇跡もあるんだよ!
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